2020年06月12日

クーベリック、モーツァルト/交響曲第40番・第41番

新型コロナウィルス感染拡大防止のために外出を控えて、お家で良い音楽を♪

今日は新型コロナ対策で急きょ付与された特別休日を取得して臨時休業です。

CD棚をひっくり返して、PILZや正体不明録音盤をアレコレとみていると泥沼に入ってしまうので、お口直しにメジャー・レーベルを。 CBSの輸入盤(CBS MASTERWORKS)です。

先日、クリップスのモーツァルトを聴いたので、今回はラファエル・クーベリックが手兵バイエルン放送交響楽団を振って録音したモーツァルトの後期6大交響曲集。 1990年頃に堂島ワルツ堂で捕獲したものでしょうね。 バラで3枚持ってますが、その中より第40番、第41番。 オーソドックスながらも細部まで磨き抜かれたこの演奏はこの曲の(自分にとっては)リファレンス。 充実した演奏です。

このCDを買う前、まだ結婚前だったので1987年頃かしら、たまたまCBSソニーのLPレコードで第40・41番を買いました。 あまり期待もせずに買ったのですけれど、針を落として吃驚。 耳に馴染んだというか、手垢にまみれた通俗名曲、特に第40番、目からウロコがポロポロと落ちるようでした。 しっかりとした構成感を持ちながらもなんと美しい自然体の演奏だろう、そんな新鮮な感動を味わったことを覚えています。 おって他の2枚のLPレコードも捕獲して後期6大交響曲集を揃えたのでした。 そして遅ればせながら、結婚してCDが聴けるようになり捕獲したのがこれでした。 

ちなみに結婚祝いで貰ったパイオニアのレーザディスク装置が長くCDプレーヤ兼用でした。 それまでポータブルCD装置(いわゆる DISCMAN)はいくつも買いましたが、据え置きのCDプレーヤって 2014年にヤフオクでジャンク品として 1,200円で落札(送料含め 2,500円)、自分で修理して使っている現行の SONY CDP-203 まで持ってませんでした。 オーバーサンプリングされる前の古い機種(1986年製)ですが、けっこうお気に入りです。

さて、クーベリック/バイエルン放送響による演奏の特徴はご存知のとおり、左右に振り分けられたヴァイオリンにコントラバスが左奥となる対向配置による演奏。 これによって各声部がくっきり浮かびあがってくるようですね。 そしてクリーベリックとバイエルンによる屈託のない瑞々しい響きでモーツァルトの旋律が歌い継がれてゆきます。 息のあった両者だからこそ、何度聴いても新鮮な感動に目覚めるのではないでしょうか。 とくに各声部が競い合いながら曲が展開・進行してゆく「ジュピター」の終楽章、決して煽らず声高に叫ぶことはありませんが、自然な高揚感を感じます。

世評では同じバイエルン放送響とのコンビによる1985年のライブ録音盤を推す意見が多くありますが、ライブで燃えるクーベリックも素晴らしいのですが、リファレンスとしては落ち着きながらもしっかりとツボを押さえているスタジオ録音も良いのではないでしょうか。 なおライブ録音の方は NAXOS MUSIC LIBRALY で聴くことができますが、スタジオ録音のはラインナップされていません。

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P6092992 posted by (C)fronte360

モーツァルト/交響曲第40番ト短調K.550
モーツァルト/交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」
   ラファエル・クーベリック指揮 バイエルン放送交響楽団
     録音:1980年、ミュンヘン、ヘルクレスザール

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2020年06月11日

大阪散歩20200523_大阪城公園の戦跡巡り・大阪府庁舎

新型コロナの緊急事態宣言、大阪などが解除された週末、
いつもの大阪の実家に向かう前に大阪城公園に寄り道しました。

大阪日日新聞の「戦跡を巡る 戦渦を超えて75年」で、大阪城公園の戦跡を実際に見ておきたくなったのでした。
今は綺麗な公園として整備されている大阪城ですけれど、まだ戦争の傷跡がいくつか残っていること、平和が維持されている今こそ見ておきたいと思ったのでした。

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天守台石垣の爆撃被害跡を見てから天守閣の西側に回り込んで城外を見ると、そこには大阪府庁舎が見えます。

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かつてあった日生球場より大阪城公園に入り、大阪城の堀端を歩き、大阪府庁舎の脇を歩いて中学校に通っていました。

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1926年竣工の大阪府庁舎本館は、都道府県庁舎のなかで最も古い建築物です。
この区域は中学校の校区、古くからこの地区に住む友人によると、戦時中には屋上に高射砲を据えられていたそうです。
しかし高射砲を撃つと、建物が古いので床が抜けるとかで、実際には撃たなかった、という話を聞いたことがあります(真偽不明ですが、さもありなんな話です)。

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天守閣前の本丸広場の向こうに見えるのが、陸軍第四師団司令部庁舎ですね。

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子ども頃は、大阪市立博物館で、何度か入った記憶があります。
今は「ミライザ大阪城」として飲食が土産物店が入っているようですね。
後ほど行ってみることにしましょう。


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2020年06月10日

大阪散歩20200523_大阪城公園の戦跡巡り・天守台石垣の爆撃被害跡

新型コロナの緊急事態宣言、大阪などが解除された週末、
いつもの大阪の実家に向かう前に大阪城公園に寄り道しました。

大阪日日新聞の「戦跡を巡る 戦渦を超えて75年」で、大阪城公園の戦跡を実際に見ておきたくなったのでした。
今は綺麗な公園として整備されている大阪城ですけれど、まだ戦争の傷跡がいくつか残っていること、平和が維持されている今こそ見ておきたいと思ったのでした。

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大阪城の天守閣目指して登ります。

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昭和6年(1931)、当時の市長関一(せきはじめ)の提案と市民の募金により再建された天守閣。 鉄骨鉄筋コンクリートで復興された物ですが、国の登録有形文化財です。

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枡形よりOBP、くりかえしますがホントいい天気。
しかしここより大阪城天守閣、その北側の天守台の石垣に注目。

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なんとなく歪んでいるのが判るでしょうか。

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「天守台石垣の爆撃被害跡」の説明板があります。

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昭和20年(1945)、陸軍の関連施設が集中していた大阪城は、終戦前日の8月14日を最大とする爆撃を数次にわたって受けた。 これにより大阪城天守閣付近の石垣も大きな被害をこうむっている。 天守台北壁から東壁にかけてみられる石垣の「ずれ」はこの時のもので、天守閣の北数メートルの地点に落ちた爆弾によるものである。 昭和6年復興の天守閣は天守台に荷重をかけない構造だったため影響はなかったが、昭和39年にはひずみの進行を止めるための工事が行われた。
(現地説明板より)

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2020年06月09日

ナヌート、ベートーヴェン/交響曲第5番「運命」

新型コロナウィルス感染拡大防止のために外出を控えて、お家で良い音楽を♪

今日は新型コロナ対策で急きょ付与された特別休日を取得して臨時休業です。

懐かしいPILZのCDや出所不明のバッタもんCDをあれこれ見ていると、また泥沼に入りそうです。 早々に方向転換しようと思っていましたが、トムシックさんやナヌートさんを今さらながら調べていたら、ナヌートさんが2009年の初来日して紀尾井シンフォニエッタ東京を振った「運命」が NAXOS MUSIC LIBRALY で聴けることが分かりました。

聴いてみたのですが、これがリュブリャナのオケを振ったのと同じように、風格を備えながらも颯爽とした演奏で、同じ指揮者なので同じ解釈は当たり前でしょうが、芸風変わってないなぁ〜と、妙に安心したのでした。

ちなみに各楽章の収録時間は以下のようになっています。 リュブリャナの第4楽章が早いのは、主題の繰り返しを省略しているからです。
  紀尾井シンフォニエッタ東京 07:36, 10:45, 05:45, 11:23
  リュブリャナ放送交響楽団  07:19, 10:59, 05:24, 08:49
ちなみに快速テンポで名盤との誉れ高いカルロス・クライバー/VPOは以下
  カルロス・クライバー/VPO  07:22, 10:00, 05:09, 10:51
重厚な純ドイツ音楽演奏者としての代表コンヴィチュニー/LGOは以下
  コンヴィチュニー/LGO    08:01, 10:27, 06:08, 11:44

さすがにクライバーを聴いた後では、終楽章などオケの巧さが全然違うのでドライブ感に色気まで感じませんが、なかなかの熱演であります。 オケの弱さが熱演に聴こえさせるアマオケ感覚かもしれませんけれど。 でも第2楽章では、逆に遅めのテンポでじっくりと歌い込むあたりドイツの風格も備えています。 リュブリャナとの演奏も NAXOS MUSIC LIBRALY で聴くことができます。 こんな風にPILZや正体不明のCDを手に取るとアレコレと聴いてみたり泥沼にはまるのでした。

ちなみに NAXOS MUSIC LIBRALY ですが、個人会員だと月額 2,035円(税込)、半年 11,825円(同)、年間 22,550円(同) が必要となりますが、大阪市立図書館の貸出カード保有者はタダで聴くことができます。 しかも大阪市立図書館の貸出カードは、全国どこに在住していても(大阪市内に勤務していなくても)カードを作ることができるので、お得にクラシック音楽を聴くことができるようになるのですね。

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P6072989 posted by (C)fronte360

ベートーヴェン/交響曲第5番ハ短調 「運命」 Op.67
   アントン・ナヌート指揮 リュブリャナ・ラジオ・シンフォニー・オーケストラ


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2020年06月08日

大阪散歩20200523_大阪城公園の戦跡巡り・大阪国防館跡

新型コロナの緊急事態宣言、大阪などが解除された週末、
いつもの大阪の実家に向かう前に大阪城公園に寄り道しました。

大阪日日新聞の「戦跡を巡る 戦渦を超えて75年」で、大阪城公園の戦跡を実際に見ておきたくなったのでした。
今は綺麗な公園として整備されている大阪城ですけれど、まだ戦争の傷跡がいくつか残っていること、平和が維持されている今こそ見ておきたいと思ったのでした。

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P5232870 posted by (C)fronte360

機銃掃射痕のある山里丸の石垣の脇はスロープになって天守閣に続きますが、この手前には「刻印石広場」です。

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P5232865 posted by (C)fronte360

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徳川時代の大阪城の石垣に使われた石に彫り込まれた刻印を確認することができます。

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この広場、以前だと大道芸人さんもいたりしたんですけどね。
そんな広場ですけれど、ここも戦跡のひとつでした。

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P5232863 posted by (C)fronte360

「真心」と書かれた石碑、その脇の説明板を読むと・・・

大阪国防館跡
この付近に、第二次世界大戦のさなかに陸軍が設置した「大阪国防館」があった。 戦地の兵士をしのび国防意識を高めることを目的として昭和15年(1940)3月に開館し、木造2階建ての内部には、戦地や防空施設のジオラマ、兵器や戦闘機・戦車などの体験型展示、戦没者の遺影や遺品などが9室にわけて陳列されていた。 戦局悪化にともない同17年ごろに閉鎖され、同18年からは中部軍司令部女子防空通信隊の宿舎として使われた。 昭和20年の空襲によって全焼し、姿を消した。
(現地説明板より)

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P5232864 posted by (C)fronte360

ちなみに、ここに来るまでに見た「こま犬」は、天津市庁舎前のこま犬を略奪したもので、戦意高揚のために大阪国防館跡玄関口である山里丸出桝形石積の上に置かれていたそうです。


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2020年06月07日

トムシック&ナヌート、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番

新型コロナの緊急事態宣言、全国で解除されましたが、お家で良い音楽を♪

CD棚をひっくり返していたら、懐かしいPILZのCDもわんさかと出てきました。 「PILZ俗悪2枚組」の「掃きだめに鶴」クリスティアーネ・ジャコッテさんをピックアップしたので、ナヌートさんを外すわけにはいかないと、色々と聴き進めました。

ベートーヴェンの交響曲や、ショスタコーヴィッチの交響曲第7番、ブラームスのピアノ協奏曲などなど、素晴らしい演奏ですけれど、既にブログなどで採り上げているので、ネタとしてはお手軽でいいけどなぁ、どうしたものか・・・と。 そう思いつつも聴き進めているうちに琴線に触れたのが、これ。 ナヌートさんとトムシックさんが組んだ、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第1番。 風格を持ったしっかりとした伴奏を背景に、軽快かつ深みも備えて演じっきったトムシックさんのピアノが爽快です。

トムシック&ナヌートのベートーヴェンでは、第3番と第5番の協奏曲も持っていて、こちらも聴きなおしました。 いずれも奇をてらったところのない、作品そのものに語らせるような演奏で、いずれもしっかりとしたものですが、この第1番で聴かせる衒いのない喜遊感、覇気も感じさせて、若いベートーヴェン(24才ころの作曲)によく似合っているのではないかな、と思ったしだいです。

第1楽章、長い序奏を堂々たる風格を備えて進めるナヌートさん。 明朗な打鍵でモーツァルトのように割って入ってくるトムシックさんですが、しっかりとした構成感も備えた対比がいいですね。 素晴らしいのは終楽章、明快な強いタッチで弾むように入ってきて速いテンポで進めます。 高音(右手)と低音(左手)の対比、受け渡し、掛け合いなど、リズムに載せて目まぐるしく、ぐいぐいと惹き込まれてゆきます。 オケもまたそれに併せて明朗な木管をちりばめてドライブ感を持ってサポート。 途中、トムシックさんの左手でガッツポーヅをとるかのようにフレーズの最後に力を込める場面も。 高揚感を伴って駆け抜けて爽快です。 この演奏は NAXOS MUSIC LIBRALY で聴くことができます。

比較試聴として内田光子さん(伴奏クルト・ザンデルリング)も聴きましたが、まずトムシックさんの録音の方がピアノがオンマイクで収録されているので打鍵が明快です。 収録時間も内田光子(18:11,10:45,9:26)に比して、トムシック(17:42,11:57,8:51)と、2楽章を遅めにして終楽章を快速で飛ばしているのが解りますね。 演奏もまた内田さんのはじっくりと弾き込む感じ、終楽章の高音と低音の受け渡しも強調することなく歌い繋ぐ感じです。 オケもまた巧くて良い演奏だと思いますが、個人的にはトムシックさんのドライブ感のある演奏により惹かれるものを感じます。

ところでこれまでダブラフカ・トムシックと読んでいましたが、Wikipedia では「ドゥブラフカ・トムシッチ・スレボトニャク」と表記されています。 スレボトニャクは、ご主人の姓ですね。

経歴は、1940年スロベニア生れ。 クラウディオ・アラウに見い出されて12才で米国に渡ってジュリアードで学び、キャサリン・ベーコンに師事したが短期間ウニンスキーにも指導を受けた。 卒業後はルービンシュタインが「完璧で奇跡的ピアニスト」と絶賛、1959年までルービンシュタインの薫陶を受けました。 1967年からリュブリャーナ音楽院(現スロベニア音楽院)で教鞭をとり、1975年に教授に昇格。 現在はリュブリャーナ市の名誉市民だそうです。 なお、2015年「幻のピアニスト」として初来日しておりました。

ちなみにアントン・ナヌートさん、2009年に紀尾井シンフォニエッタの指揮者として初来日。 繊細かつ骨太な「運命」演奏で実在を示し、2013年、2014年と3度の来日を果たしましたが、惜しくも2017年に永眠されました。

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P6052988 posted by (C)fronte360

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第1番 ハ長調 Op. 15
ベートーヴェン/序曲「シュテファン王」
   ダブラフカ・トムシック(p)
    アントン・ナヌート指揮 リュブリャナ・ラジオ・シンフォニー・オーケストラ

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2020年06月06日

クリスティアーネ・ジャコテ、J.S.バッハ/ゴルトベルク変奏曲 BWV 988

新型コロナの緊急事態宣言、全国で解除されましたが、お家で良い音楽を♪

CD棚をひっくり返していたら、懐かしいPILZのCDもわんさかと出てきました。 当時インターネットの存在はまだ無く、パソコン通信の Nifty-Serve 、クラシック音楽フォーラム(FCLA)の会議室に参加し、PILZ探検隊としてはせっせと集めていた数々のCD。 そんなことも懐かしい(恥ずかしい)思い出です。 色々とありますが、久しぶりに「PILZ俗悪2枚組」と会議室で呼ばれていた2枚組CDシリーズより、一番まともそうなのを再聴。 久しぶりにちょっとハマってしまいました。 掃きだめにツルってこのことか、そんな宝探しのような楽しさも思い出しました。

クリスティアーネ・ジャコテさん(ジャコッテとも表記されますが、NAXOS MUSIC LIBRALY の表記に合せました)、そもそも無名演奏家・幽霊演奏家の中にいっしょに入れるのは可哀想です。 ニコレによるバッハのフルート・ソナタの伴奏をしたり(DENON PCM録音)、オーボエのホリガーともバッハのトリオ・ソナタに加わったり(DECCA)、120以上のレコーディングに関わっていたそうで、手元にもいくつかの録音があります。 珍しいところでは、コンサートホール・ソサエティでカール・シューリヒトがチューリヒ・バロック・アンサンブルを振って録音したバッハのブランデンブルグ協奏曲でも通奏低音として参加していました(オーボエはハインツ・ホリガー、トランペットはモーリス・アンドレも参加)。

さて肝心の演奏ですが、ちょっとゆったりと、どことなく朴訥したアリアの演奏より始まるので、田舎臭いのかなって思いますが、端正な表情ながらも各変奏曲をそれぞれに弾き分けてゆきます。 そして大きな流れのなかでまたアリアに戻ってきます。 どの変奏曲でも一音一音を大切に音にしている感じ。 グールドのように一気呵成に駆け抜けるのも爽快ですけれど(1955年録音)、それとは真逆のアプローチ。 余計な装飾やテンポの揺れを抑え、各変奏曲ごとに微妙に表情を変えながらも訥々と語りかけるような演奏で繋いでゆくのもまた魅力的です。 この演奏も NAXOS MUSIC LIBRALY で聴くことができます。

なお2枚組のもう1枚は「オルガン名曲集」。 Vol.2 となってますが、Vol.1 がこのシリーズにはなかったように記憶しています。 演奏者は オットー・ヴィンター(Otto Winter)。 ネットで検索しても、演奏しているCDはひっかかっても経歴など不明。 PILZ らしいいかがわしさが漂ってますけれども、演奏はとってもまともです。 トッカータとフーガ ニ短調の冒頭こそ、こじんまりと始まってサクサクとフレーズを切って進めるので物足りなさを感じますけれど、明瞭にオルガンを鳴らしているので次第に惹きこまれますね。 前奏曲とフーガや、幻想曲とフーガなど、存分にオルガンを鳴らしていて聴き応え充分。 シルバーマン・オルガン使用と書かれています(どこの教会かは未記載)。 豪快なオルガンの音が楽しめて、こちらも拾い物。 これらの演奏もまた NAXOS MUSIC LIBRALY で聴くことができます。

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P6052987 posted by (C)fronte360

J.S.バッハ/ゴールドベルク変奏曲 BWV988
J.S.バッハ/4つのデュエット BWV802-805
   クリスティアーネ・ジャコテ(hpsi)

J.S.バッハ/トッカータとフーガ ニ短調 BWV 565
J.S.バッハ/トッカータ、アダージョとフーガ ハ長調 BWV 564
J.S.バッハ/オルガン小曲集より BWV 605, 603, 610
J.S.バッハ/前奏曲とフーガ イ短調 BWV 543
J.S.バッハ/オルガン小曲集より BWV 618, 625, 622
J.S.バッハ/幻想曲とフーガ ト短調 BWV 542
   オットー・ヴィンター(ジルバーマンorg)

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2020年06月05日

クリップス/コンセルトヘボウ、モーツァルト/交響曲選集

新型コロナの緊急事態宣言、全国で解除されましたが、お家で良い音楽を♪

今日も新型コロナ対策で急きょ付与された特別休日を取得して臨時休業です。

CD棚をひっくり返していたら、フィリップスの輸入廉価盤 CONCERT CLASSICS のCDも出てきました。 1990年頃、堂島ワルツ堂などでせっせと発掘して購入したものです。 その中よりヨーゼフ・クリップスが最晩年にコンセルトヘボウを振って録音したモーツァルトの交響曲選集。 実際は6枚あるようですが、その中の3枚のみ捕獲しています。 久しぶりに聴いて、典雅なモーツァルトの世界にどっぷりと浸かって幸せになりました。

1902年、ウィーンで生まれたヨーゼフ・クリップス。 ワインガルトナーの助手として入ったウィーン・フォルクスオパーを皮切りに各地の歌劇場で腕を磨き、ウィーン国立歌劇場の常任指揮者に。 しかしユダヤ系だったのでオーストリア併合後に退去させられましたが、1945年戦後いち早くウィーン楽壇に復帰。 戦後第1回となるウィーンフィルのニューイヤーコンサートを指揮するなど、疲弊したウィーンの音楽界の復興に尽くすものの、若手の台頭によって次第にウィーンの活動が減ってしまいました。 以降、ロンドンやアメリカなどに活躍の場を移すもの、短期間で任地を移り変わったこともあり、人気指揮者にはなれなかったと思いますが、ウィーンの伝統を受け継ぐ存在として「今なお根強いファンが存在する」(Wikipedia)とのこと、当方もその一人です。

有名曲、第40番・第41番は、NAXOS MUSIC LIBRALY でも聴けますが、テンポが遅く、逐一噛んで含めるような丁寧な進行、声高になることなくサラっと進めてゆきますので、初めての人は「なんだ」と思われる方も多いのではないでしょうか? 実は当方もそう思っていた時期が長く、主に第30番・第33番・第34番のCDを愛聴し、その颯爽とした演奏に心躍らされていました。

しかしよく聴き込むと、低弦をベースに、すべての楽器の旋律が綺麗に鳴り、それぞれの表情が微妙に変化してゆくのが聴きとれると思います。 実に優雅、繊細かつエレガントな演奏なのです。 第40番の第1楽章、第41番の終楽章など、これまで聴きなれた旋律を頭で再現しながら聴いていると、なんでもっと強く激しくしないの、と欲求不満になるかもしれませんが、虚心に音楽を聴き進めてみてください。 これまでと違った上品な音楽が心に届くことでしょう。

録音もいいですね。 コンセルトヘボウの洗練された美しい響き、残響を伴って絡み合うのがよく分かります。 木管楽器がほんと綺麗。 弦アンサンブルも颯爽としていますが、意外にもコントラバスの響きがしっかりとしている骨太な音楽です。 でもね、少しも重さを感じさせることはなく、まさに歌劇場叩き上げの職人技じゃないでしょうか。 今回聴きなおした中では、個人的に第34番がとても素晴らしい演奏だと思いました。

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P6052985 posted by (C)fronte360

モーツァルト/交響曲第30番 ニ長調 K.202
モーツァルト/交響曲第33番 変ロ長調 K.319
モーツァルト/交響曲第34番 ハ長調 K.338

モーツァルト/交響曲第39番 変ホ長調 K.543
モーツァルト/交響曲第41番 ハ長調 K.551 「ジュピター」

モーツァルト/交響曲第40番 ト短調 K.550
モーツァルト/交響曲第32番 ト長調 K.318
モーツァルト/交響曲第38番 ニ長調 K.504 「プラハ」

  ヨーゼフ・クリップス指揮  アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
    録音:1972年6月(交響曲 39-41)、1972年11月(交響曲 38)、
       1973年6月(交響曲 30,32,33)、1973年9月(交響曲 34)

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2020年06月04日

大阪散歩20200523_大阪城公園の戦跡巡り・山里丸石垣の機銃掃射痕

新型コロナの緊急事態宣言、大阪などが解除された週末、
いつもの大阪の実家に向かう前に大阪城公園に寄り道しました。

大阪日日新聞の「戦跡を巡る 戦渦を超えて75年」で、大阪城公園の戦跡を実際に見ておきたくなったのでした。
今は綺麗な公園として整備されている大阪城ですけれど、まだ戦争の傷跡がいくつか残っていること、平和が維持されている今こそ見ておきたいと思ったのでした。

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P5232853 posted by (C)fronte360

刻印石広場を抜けた反対側、石垣の上に祠がありますね。

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P5232855 posted by (C)fronte360

誰が祀ったか知りませんが、聖観世音菩薩。

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P5232856 posted by (C)fronte360

淀君並殉死者三十二名忠霊塔 と書かれた木がありますね。
大野治長、真田幸村、毛利勝永、幸村の息子・真田大助の名前もあるようです。

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P5232857 posted by (C)fronte360

独特の空気感です。
ここから見ろしたら、戦跡を見つけました。

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P5232858 posted by (C)fronte360

石垣のところに説明版立ってますよね。

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P5232859 posted by (C)fronte360

機銃掃射の跡が石垣に刻まれてます。

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P5232860 posted by (C)fronte360

山里丸石垣の機銃掃射痕
石垣の表面に残る傷は、第二次世界大戦の空襲による被害の痕跡で、機銃掃射によってついたものと推定される。昭和20年(1945)3月から終戦前日の8月14日まで、大阪は8度におよぶ大空襲を受け、陸軍の中枢機関や軍需工場があった大阪城も標的となった。山里丸ではこのほかにも爆弾によって南側石垣上部が吹き飛ばされ、北側内堀に面した石垣も数か所ひずんだが、現在はいずれも修復されている。
(現地説明板より)

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P5232861 posted by (C)fronte360


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2020年06月03日

大阪散歩20200523_大阪城公園の戦跡巡り・豊臣秀頼 淀殿ら自刃の地

新型コロナの緊急事態宣言、大阪などが解除された週末、
いつもの大阪の実家に向かう前に大阪城公園に寄り道しました。

大阪日日新聞の「戦跡を巡る 戦渦を超えて75年」で、大阪城公園の戦跡を実際に見ておきたくなったのでした。
今は綺麗な公園として整備されている大阪城ですけれど、まだ戦争の傷跡がいくつか残っていること、平和が維持されている今こそ見ておきたいと思ったのでした。

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内堀にそってOBP方面に歩いて、極楽橋を目指して歩きました。
ほんといい天気。

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極楽橋を渡ると山里丸に続きます。

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山里丸にも戦跡があるはずなのですが、うろ覚えなんで、まずは天守閣の北側を探索。

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豊臣秀頼 淀殿ら自刃の地

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慶長20年(=元和元年、1615)の大坂夏の陣では、旧暦の5月8日、徳川軍に追い詰められた豊臣秀頼とその母淀殿が、山里丸にあった櫓にひそみ、自害したと多くの記録が伝えている。
それにちなんで平成9年(1997)、現在の山里丸の一画に大阪市の手によりこの記念碑が建てられた。
(現地案内板より)

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刻印石広場を抜けた反対側に行ってみることします。

posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | 20-大阪散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする