マイ走馬灯って、みうらじゅんの影響ですけれど・・
昨日の誕生日にふっと聴いた、ザンデルリンク/シュターツカペレ・ドレスデンによるブラームス/交響曲第2番から、走馬灯状態です。
写真下から
ブラームス/交響曲第2番
クルト・ザンデルリンク指揮シュターツカペレ・ドレスデン
インターネットが普及する前、パソコン通信時代、Nifty-Serve の FCLA で、ゆらむぼさんから教えてもらった名演奏だったと思います。
何も足さない・引かない、そのような質実な演奏ながら、内面から滲み出る曲への共感が感じられる演奏です。 とくに終楽章の盛り上がりは十二分ながら、決して感情からはみ出すことのない見事に統制された演奏が素晴らしい。
日本コロムビアから、廉価な国内盤セットが出ていて、それを買って聴いていましたが、輸入盤が出たので買い直しましたけどね・・・音的に良いのかどうか・・・自己満足でしょうね、きっと(そんなことのわかる装置で聴いてもいないし)。 なお持っていた国内盤は、パソ通で知り合ったホッホさんに進呈(布教)したように思いますが・・・ 記憶が飛ぶ・・・
ブラームス/交響曲第2番
サー・ジョン・バルビローリ指揮ウィーンフィルハーモニー管弦楽団
サー・ジョンのブラームスは、実は第3番が最初でした。
東芝EMIの黒い円盤レコードの時代、緑色ジャケットのセラフィム廉価盤では交響曲4曲が4枚に分かれて販売されていましたが、貧乏な高校・大学生時代は、1曲1枚主義。 第2番は、カイルベルト指揮のを持っていたので、買わず。 社会人になってから、たぶん堂島ワルツ堂などの中古レコード売場で黒い円盤レコードを買い、CDのこのDiskey盤も捕獲したのではないかな。
とにかく Nifty-Serve の FCLA時代は、自分が若かったこともあって、大いに刺激を受けました。 当時、雑誌「レコード芸術」などで推薦盤になっていなくても、自分が、良い、面白い、そう思うものがイチバンであることを教えられた、豊かな時間でした。
このバルビローリによる第2番も、当時は誰も推していなかったけれど・・・ね。
ドヴォルザーク/交響曲第8番
サー・ジョン・バルビローリ指揮ハルレ管弦楽団
このCDも先と同じく捕獲したものですけれど、黒い円盤はたぶん大学に入る前、日本橋ワルツ堂で手に入れていたように思います。 浪人時代、堂島や日本橋までよく歩いていたのでした。 当時、実家で使っていた家具調ステレオ SANYO OTTO(父親が中古で買ってくれたもの)でも聴いていた記憶があります。 ステレオ初期録音で、音質は良くなくとも左右の分離が良く、しかもノリノリな演奏で、部屋の模様替えでステレオを移動したあとには、きまってかけてました。
これも当時の音楽雑誌では無視されたような演奏でしたが、音楽は今もドシロウトながら、当時から、粋を感じる面白い演奏だなぁ・・・と好んでいました。
ちなみにこの演奏の録音は1957年6月らしく、当方が生をうけて1ヶ月後の録音。
こんなことにも因縁を感じるジジィになってしまいました。
posted by fronte360 at 20:44|
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