2023年01月01日

(壬寅/じんいん12月の雑感)師走は去った、2022年も去った

2022年、37年勤めた会社を退職しました。
この間には、所属会社の社名変更、親会社への吸収合併、リストラ会社への出向/転社、はたまた吸収合併、そして会社分割吸収などなど、様ざまな大人の事情で所属する会社の社名が7回も変わりました。 が、転職することもなく(何度か辞めようと思ったこともあり、面接を受けたこともありましたけれど)会社生活を終えることができました。

もう働くのは充分との気持ちより、約40年ぶりに大学生に復帰しました。
奈良大学 通信教育部 文学部 文化財歴史学科 3年次に編入し、せっせと教科書や図書館で借りた参考書を読み、レポート提出・単位習得試験を受け、単位習得に励んでいました。 そして、目の前にそびえる高い壁のようだった「史料学概論」。 問われていることが何かが分からず、何度もレポート課題を読み返しては書いたレポートも書き直し、理解するのに苦労しましたけれど、試験では100点満点をいただけたことに、単に単位を習得すること以上の学習の面白さ、学習へのスタンスというものにも目覚めたようでした。

しかし5月、思いもかけず母親が脳梗塞で救急搬送という事態に陥って一変。
自力で救急車を呼ぶなど処置が早かったこともあり、後遺症はほぼ無ありませんが、コロナ禍もあって転院させたリハビリ病院での入院生活が長引いたことより、足腰が弱って戻ってきました。 酷暑の間はリハビリ病院にいるほうがいいだろうと、この間にゴミ屋敷同然だった実家の荷物を処分(2tトラック5台分)、実家リフォームをしていましたが、こちらもコロナ禍で大工さんが感染したり、IHコンロの入荷が遅れたりもし、ようやく9月末に病院より引き取ることができましたけれど、これまでのよう一人での生活は無理。 同居生活がスタートしました。

そして同居3ヶ月となった12月、奈良の自宅リフォームが本格化したこともあり、大学の勉強はもちろんのこと、美術館巡りなどの文化的な行動もまったく停止状態でした。 連日のように、実家より奈良の自宅に一時的に戻って荷物の整理、終わってから実家に戻ると新たに購入する家具などをネットで選定・発注。 それが自宅に届けば、母親がデイサービスに行っている間を利用して自宅に戻って組立式家具を組み立て・設置するなどなど、忙しくすごしていました。 これで奈良の自宅も一部ですけれど、綺麗になってよかったと思います。 お金があれば、もっと他のところも綺麗にしたかったけれど・・・ でもこのままだと、自分は自宅には住めない状況ですけれどね。 高知にも行けていないしな・・・

新年からは、もうちょっと自分の身体が自由に動けるようにとの算段も始めています。
大学の勉強は、単位習得・即卒業といった現役時代の考えとは違った取り組みができればいいのかな、と思ってみたり・・・
帯広にも、高知にも行きたいな。 でも何より徐々に自分のペースを取り戻しつつ、新たなステージに立てればなぁ、と思いだしています。 どうなりますことやら、2023年。

そんな新年度、やはりコロナ感染には細心の注意を払って乗り切りたいと思います、なんせ、ワクチン未接種ですからね。
そしてこの新しい1年もまた、このような駄文が書いてゆけるほど平和な時間が過ごせるように、などと思っています。
最後に、このような駄文を読んでくださった皆さま、本年もまたどうぞよろしくお願いいたします。
皆さまにとりましても、幸多き一年となりますこと、心よりお祈りしています。
幸せになろう!!


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2022年12月01日

(壬寅/じんいん11月の雑感)霜月は去った

実家での母親との同居生活も2ヶ月が経過しました。 えっとぉ、3ヶ月たったかなぁ、半年!? って思うほど長くも感じる単調な時間が過ぎ去ってゆくため、空き時間を利用しようとちょっとづつですが大学の勉強も再開させるべく悪戦苦闘。 しかし、なかなかペースがつかめなくて、夜寝る前に参考書を読むのが精一杯な感じです。

おまけに自宅にも手を入れる必要が出てきて、実家と自宅を行ったり来たりもしています。 まとまった時間も取れず、どうしようかと・・・でも元来、通信教育なのですから、自分時間をうまく使えば出来るはず、との思いもあります。 どうなりますことやら。 とにかく志だけは捨てないようにしたいと思います。

そして肝心の大学での勉強、取り組んでいるのはいまだに「シルクロード学」。 足掛け3ヶ月以上となっていますが、いまだレポートを書くための調査中で停滞したまま。 図書館より借りた参考書「動乱の中央アジア探検」(朝日文庫)はレポートの側面史という感じで面白く、延長して借りてしまいました。 出版元では「品切れ・再販未定」ということで、古本市場では定価より高い値付けがされており、いかがしたものかと思案中。

とにかく、じっくりと進めてゆきます、というかそれしかできませんけれど、いつまで「シルクロード学」やねん、という気分にもなってきました。 ということで、大学の勉強は成績の返却もなく、本当にまったく進捗なし、となりました。
踏ん切りつけてレポート執筆しないと、冬のスクーリングとかぶってしまいますものね。

大学の勉強はともかく、母親がデイに行っている時間は自分の時間ということで、10日に奈良国立博物館「正倉院展」に行ってきました。 学生証があるので「正倉院展」は400円で鑑賞。 以下は会員になっていたり、家族が会員なので招待チケットでの鑑賞です。 23日に大和文華館「明清の美―15〜20世紀中国の美術―」、25日に松伯美術館「本画と下絵から知る 松園・松篁・淳之展」。 これらが勉強の起爆剤になれば、なんて思って通うのですけどね。

とにかく2022年最後の月を迎えます。 今年になってサラリーマン生活満了で仕事に行かなくなり、ハローワーク通いも5月から始まりましたが11月でこれも満了(払い込んだ雇用保険は全額引き落としましたが、すべて生活費に消えました)、実家での母親との介護生活もスターした1年最後の月を迎えます。 高知には1年間行けていませんし、3年連続で11月に行っていた吉野の金峯山寺にも行けませんでしたけれど、色々なことと折り合いをつけて2022年を終えたいと思います。 そのためにも12月もコロナ感染に細心の注意を払って乗り切りたいと思います。
皆さまもよい月となって今年が終えられますように。

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2022年11月01日

(壬寅/じんいん10月の雑感)神無月は去った

9月29日に退院させた母親との同居生活も1ヶ月が経過、あっという間のひと月でした。

退院後の生活は、入院前と同じくデイサービスを週4回とし、できるだけ元の生活に近づけるようにとの配慮です。 デイサービスの方も尽力してくださいました。 最初の2日間ほどは車椅子を持ってゆきましたが、デイ内での移動は手引き歩行をしてくださって、車椅子不要のデイ生活を続けているおかげさまで、徐々にですけれど脚力も回復してきたようです。 そのデイでも、11月より週に1度ですが、身体機能訓練の時間が設けられることになり、先日理学療法士さんがケアマネさんとともに自宅に来られて状態確認や希望などを聞きに来られました。 リハビリ病院よりもよほど頼りになる感じです。 元通りは難しいでしょうが、母親には頑張ってもらいたいものです。

自分でご飯を食べて、歩行器を使いながらでも自分でトイレに入って戻ってこられるので(トイレの床などの確認・後始末は必要ですけれど)、幼児と同じく見守り主体。 介護に体力は必要ありませんけれど、無駄と思える時間がいっぱい流れ去ってゆきます。 現役で仕事をしていたときは、降ってくる雑用などは出来るだけ早く処理し、本来業務に集中する時間を確保するよう努めるようなリズムでしたけれど・・・ 急かすことなく怒ることもなく(内心怒っていたりもしますけれど、その場は諦めの境地を演じて)できるだけ相手のペースに合わせてゆっくりと・・・ でも夜になるとストレス発散のため、一時期辞めていたアルコールが復活、深酒で一日が終わって、そのまま1ヶ月も終わったという感じ。

ということで、大学の勉強はまったく進捗なしですが、夏期スクーリングの結果が戻ってきました。
9/12:美術史特殊講義(85点)
9/12:文化財学講読U(90点)
9/12:文化財学演習U(80点)

このなかの「文化財学演習U」では、A4用紙1枚に研究テーマ報告を書いて提出するのですが、受講生全員51名分の報告書と、担当教員(お城博士として知られる千田教授)からの丁寧な講評(一人あたり200文字程度)もまた51名分が載っている冊子(66ページ)が同封されていました。 コロナ禍で動画を見る在宅スクーリングでしたけれども、こんなに仲間がいることを改めて知り、萎えていた勉強意欲が刺激されました。

研究テーマとして不空羂索観音を書いていたこともあり、17日は雨でしたけれども、母親がデイに行っている間に奈良高畑町にある不空院の不空羂索観音(座像)を見てきました。 この日は興福寺南円堂の不空羂索観音(座像)も年1回の公開日なのでしたが、大阪に戻る時間が迫っていたこともあってやむなくパス、来年の課題としました。
そして秋晴れの21日には、奈良公園の県立美術館で「野田弘志展」を鑑賞したあと、東大寺法華堂に行ってご本尊の不空羂索観音(立像)にも久しぶりのご対面してきました。 今年春には奈良国立博物館「大安寺展」で不空羂索観音(立像)も見ていますので、南円堂のを見逃したのはやっぱり残念でした。 これからは論文資料を集めて不空羂索観音について更に深めたいと思います。

そして現在進めている「シルクロード学」は、足掛け2ヶ月以上となりましたが、参考書「世界の歴史10 西域」(河出文庫)を何とか読し了、続く参考書「西域 探検の世紀」(金子民雄著、岩波新書)を読み進めています。 来月はなんとかレポート提出に持ち込みたいところです。 西洋史概論、考古学概論、民俗学、歴史文学論、江戸文学論など、いまだ手つかずの科目もあるのですけれど、並行して勉強を進められるほど器用ではないので1点集中で頑張ります。

1点集中といえば史料学概論。 テキストの読解もさることながら、レポート課題の趣旨も読み違えていることに気づくこと2度。 つまり2度もレポートの書き直しをし、なんと1ヶ月かけてレポート合格にこぎつけたのでした。 続く試験、試験問題の解答作成でも何度も躓いて書き直すこと3度のものもありましたけれど、試験結果はなんと
9/10:史料学概論(100点)
通信教育らしく、これからも自分のペースを守りつつ、出来る範囲でもいいからじっくりと向上させてゆくべきなのだと痛感しました。 来年卒業できるかも含め、これからは出来る範囲を見定めてゆきたいと思います。

不空院や法華堂、県立美術館も行きましたので、26日には実家と自宅を往復する合間を縫って会員になっている大和文華館にも立ち寄りました。 特別展「住吉広行 -江戸後期やまと絵の開拓者-」、幕府御用絵師というと狩野派や土佐派を思い浮かべますけれど住吉家というのもあったのですね。 なかなかに見ごたえありました。

そして正倉院展も始まりました。 通信とはいえ奈良大学生ですので、キャンパスメンバーとして正倉院展も400円で鑑賞することができます。 なんとか色々なことと折り合いをつけて行ってみたいと思います。 そのためにもとにかく11月もコロナ感染せず細心の注意と免疫力を高めて乗り切りたいと思います。
皆さまもよい月になりますように。

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2022年10月01日

(壬寅/じんいん9月の雑感)長月は去った

新型コロナの感染爆発の様相だった8月より、9月は一転して専門家も首をかしげるほどの感染者数の急激な減少・・・と、昨年の記事をそのまま持ってきましたけれど、今年もそうでしたね。

そして昨年は事務所統合でオフィスレイアウト変更の現場担当でしたが、今年は実家リフォームがようやく終わりました。 国際情勢で入荷未定だったIHコンロも入ってきて、200V電源への変更も出来て14日に引き渡し確認を実施。 その前より仏壇や箪笥の移動をしてましたが、引き渡し後より台所テーブルや収納、レンジ台などの選定・購入・搬入をして住める状態にしてゆきました。 16日にはケアマネや福祉用具の方も来てもらって介護ベットなど手配して準備万端かと思いきや、21日の病院での退院打合せ(ケアマネ、福祉用具の方同席)で、ここ3週間ほどリハビリ意欲を失っていたらしく、けっこう母親はヨボヨボ状態だったことが判明。 そんなん聞いてへんで状態ですが、とにかく慌てて追加の福祉用具の手配をして、それが間に合う29日の退院としました。 これ以上リハビリ病院にいても良いことなさそうですから。 併せて食卓テーブルなども買い足しました。 母親にも言いましたけれど、年金もってあの世に行けへんやろ、ってことです。 無駄遣いはしないよう吟味しながらですが、必要なものは揃えてゆきましょう。

そんなこんな実家との往復で大学の勉強は進まず、なんとか在宅特別スクーリング夏季後半は3科目を提出しておしまいとしました。 お金が続かないこともありましたが、時間もなくって、これで精一杯。 美術史特殊講義でお勧めの書籍3つをご近所図書館より借り受けましたけれど、1冊のみ途中まで読みましたが、あとは手つかずのまま返却となってしまいました(貸出延長手続きもしましたけれど断念)。 さすがに千田先生の演習Uの動画は飽きさせず、かといってテレビのような上辺だけでないものを感じました。
9/12:美術史特殊講義、文化財学講読U、文化財学演習U

8月に受けた科目修得試験の結果が戻ってきました。
8/27:平安文学論(69点)
レポートがお情け状態での合格でしたものね、「可」とはいえ69点なのは試験で奮闘したけど、レポート頑張れよ、とのお情けと理解しました。

現在進めているのは「シルクロード学」ですが、シルクロードという魅力的な言葉の響きとは違って(逆に似合ってるのかも)、テキストは旧仮名遣い。 参考書「世界の歴史10 西域」(河出文庫)を読み進めていますが、名著との世評は高くテキストより読みやすいけれどボリュームがあって、読み飛ばすわけにはいかないので、こちらも牛歩となっています。 ということで、9月には完了した科目はなし。 試験は1科目(現在これいがいのストックもありません)。
9/10:史料学概論

ご近所美術館にも行けていません。 当面は実家での生活優先でしょうねぇ。。。正倉院展も行けるかどうか。 ですが、とにかく新しい生活を軌道に載せることを先決として(これも実家にレンタルwifiを借りてきての投稿です、電話やネット契約もしないと)、10月は新生活スタートとなります。 そのためにもとにかく10月もコロナ感染せずに乗り切りたいと思います。
よい月になりますように。


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2022年09月01日

(壬寅/じんいん8月の雑感)葉月は去った

新型コロナ第7波(オミクロン)は、お盆休みが明けてみると10万人あたりの感染者数の第1位が徳島県、第2位が高知県。 徳島・阿波踊りでは踊り子さん600名が感染したとか、高知のよさこいはどうだったのでしょうか。 この両県に比して東京都、お盆の帰省など人口流出の影響でしょうね、感染者数が少なくなってますよ。 なんだかとっても分かりやすい構図のように思うのですけれど・・・ 一度緩めた行動制限は引き締めることなく、海外からの旅行制限も緩和してゆくようで、ますますもって自己免疫力を高めて乗り切るしかないようです。

さて、そんな8月も末になると朝晩肌寒くも感じるようにもなりましたが、結局この夏は昼間こそエアコンを使っていましたけれど、夜寝るときには(たとえ室温30度であっても)エアコンの冷房は使わず、送風機能をタイマーセット2時間〜2.5時間で乗り切りました。 そして日中も、昼下がりの炎天下であっても、帽子+長袖シャツ+サングラスの防暑3点セットで連日1万歩以上歩いていました。 働いていた時は、一日中職場にいて、クーラーで身体がなまっていたようです。 もっとも、歳とって暑さを感じなくなった、のかもしれませんけれど・・・ とにかく、暑い夏が過ぎるのがちょっと淋しい感じもしているこの頃です。

さて、母親が入院しているリハビリ病院では、入院している同じフロアで感染者が1名出たとのこと。 コロナ感染防止のために面会は i-Pad を使ったリモート面会のみ、直接会うことが出来ないにもかかわらず、このリモート面会も中止。 お盆休み前より約3週間ほどリモート面会も出来なくなりました。 端末 i-Pad を持ちまわっているので、感染防止のためとのことでした。 このため洗濯物の受け渡しのみで、大阪に行く用事も少なくなりました。

そんなこともあって世間のお盆休み期間中、無為無策。 何やってたんだろう状態。 奈良大学でのお勉強もお盆休みよろしく進まずで、難関・史料学概論の試験準備こそぼちぼちと進めていましたけれど。

そのような奈良大学でのお勉強を振り返ると、再提出となった平安文学論のレポートが戻ってきました。 先生のコメントを読むと、本当にお情けでの合格でした。 それでも合格は合格、さっそく 8/27に試験を申込みました。 このための試験勉強のおさらいを1週間かけてぼちぼちとやってました(集中力が続きません)。
そして何度も書くけれど難関であった史料学概論、こちらは望外のレポート一発合格通知が届きました、よかったぁ。 さっそく 9/10の試験を申込みましたが、こちらはそろそろ本腰を入れて試験準備を進めないとなりません。 出題文で聞かれることは分かっているのに、史料より何をどう導いて書けばよいのかの見当もつかないなんて・・・とにかく解答になりそうな史料の抜き書きは作ったので、解答のための文章作成に取り掛かねばなりません。 悪戦苦闘が続きます。

そんなこんな、ここ2ヵ月はこの2科目の沼にハマっている感じ。 それではつまらないので新たな科目「シルクロード学」を選んでテキストを読み始めたものの、こちらもまた難関です。 シルクロードという魅力的な言葉の響きとは違って(逆に似合ってるのかも)、テキストの「西域文明史概論」は昭和6年初版、「西域文化史」は昭和22年初版、ともに旧字体・旧仮名遣いなのに加えて、何より文字が小さい。 これは年寄にはとっても痛い。
とにかく先達の教えにあった参考書を揃えました。 こっちを先に読もうかと思案中です。 何よりレポート作成では、参考文献を明示するように、と書かれており、参考書も読まないことにはレポート作成が出来そうにありませんしね・・・

スクーリングも始まりました。 といってもコロナ禍ゆえの「在宅特別スクーリング」。 資料が届き、動画のある科目は YouTUBE 動画と資料を見て課題レポートを出す形式です。 レポートを出すと、授業料納付用紙が送られてきて、2単位 16,000円払って単位認定となります。 本来スクーリングは3日構成、うち中日の1日は博物館や美術館、寺社仏閣などの奈良の地のりを生かした学外授業がこの通信教育の最大の(?)魅力であったはずで、単位認定そっちのけで毎年参加している方もいらしたとか、でもこちらもコロナには勝てませんね。

その在宅特別スクーリング、夏期前半は2科目を選択したものの、1科目「仏教考古学」のみ履修。 この科目のレポートはちょいちょいと書けますけれど、それでは勿体ないので図書館より参考書を借りてレポートを作成、提出しました。 スルーした1科目「文化財学演習T」は、資料・動画も見ましたけれど、冬期に担当される先生の講座で再受講したいと思います。 奈良大の文化財学のメインは古墳なので、個人的に興味のある仏教彫刻(いわゆる仏像)の先生の講座で履修することにしました。 せっかくの機会、単位だけ早めに取っておく必要もないですし。

夏期後半では5科目を選択しましたが、当初予定どおりの3科目を履修するか、それ以上履修するかを思案中。 「美術史特殊講義」「文化財学講読U」「文化財学演習U」は押さえておきますが、このうち一つを「考古学特殊講義」と入れ替えるか、追加して4科目とするか。 残る「神話伝承論」はテーマが古事記、興味はあるけれど今回ここまで手を広げるとなると、頭とお金(3科目 48,000円、4科目 64,000円)がついてゆかないかも… 貧しい年金生活者なもので、冬期にしようかな、と。

そんな在宅スクーリングでは面白くないので、「文化財学講読U」では「勝手に一人スクーリング」として、学外授業で行くはずだった天理参考館に29日行ってきました。 そのあと、山の辺の道を桜井まで歩き、バス車中より見る予定だった纏向遺跡・箸墓古墳を間近で見て、オマケに大神神社にも寄ってきました(バス車中より大鳥居は見たでしょうが)。 全行程8時間、約28,000歩、3年前までよく行っていた「あみま倶楽部」のハイキングよりも歩いたでしょう。 とにかくこれで「文化財学講読U」のレポート作成は、動画・資料を見てとなっていましたが、現地での感想をもとにして執筆としました。 本来これで行くはずだった奈良文化財研究所「藤原宮跡資料室」は、以前あみま倶楽部のときに行っていたので今回パスしましたが、また勝手に一人スクーリングとして歩くことにしましょう。

ということで8月の軌跡は、レポート提出はスクーリング科目「仏教考古学」1科目のみ。 試験も以下の1科目のみ。
8/27:平安文学論

なお7月に受けた科目修得試験の結果が戻ってきました。 優4つ、良2つ。 まずますでしょうか。 試験問題が分かっておりかつ暗記不要なのに 70点というのは準備不足としか言いようありませんけれど。
7/ 9:美術史概論(83点)、観光論(70点)
7/10:東洋史概論(85点)
7/30:書誌学(90点)、東洋史特殊講義(70点)
7/31:文化財学購読T(84点)

さて今月も音楽は低調で、ピアノ曲中心に流している程度ですが、テレビで「街角ピアノ」の番組に遭遇すると自然と見入ってしまいます。 そして練習したら1曲だけでも弾けるようになるかも、などと妄想しながらも、若い人であってもその方の生きざまや年輩の方ならその方の人生をも感じさせてくれるピアノに惹かれますね。 ピアノっていいいなぁ、と素直に思えるようになりました。

奈良国立博物館には、6日公開講座「中将姫と當麻曼荼羅」に行き、同展覧会と「わくわくびじゅつギャラリー はっけん!ほとけさまのかたち」も鑑賞。 前者では貞享本曼荼羅の修復されて美しくなった(色を塗り直していないのだとか)のに驚きましたが、後者の展覧会は子供向けとなってました丁寧に整理分類された展示と解説、何より物量の多さにも奈良博の実力を垣間見た感じがしました。 この日は、県立美術館にも行き「美術・解体新書」と題された所蔵品展でしたが、こちらも渾身の展示でした。 作品解説の追加として、使っている技術や素材、背景などをワンポイントとして書かれており、全体の展示構成ともども丁寧な仕事をされていたのが印象的でした。 この展覧会は良かったので 21日にも再訪しました。

あと奈良博では、27日夏季連続講座「仏像のかたち」第4回『天部』もいい講演会でした。 講師の奈良女子大准教授の佐藤有希子先生のお話しは、私情も踏まえたご自身と毘沙門天との関わりから始まって、本題である兜跋毘沙門天についての専門的なお話しまであっという間に終わりました。 この講座、第1回『如来』、第2回『菩薩』も申し込んでいましたが抽選に当たらずで、動画配信に応募して試聴する機会は得たものの、やはり動画は臨場感ありませんね。 結局のところちゃんと見ぬまま期間が過ぎてしまいました。

ご近所美術館も今月は、大和文華館に14日「東アジアの動物 -やきものと漆-」、19日「一笑一鬢 -日本美術に描かれた顔-」、松柏美術館は28日「熱帯の旅 -極彩色の楽園を求めて- 上村松篁展」へと足を運びました。 そうそう大和文華館は、奈良大スクーリングの「美術史特殊講義」で訪れる予定なのでした。

そんなこんなで8月も終わってしまいました。 実家リフォームは納期未定だったIHコンロが31日に入ったけれど、200Vへの電源工事が未定のまま9月に突入。 ですが9月には母親も退院させて実家に戻し、また実家通いが始まるので忙しくなるでしょうね。 とにかく9月もコロナ感染せずに乗り切りたいと思います。
よい月になりますように。

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2022年08月01日

(壬寅/じんいん7月の雑感)文月は去った

新型コロナ第7波(オミクロン BA5)が猛然とやってきました。 7月初めは全国で1日2万人だったのが、月末には大阪だけで2万人、東京は4万人、奈良も2,000人を超して過去最高をマークしており、連日1日20万人超の数字となりました。 それでも経済をまわすべく具体的な対策は示されず無為無策ですが、ふりかえると当方の7月も無為無策で過ぎ去っていったようです。

母親のリハビリ病院への転院は6/17、1ヶ月経ったので27日に病院より病状説明を受けました。 若干の後遺症は残っているようで、このままリハビリを続けて9月退院との方向となりましたが、本人がリハビリで身体を動かすことを苦にしていないのが何よりです。 そしてこの暑い時期、冷房完備で3食栄養価の整った病院ですごしてもらえるのもありがたいことです。 ほぼ2日に1回程度面会に行っていますが、i-Padを使っての1回5分程度のリモート面会ですが、今月は2回ほど偶然にロビーですれ違って直接話もできてよかったかな。

入院期間中の実家リフォーム、なんせ古い家なので手を入れると問題が出てきます。
IHコンロを入れるのですが、コロナ禍の半導体不足で納期未定なのは折込み済でしたが、200V電源を引くための電気工事が必要となりました。 まずは関電送配電からの契約変更とブレーカー交換も発生するようで(しかも大阪ガスの電気なのが少々ややこしく)こちらの手続きに時間がかかっており、追加費用も発生し、しかも工事のメドが立たない状況。 ガスコンロに戻すのが手っ取り早いけれど、この機会を逃すとIHにはしなくなるので気長に待つことにしました。

雨樋の詰まりを見てもらったら、樋そのものが壊れていたので交換することに。 これが派生してベランダの波板も交換せねばならず、ついで屋根の塗装もそろそろ限界なのも判明、これらも追加費用を発生させて対応することにしました。 確かに30年ほど屋根をいじった記憶ありません。
極めつけは家そのものが歪んでしまっていて(確かに部屋の引き戸が動かなくなった部分もありました、今回撤去しましたけど)、床に垂直に壁を立てると部屋が狭くなってしまうのだとか。 現状に沿わせるカタチで歪んだままで壁板を張ることになりました。 でもって大工工事を進めてもらっていたのですが、週明けより大工さん来なくなって他の現場優先かなぁと思いましたが、なんと大工さんもコロナ感染したのだとか。 いやはや、ですねぇ。
そんなこんなでお盆前の完工はなくなりました。 8月末にはできているかな。

奈良大学での勉強、こちらも足踏み状態。
じっくりと取り組もうと4単位科目の概論に着手と先月書いていた史料学概論、テキストの読解もさることながら、レポート課題の趣旨を読み違えていることに気づくこと2度。 つまり2度も書き直しをして1ヶ月かけてレポート提出にこぎつけました。
この間に、6/10に出した平安文学論のレポートが不合格で戻ってきました。 不合格は初めてです。 設題意図に即してテキストを整理し検討している点はA評価を頂きましたけれど、設題主旨であった、法制資料・物語資料の原典を必ず確認し、それを引用しながら筆者が何を根拠に定義しているかを明確に論述しなさい、との問いには応えていないとの講評でした。 確かに端折ってました。 反省して、図書館より15冊ほど資料を借りてレポート書き直し、再提出しましたけれど、まだ結果連絡はありません。

そして平安文学論でのレポート課題趣旨の読込み不足より、すでにレポートを半分以上書いていた史料学概論でもレポート趣旨の読み違いを発見しました。 手っ取り早くとりあえず纏めるっていうスタンス、ちょっとナメていたことをこちらでも反省。 テキストを再度読み直し、趣旨にそって4つに分類したテーマ毎の章立て毎に、それぞれに求められていることを明示するようにレポートを纏めなおし、ほぼほぼ全部書きました。 が、まだ設題趣旨に腑に落ちていない部分があったので、サブテキストに書いてある、テキストの序章部分をよく読んで、より、もう何度も読んだけどなぁ〜 なんて思いつつパラパラと眺めていたら、目がテンに。 発見しました。 またも勝手に解釈した安易な4つの分類の落とし穴にはまってました。 テキストを読み直し、4つめのテーマを差し替え、はじめに、まとめ、をつけたら提出目安の 6,400字程度を大幅に超えてしまう大作に。 もっと文章を刈り込んだほうが良いかもしれませんが、7,500字程度までしてギブアップ。 これで提出することにしました。 目の前に立ちはだかった絶壁をなんとかよじ登った気分。 突き落とされるかもしれないけれど… とにかく 7月の軌跡はこの2科目のみで終わりました。
平安文学論(再提出 7/12)、史料学概論(7/22)

また今月は科目修得試験にも対応しました。
7/ 9:美術史概論、観光論
7/10:東洋史概論
7/30:書誌学、東洋史特殊講義
7/31:文化財学購読T
設題集として出題予定の10問があらかじめ分かっているので、テキスト勉強時にこの10問を念頭に読んでいて、解答案はすでにピックアップしています。 初めて受けた 9-10日の試験時、この事前ピックアップ解答案を使えば、当日出題される問題はテキスト見て肉付けすればなんとかなる、な〜んてタカをくくってましたが、不足分を当日補うのって大変でした。 もっと事前に勉強しておくべきだったと反省。 30-31日のテスト前には解答案を読み直し、不足分を追記する作業をしましたが、ピックアップした解答案を読み直すと、変な日本語だったり、前後関係がおかしい、設問趣旨を明確に示していないなどなど… ピックアップしたときは、試験当日なんとかなる、との気分でしたから、これではいかん。 慌ててテキストを読み直してみましたが、すっかり忘れてしまっていることにもまた愕然。 これまで何やっていたんだ状態で、勉強しなおしで自信も無くした日々でした。
スクーリング科目のテキストが28日に届きましたけれど、ざっと見ただけで、手がつけられません。 試験が終わってからの8月スタートにしました。 一度にいくつも並行作業ができません。 お仕事対応ならば、割込み入れて対応していましたけど、勉強なのでじっくりと取り組まないと(まともにやっても忘れてしまうことが多いのだし)。

ということで、病院とリフォーム中の実家通い、あとは勉強と居眠りの日々が続いた7月でした。
音楽もすっかり聴かなくなりました。 アマオケ演奏会のご案内・ご招待は今でもいただきますが(ありがたいことです)、コロナがこのような状況なこともありますが、クラシックのオーケストラ音楽を聴くための集中力が湧かない感じかなぁ・・・CDプレーヤには、このところピアノ曲や器楽曲のディスクを入れ、BGMっぽく流していたりはします。 手持ち音源の9割がオーケストラ音楽な感じなので、少ない手持ちCDですが、それらを発掘してはとっかえひっかえ聴いている、というより流している、が正解かも。 でも最近ちょっとピアノ独奏曲にはまりそうです。 室内楽は老後にとっておく、なんて30才代に言ってましたけどね、その年齢になってきたようです。

30日、奈良国立博物館で夏季連続講座「仏像のかたち」第3回『明王』に当選したので、行ってきました。 やはり講座を聞くのはいいですね。
タイトルは「図像から彫刻へ−不動明王像の魅力」として、主任研究員山口隆介氏による精力的で熱のこもった話で、いままでにちょっと下に見ていた不動明王の図像が、立体彫刻にどうのように影響したかという、非常に興味深い講演でした。 そして何より、不動明王像の類型をなんとなく知っていたつもりでしたが、具体的に弘法大師様、円珍請来様、十九相観不動があって、その後に慶派による様々な不動の紹介と、違いがよくわかって良い勉強になりました。
もっとも当日朝は3時起き、10時と11時からの奈良大の科目取得試験をこなしてから駆けつけたので、かなり疲れ気味。 少々意識が飛んでしまった時もあったりしたので、これはもったいなかったなぁ… と。

そんなこんなで足踏み状態のような7月だったようです。
記録的に短い梅雨明けといきなりの猛暑だった6月のあとの7月、戻り梅雨のように雨の日が続いてようやく月末に猛暑が戻ってきたのものまた足踏み状態だったようにも思えますね。 そしてコロナ感染爆発、こちらは連日新規感染者20万人超過での足踏み状態から下がっていってほしいものですけれど、BA2.75(ケンタウロス)も出てきていかがなりますことやら。 もう何度も書いているとおり、自己免疫力を高めて乗り切るしかないないですね。 高齢者は不要不急の外出を控えるように、ってお隣の府知事が言いだしましたけれど、この高齢者に含まれてしまった年齢になったことを改めて気づかされた7月でもありました。
そして8月もコロナ感染せずに乗り切りたいと思います。 よい月になりますように。
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2022年07月01日

(壬寅/じんいん6月の雑感)水無月は去った

1年前はちょうど東京五輪だったのですね。 そんなこと世間はすっかりと忘れてしまってますけれど、当方の今年の6月もそんなことなど微塵も思い出さないほどの激動の月となりました。

事の始まりは5月最後の日曜29日13時すぎの電話。 救急隊員の方からの連絡でした。 母親が自力で119番をして救急搬送の依頼をしたのだとか。 朝トイレで左手足が動かないことに気付き、ようやく昼になってトイレを脱出、119番で救急搬送を依頼したと救急隊の方のメモをあとで見たら書いてました。 が、その時の電話では、依頼があったので来た、これから搬送先の病院が決まったらまた連絡するとのこと。 いったん電話は切れ、とにかく驚きました。 そして追って連絡があって、日曜でも設備が整っているとのことで国立病院に運ぶのだとか。 知らない病院だったらと少々不安でしたけれど、国立病院ならば実家より15分ほどだし、かつて父も入院していたこともあるし、自身のことでも何度か通ったことがあります。 とにかく駆けつけました。

病院で担当医師よりCT/MRIなどの写真を見せられて受けた説明は、軽い脳梗塞で薬物療法をするとのことでした。 しばらくしてSCU(脳卒中集中治療室)に入った母親と面会すると、左手指も普段どおりに動いているようだし、ちょうど夕食時となってお茶碗も持ってましたけれど、なんとなく痺れているのだとか。 ひとまず安心して帰路につくことが出来ました。 それから3週間、国立病院にお世話になり、このあと自宅に戻ることも可能なようでもありましたけれど、当初医師より説明のあったリハビリ病院への転院として、17日に転院を付き添いました。 梅雨の時期であるし、そのあとは猛暑になる予報もあるので、これらの期間は病院にいるほうが快適じゃないか、との考えもありましたけれど、意外や意外、国立病院入院中よりリハビリで身体を動かすことが好きになったのだとか。 それならばと、実家近所に5年ほど前に出来たという新しいリハビリ専門病院を紹介されて、そこへの転院を決めたのでした。 リハビリは1日3回(20分づつ計1時間)で土日も休みなく実施されます。 また病院4階からの眺めもm環状線が見えて変化あるようだし、何より施設が新しくて綺麗、スタッフも皆さんもまたお若い方ばかりなので居心地良さそうです。 当方も通いやすいのが何よりなのでした。

とここまで書くと3週間はあっという間、平穏にすぎたようですが、じつはこの間、不覚にもコロナの濃厚接触者となってしまっていました。 1週間の自宅待機。 この間に母親はSCUを出て一般病棟に移動、病院の相談員の方からお電話を頂いて転院先となるリハビリ病院候補の選定や、転院候補となった病院2つとの電話面談、さらに町内会のお仕事もありましたがこちらは会長さんにお電話で対応お願いしました。 そして人のいまい早朝3時より24時間スーパーにこっそりと買物にも行ったり、自宅待機とはいうものの動けないぶん気分的にも右往左往していました。 逆に母親が入院していなかったとして、もしコロナで自宅待機になったとしたらどうしていたことかしら、とも思いましたけれど(そう考えると不幸中の幸いだったか)・・・とにかく、濃厚接触者となって驚きましたが無事復帰とあいなりました。

濃厚接触明け(というのも変かな)より、今度は精力的に実家リフォームに向けて行動開始。 ますは不用品の廃棄に着手しました。 ずいぶんと以前、実家ポストに投げ込まれていたリサイクル業者のチラシを取り出して連絡し、翌14日に下見と見積り。 日程お任せなら更にお安くなるとのことで、調整の結果いきなり翌15日に作業実施となりました。 朝9時より夕方6時すぎまでかかって3tトラック3台分+軽トラック1台ぶんの不用品が出てゆきました。 業者の方も押入れにこんなに入っているとは見積誤った、とのこと。 とにかく急な話でしたので準備期間がなく、必要なものや想い出の品も多数出ていったと思いますが(作業当日、アルバムを見つけて回収したりもしましたけれど)、たとえ準備期間が十分にあったとしても仕分けは進まなかったでしょう。 意識になかったものは最初からなかったことにしました。

そして翌週22日にはリサイクルで使った業者の兄ちゃんが明るく元気で対応よかったので、親会社である工務店に本命の実家リフォームの見積りを依頼。 当初空っぽになった2階をリフォームしてから、1階にベッドを入れるスペースや導線を確保するための台所など水回りも含めたリフォームは後日と思っていましたけれど、こちらも一気にやったほうが安くなり、1階を後回しにして時間使っても良い智恵も出ないでしょう。 フルリフォームとした見積金額が25日が提示され、もうちょっとお勉強をお願いしたところ27日に回答、13万円ほど安くなったのでGOとしました。 28日に再度の打ち合わせをし、翌月曜7月4日開始と決めました。 こちらもお安くするために工期はお任せの感じがあります。 このご時勢なのでIHコンロ納期未定とのこともあって8月までズレ込むことでしょう。 どうせ家人不在の実家ですから、お盆までに終わっていれば、との思いもあります。

こんな実家絡みのメインストリームの話題の間、生まれて初めて自分のことで(会社の用事では通ってましたけれど)ハローワークに行き、雇用保険の認定を受けて、先日初回20日ぶんの支給も受けました。 年金は少ない上に今年は若干金額も下がり、でも出てゆくお金は多くなってますよね。 そして「仮」となっていた受給資格者証が正式となって離職理由「33」が書き込まれましたので、ハローワークを出てから市役所まで足を伸ばし、健康保険の減免手続きを行ないました。 これで7月以降の請求金額が減額となります。 では介護保険の減免もないか、と市役所の担当窓口にも行きましたけれど、こちらはない、とのことでした。 ダメもとでもお金が少ないぶん智恵を働かせ、身体を動かさないと。 とにかくこちらも新しい経験でした。

そんなこんなが続くなか、奈良大学での勉強も進めています。
5月末までに提出したレポート4つが戻ってきました。 いずれも合格となりましたので、このうち先に届いた3つは 7/9-10に実施される科目修得試験申込に間に合ったので試験申込書を提出。 その後に届いた1つと未返却の科目も間に合えばこの次の 7/30-31の試験としましょう。 こちらの試験準備もしないといけませんね。 試験勉強というより在宅試験となったので暗記は不要で(これは有難いが)、テキスト丸写しは不合格、との注意事項もあります。 テキスト勉強時にあらかじめ作成している解答案をチェックし、自分の言葉にして理解した内容に書きなおさないといけません。 本当に理解できていたのか・・・けっこう不安です。

そして8−9月のスクーリング案内も来ました。 こちらも在宅特別スクーリングだそうです。 なんとなくZoomを使ったスクーリングかと思ってましたが、ほんの一部この形式でも行われるもののほとんどは事前に動画配信を見るなどし(一部は動画もなく)、送られてきた教材を読み、提示された課題を提出することで単位認定がされるそうです(課題提出時に2単位ぶん16,000円の振込が必要)。 教材送付までならお金がかからないので、履修届出している科目なら、当初の開講日程とは関係なく出来るだけ多く申し込んで教材を見たらよいとの記載もありました。 本来ならば、3日間のスクーリングでは、履修する各科目それぞれのテーマにそって歴史溢れる奈良の寺社仏閣・博物館・市街地などを散策して巡るのが含まれているのが醍醐味でもあり、またこれを楽しみとして単位認定は2の次のように毎年参加している方もいらしたのだとか。 この大学の通信教育が選ばれる大きなポイントがスクーリングにあったのですけれど、コロナには勝てませんね。 とにかく冬季もこの状況が劇的に改善するとも思えず、冬季に予定していたぶんも考慮して申し込もうと思います。

そんなこんなで今月はいろいろとありました。 勉強疲れというほど勉強してませんが、とっつきやすいものから初めていたこともあり、ここにきて勉強意欲はやや失速気味。 6月の軌跡は以下の2科目のみとなりました。
平安文学論(レポート提出 6/10)、文化財講読T(6/23)

そして今やっている史料学概論、7月末までの科目取得試験の受験での単位修得を狙った科目選択からはなれ、じっくりと取り組もうと4単位科目の概論に着手しましたけれど・・・ テキスト「日本古代史料学」(東野治之著、岩波書店)が定価4,700円からみてもわかるように難解です。 この本には著者の古代文献史料に関する論文が24編収められています。 当然ながら史料となった漢文やその漢文読み下し文が多くあって論が展開されているのですが、表現方法も高尚な言い回しなのもあって、読んでいると迷子になってしまいます。 再読して内容確認をすることもありますけれど、知らずに同じ個所を何度も読んでいることもあって、あれ?ここ前読んだよな、なんて普通にあります。 レポート6,400字についての纏め方の骨格は、先達の教えを読んで見えてきましたが、並行して進めていた科目修得試験の解答案作成が難しく、まず何を問われているのかすらその理解がしづらく、テキストのどの論文を見ればよいのかさえ分からないものあります。 とにかく、まずはテキストに掲載されている論文の内容把握が先決だと、試験対策とレポート作成はおいておいて、とにかく読み進めています。 レポート作成と試験対策でまた読み直すこと覚悟で、さあていつ終わることやら・・・

そんなこんなで激動の月だったので、疲れているのでしょうね。 早朝覚醒もしますが、だんだんと起きる時間が午前1・2時から、3・4時へと遅くなり、睡眠時間も3時間台から4時間台となってきています。 深い睡眠時間も増えているようですが、疲れが抜けているかというとそうでもありません。
16日、会員になっている大和文華館に行き「朝鮮美術の精華 −絵画と工芸− 」を見ましたが、興味ある絵画などもあったのですが、じっと観ていると睡魔が襲ってきたりもし、ちょっとづつ座って休みながらの鑑賞となりました。 なんかちょっともったいなかったな、という感じ。
24日、これまたご近所美術館ですが久しぶり(何年ぶりかな)に中野美術館に行きました。 林業で財をなした中野さんによる趣味の良い小品コレクションの数々、ここもまた落着きますね。 ここでも蛙股池の向こうの大和文華館を眺めながら休憩しながらの鑑賞となっていました。 心を落ち着けることが目的なので、これはこれでよかったのでしょう。

さて今年の梅雨は14日間で明けて、期間そして時期ともに記録的であったとか。 そしてまたじわじわと増えてきているコロナ感染者数。 すでに灼熱の様相を呈していますけれど、夏バテなどせずコロナにも罹患せず乗りきりたいと思います。 よい月になりますように。

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2022年06月01日

(壬寅5月の雑感)皐月は去った

誕生月であり一番思い入れの強い5月、今年の5月は、3年次に編入した奈良大学の通信教育に追われる感じで過ぎ去ってゆきました。

そもそも通信教育なので追われる必要などなく、自分のペースでやれば良いのですけれど、性分として、出来るものから早め早めに終わらせしまおう、なんていう気持が先走ってしまいました。 かといって、勉強ばかりしているわけではなく、逆に加齢のせいでしょうね(元来からの気質もありますけれど)集中力の欠如が甚だしいこともあり、勉強が持続できません。 家事であったり、今年は町内会の会計も担当になったので町内会の仕事、そして毎日通っている実家への行きかえりの時間などなど、これら家事・雑用その他をメインにし、その合間に集中力を小出しにしながら進めているのでした。 これが自分のペースといえば言えなくもありませんけれども。

大学の勉強を始めて変わったことといえば、毎朝3時頃に起床していること。 もとより睡眠時における途中覚醒があり、それがより甚だしくなってしまいました。 2時間毎ならまだしも1時間毎に目覚めることも多く、午前3時頃になるともう寝付けなくなってしまいます。 それならば、いっそのこと起きて勉強でもするかな、ということにしました。 途中覚醒を繰り返したのちに午前3時の目覚めるのは、前日の就寝時間が23時でも22時でも同じ。 このような睡眠リズムになったならばと、時に睡眠時間を確保するため、前日20時半に床につくこともありまして、まるで小学生みたいですけどね。

あと睡眠が浅く途中覚醒が甚だしくなった主な原因として、アルコールを辞めたことがあるでしょう。 連日連夜、高知に行っていたときなどは昼から呑んでましたけれど、先月中旬よりピタリと辞めております。 節酒ができず、アルコールをいったん口にするとキリがなくなり、際限なく呑んでしまう・・・ これはアル中症状でしょう。 だからON/OFFとならざるをえず、OFFとしてアルコールを辞めるしかありません。 これで泥酔して眠りこけることはなくなりました。 かつて週に1〜2日禁酒していたことありましたけれど、その時でも酒を呑まなかった夜の途中覚醒がひどく、睡眠が浅くなって困りましたけれど、それがもう常態になったみたい。 たまに小学生みたく早く就寝することでなんとかするしかないでしょうね。

でもアルコールを辞めたことで良いこともありました。 毎夜8時から9時に実家より帰宅すると、今では風呂上りに炭酸水を飲んですまします。 夜にアルコール呑んで食事をすることがなくなったので、体重がずいぶんと減りましたよ。 仕事をしていた昨年12月は 66Kg、まだ酒を呑んでいた3月でも 65Kgでしたけれど、5月の平均体重は 61.5Kg。 61kgを下回った日も2度ほどありましたが、61.5Kgをキープしたいと思ってます。 こうして体重が減ったことそのものよりも、夜の食事を辞めたことで胃腸の調子が安定しました。 そして何より血圧が大幅に下がったのと、下がっただけでなく、時に乱高下を繰り返していた血圧は見事に安定しているのが嬉しいですね。 睡眠不足感は否めませんけれど、早朝の胃腸の不快感や便秘や下痢を繰り返すこともなく目覚めは安定、体調はよくなりました。 これで勉強がはかどるかどうかは別問題ですけれど・・・集中力欠如はいかんともしがたいなぁ。

とにかく奈良大学のテキスト類が届いた 4/20からの軌跡
美術史概論(レポート提出 4/28)、東洋史概論(5/8)、東洋史特殊講義(5/20)、観光論(5/24)、書誌学(5/30)
手がつけやすいものから進めているので、今後難しいものが立ちはだかってくると思いますが、通れない道ではないと思うので、頑張ります。

さて、ご近所美術館で会員になっている大和文華館、先月「泰西王侯騎馬図屏風と松浦屏風 −越境する美術−」に行き、会期末までもう1回は行くつもりと書きましたけれど、行けず。 同じくご近所の松柏美術館にも行けてません。
奈良国立博物館の企画展「大安寺のすべて」は、公開講座の抽選に当たったので、21日に行ってきました。 テーマは、大安寺旧境内の出土品を中心にした考古学的な見地からの大安寺の考察でした。 講師の奈良博企画室長中川あやさんの気持の籠った解説により、これまであまり考えたことのなかった考古学と大安寺の結びつきについて目を開かせてくれた良い機会となりました。
このところ通信教育でテキスト読んでレポートに纏める日々が続いていることもあり、ナマの講義はほんと良いものだな(当たりハズレあるでしょうが、今回はもちろんアタリ)と思いました。 この講座のあと実家に行くため、時間がなかったので本展は先月観たのでパスし、常設展示のみキャンパスメンバーで無料で鑑賞させていただきました。
今月の美術館博物館の鑑賞はこの常設展示のときのみ。 かつて毎月3回以上行っていたアマオケ演奏会もここ2年ほど足は遠のいてますし、クラシック音楽のレコードもアンプの不調ゆえとんと聴かなくなりました。 そこに通信教育が入り込んで、いまこれらの時間は通信教育になってしまっているような感じです。 身体は一つしかなく、しかも性分がこんなですからねぇ。

ということで、4月は新生活の始まりといった感じだと書きましたけれど、5月はその新しい生活が定着しはじめた感じになりました。 人生100年時代、通信教育を始めとして、もっとあちらこちらにも行って脳ミソを活性化させたいと思います。 だから、コロナになどかかってられるか、免疫力を高めてなんとか乗り切りたいと思います(同調圧力に屈せずワクチン未接種でも大丈夫を証明するぞ)。
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2022年05月01日

(壬寅4月の雑感)卯月は去った

4月より新年度、ですが今年になってから会社に行っていないし、奈良大学3年に編入したといっても通信教育なので切れ目は感じませんでしたが、20日に大学で履修届を出したテキスト類が届いたのでちょっと慌てだしました。 これまで毎日が日曜日だったので、服装もいつも休みの日に着ているスウェット類で(毎日お休みですからこれが相当ヨレヨレになっていて)楽な服装でしたけれど、気分を引き締めるため、昨年まで会社に行っていたころの服に着替えることに。 といっても会社は数年前にドレスコードが自由化、いわゆる私服で何を着て行ってもよくなったのでスーツは着なくて、伸縮する素材のパンツにボタンダウンのシャツや開襟シャツですけれど、それに着替えることにしました。 それでも気分は引き締まりまるんですよね。 ちょっと新生活の始まりといった感じになりました。

しかし届いたテキスト、改めて見てその分量・内容にひるみました。 美術史概論「日本仏像史」はまだ得意分野なのでさっそく読んでレポートも提出しましたが、続く東洋史概論「概説 中国史(上・下)」でさっそく躓きました。 難しい。 何がってまず漢字が難しい、ルビはほとんどなく、概説と書かれてはいるけど詳細にすぎて、眼は文字を追ってはいてもサッパリ頭に入ってきません。 眠くなるばかり・・・ 大学受験の時は世界史は大得意科目でしたけれど、書いてある事柄・年号などを覚える受験勉強じゃないですものね。 また自分に興味ある事項が面白く書かれている一般書や小説を読むのとは違うことにも気付きました。 さっそくご近所図書館に行き、参考になりそうな書物を数冊見つけ、まずこちらの書物でおおまかな内容を掴むことに。 難しい漢字にはルビがふってあり、地図やイラストもあるし、何より解りやすい文書で書かれてます。 1冊の本を読み進めるのに、数冊の本で調べるなんて・・・大変ですけれど、それが勉強というものなのだな、と改めて思いました。 先は険しいですけど、通れない道ではないと思うので、頑張ります。

さて大学生になった特権もあります。 学割ですね。 通信教育なのでスクーリング以外の交通費の学割はありませんが、美術館・博物館などの施設では大学生で入場できますし、京都と奈良の国立博物館では、奈良大学がキャンパスメンバーズに加盟してくれているので常設展は無料、企画展でも 400円という破格の入場料で鑑賞できます。 さっそく28日には奈良国立博物館で開催中の「大安寺のすべて」(大人 1,800円、大学生 1,500円)に 400円で入りました。 そこで知ったのですが、奈良国立博物館ではキャンパスメンバーズ・ポイントカードというのがあって、スタンプ3つ(3回行くと)オリジナルグッズが頂けるそうです。 これからもせいぜい利用させて頂きましょう。 5月21日には「大安寺のすべて」公開講座Aの抽選に当たりましたしね(公開講座@は外れたけれど)。

ご近所美術館で会員になっている大和文華館、22日に特別企画展「泰西王侯騎馬図屏風と松浦屏風 −越境する美術−」に行ってきました。 泰西王侯騎馬図屏風は 38年ぶりでしょうか、東京勤務だった社会人2年目、その頃は赤坂見附にあったサントリー美術館で見た記憶があります。 安土桃山時代の日本人が日本画の画材を駆使して描いた西洋画風の屏風絵。 金箔も貼ってありますよ。 初めて見たときの驚きを思い出しました。 会期は5月15日まで。 会員なので会期末までもう1回は行くつもり。

これだけ書くと、行動的に動きまわっているようですけれど、いつもどおり自宅と実家の往復と、その間に食品スーパーで食材を捕獲する毎日を繰り返しています。 そこに大学の勉強が加わったので、読書の時間、音楽を聴く時間が無くなりました。 ということで、リフレッシュのための時間が必要なのですね。 もっとも美術館・博物館巡りも卒論のネタ探しという側面もありますけれど・・・

とにかく人生100年時代、いま一度脳ミソを活性化させたいと思います。 コロナになどかかってられるか、免疫力も高めてなんとか乗り切りましょう。

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2022年04月01日

(壬寅3月の雑感)一月往ぬる二月逃げる三月去る

一月は行く、二月は逃げる、三月は去る、のとおり3月も行ってしまいました。

1月より有給休暇消化で会社に行かなくなって早や3ヵ月、あっという間に過ぎてしまいました。
会社員だった頃の年末年始休暇、GWやお盆休みが、特に何かをやったという意識のないままに過ぎ去っていったように日々は過ぎ、あっという間の3ヵ月でした。 このままだと、年だけどんどんと取ってゆくだけで一生が終わってしまう、そんな危機感も強く持っているこの頃です。

ところで昨年3月のこの項を読み返すと、以下のように書いてました。

> さあ新しい年度、かつ会社生活の最後の年度となりました。 鬼が笑うかもしれませんが、来年度へのステップのために今年度を使えたらいいな、と思っています。

そして1年間考えましたが、決意というほどのものではありませんけれど、思いは変わらなかったので、4月より新しいステージに進むことにしました。

約40年ぶりに大学生に復帰します。
奈良大学 通信教育部 文学部 文化財歴史学科 3年次に編入。
通信教育なので無試験ですから、必要書類を出してお金払えばOK、何のことはありませんけれど・・・
乏しい年金生活で金銭的な余裕は決してありません。 でも、せっかく奈良に住んでいるし、これまで働いてきた自分へのご褒美としました。 これまで興味のあった寺社仏閣や仏像など、文化財についての勉強を系統的にやってみようと思います。 無試験入学ですが正規の大学生なので、美術館や博物館には学割が使えるのは楽しみです(奈良や京都の国立博物館はキャンパスメンバーで無料で入館できますし、正倉院展などの企画展も 400円ほどで入館できます)

ただ今から不安なのが、卒論が書けるのか、ということ。 実はこの卒論が書けるか、ということが1年間躊躇していた主な理由でした。 約40年前、卒論そして修論も書きましたけれど、理系大学って所属する研究室のテーマがあって、それにそって実験してデータを集め、参考文献を探して対照させながら論を立ててゆけば格好がつきましたものね。 文系では自分でテーマを定めるところから始めないとダメですよね。 だからこの1年間、色々な書物を読んでみましたが、結局のところ結論が出ないまま・・・ 見切り発車ですけれど、ボケ防止として頑張ることにしました。 とにかく2年間、これまでとは違うステージで頑張ります。

さて高知に行けなくなってもう4ヵ月。
4月こそ行きたいのですけれど、どうなりますやら・・・ でも4月以降は忙しくなりそうです。
これも上記に書いた奈良大学の通信教育。 通信教育と侮ることなかれ、単位取得のためのシラバスを読み込むほどに、当たり前ながら真面目にテキストおよび参考文献を読む込まなくてはいけません。 通学生のように、授業に出ていればなんとかなる、というものではありませんね。 スクーリングもあるので、実家通いも含めて、時間の使い方を考え直さないといけないようです。 高知で息抜き、そんな風になると良いのですけれど・・・高知でも勉強でしょうかねぇ・・・でも4月は高知に行きたい。

そして世間に目を向けると、テレビではウクライナ情勢一色ですけれど、これは別途述べるとして、依然収まらない新型コロナウイルス感染症。
先月のこの項で、母親が通うデイサービスでコロナ陽性者が(2/26に)出たとの連絡があったと書きましたけれど、3/19にも職員の感染が発覚したとの連絡がありました。 そして母親は都合3回目のPCR検査を受ることに(陰性でした)。 本当にどんどんと新型コロナ感染が身近になってきていますね。
世間では、まん延防止対策は解除されましたけれど、オミクロン株の猛威が続くのは必至であって、新規感染者数は高止まり傾向というより増加傾向にもなってきて、沖縄では第7波との声も聞こえてきてますよね。
以下は昨年3月のこの項で書いたこと。

> 新型コロナウイルス感染症、非常事態宣言が解除されて、予想通り大阪では第4波だと言い始めてますね。
> この人の移動の多い時期に解除するから当たり前? ただ、宣言を継続していても、自粛疲れもあって感染者は増加に転じるだろうし、施政者側も積極的な対応取りたくないし、このまま続けてても何のための宣言なのか形骸化してしまう・・・ 増加は折り込み済みのて早めの解除だった、と予想します。
> 施政者は、経済優先ですものね、本気で封じ込る気あるのか。 菅・小池・吉村を始めとする行政の対応に疑問を感じていますが、とにかく、自衛の戦いを続けるしかありません。

withコロナというステージに入ったとか、新規感染者数の増減を論じるのは意味がない、などの論調でスリ替えていますけれど、ほんま学習してないですね。 オミクロン株の潜伏期間は短いので感染機会が増加しているってこと自明ですし、特効薬の無い現状ではもっと危機感を持つべきではないかと。
同じことを繰り返して早や2年・・・ 住民も慣れっこになっているのでしょうけれど、願わくばコロナ対応のリーダーシップである行政の刷新を期待したいところです。

読書については今月も昭和史です。
継続して半藤一利の半藤史観に触れていて「世界史の中の昭和史」 そして「B面昭和史」。 いずれもページ数が多くて(詳細に書かれていて読むのに時間がかかりますが)勉強になります。 ロシアというかプーチンのウクライナ侵攻、大阪維新の会の勢力拡大などなど、色々と思うところとかぶる史実が昭和初期に散見されます。 とても勉強になります。 歴史は繰り返す、ですから。

そしてひとつの昭和史の本として新井喜美夫「転身 瀬島龍三の「遺言」」。
瀬島隆三をご存知でしょうか。 旧日本陸軍参謀にて、11年に及んだシベリア抑留後に入社した伊藤忠商事では副社長・会長へと登り詰め、第二次臨時行政調査会(土光臨調)では土光敏夫会長の参謀役、中曽根政権では影のフィクサーとして政財界に影響力を持った人物ですね。 山崎豊子の小説「不毛地帯」の主人公・壱岐正中佐(実はこれで初めてこの人物の事を知りました)、「沈まぬ太陽」では龍崎一清のモデルであるともいわれていて、興味ありました。 やっぱり昭和史は面白いなぁ、と思った次第です。

ご近所美術館の話題。
先月の予告どおり10日に松柏美術館に行き「未来につなぐ日本画展 松柏美術館公募展大賞受賞作家の現在(いま)」を鑑賞。 皆さん大賞をとられただけあって、画力がありますね。 見応えがありますけれど、描き過ぎのような感じもするのは欲張りでしょうかね。 コロナで公募展が開催されなくなっての企画ながら、色々な作風を感じさせてもらえる良い機会であったと思いました。

会員になっている大和文華館には27日に行って、展示物は見ずにお庭のお散歩を楽しみました。 会員になっているからこその贅沢。 本館前にある枝垂れ桜「三春滝桜」をはじめとして、遅咲きの梅やら、ボケの花、木蓮の花ほか、お庭の散策で心休まるひと時をすごさせていただきました。 当初は美術講座などを目的としての会員入会でしたけれど、コロナで人が集まるのは忌避していることもありますが、植物に関心が移ってきたこともあって、松柏美術館もそうですけれど、お庭の散策が楽しみになりました。 

音楽は、このブログのメインテーマであったはずですが、最近かなり低調です。
この最大の原因は、お気に入りのアンプ SANSUI AU-D707X DECADE の不調。 電源投入後に保護回路が働いて音が出なくなってしまいます。 内部清掃やスピーカーケーブルの引き直しで復活させていますが、症状がぶり返してます。 生き残っているサンスイ・アンプの正統サポート会社に問い合わせましたが、返答なく、再依頼をかけようか思案中。 単身赴任中に中古で購入した SANSUI AU-D707F は、別のチューニングも行なう会社に修理依頼したら、経年劣化で修理不能、との返事で廃棄しました。 けれどこのアンプは、自身30歳の誕生日の自分へのプレゼントですので、大事に使いたいのですね。 修理かなうかしら・・・

音楽が無い生活になってしまうと、かえって音楽を聴きたくなるのも人情というものです。
家人がCDを聴きたい、とかいって買ったのに放置されていた PIONEER ミニコンポ X-EM12 を利用、スピーカーを純正品より Technics SB-X1 に繋ぎました。 純正品のスピーカーもSB-X1も同じ 6Ωですし、15w+15w のアンプなので、それらしく鳴ってくれています。 ただ、お気に入りや気になったアナログレコードが聴けないですものね。 CD棚を漁って、ああっこんなCD持っていたんや、というのを発掘しながら時おり聴いています。 しかしゴミのようなCDばかり 2,000枚・・・PILZ探検隊としての宝さがしで集めた遺物ですね。

そんなこんなで2022年度となります。
新型コロナ、都市部では第7波に巻き込まれないよう充分に注意して、4月以降もまたこのような駄文が書ければと思います。 皆さまも新型コロナにくれぐれもご注意ください。

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