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2022年02月23日

ジョーン・フィールド、メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲

温故知新。 古きを訪ねて新しきを知る、で、初めて全曲を聴いた曲のレコード、
少ないお小遣いより、選りによって買ったレコードを発掘して再聴する第3弾。

このレコードについては、拙ページに以下の記載があります。

1972年頃に購入したキング・レコードの世界名曲1000シリーズ(GT1064)の1枚。 クラシック音楽に興味を持ち始めた中学生のころ、学校の音楽鑑賞の時間に聴いたメンコンを気に入ってレコードが欲しくなった。 さっそく小遣いをはたいて近所の商店街にあったレコード屋に行って購入した思い出深いレコードである。
http://fronte360.html.xdomain.jp/bqcla/lp/gt1064.htm

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P2183121 posted by (C)fronte360

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調 Op. 64 -*1
ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第5番 へ長調 op.24「春」 -*2
ベートーヴェン/ロマンス第1番 ト長調 op.40 -*3
ベートーヴェン/ロマンス第2番 ヘ長調 op.50 -*3

ジョーン・フィールド(vn)
 ルドルフ・アルベルト指揮 ベルリン交響楽団 -*1
クリスチャン・フェラス(vn)
 ピエール・バルビゼ(p) -*2
ジョーン・フィールド(vn)
 アルトゥール・ローター指揮 ベルリン交響楽団 -*3

ヴァイオリン奏者ジョーン・フィールド(Joan Field)については全く知らないけれど、オケがベルリン交響楽団。 ドイツ音楽至上主義による判断で購入したのですが、そんなジョーン・フィールドについて、ネット時代となって、以下の記事を発見しました。 1965年には引退されて、録音も少なく、知る人ぞ知るの演奏家だったのですね。

ジョーン・フィールド(Joan Field、1915年4月28日 - 1988年3月18日)は、アメリカのヴァイオリン奏者。ニュージャージー州ロングブランチの生まれ。 5歳からヴァイオリンを始め、フランツ・クナイゼル、アルバート・スポールディング、ミシェル・ピアストロらに師事。その後、パリ音楽院ではマルセル・シャイエのクラスに入り、ジャック・ティボーやジョルジェ・エネスクらの指導も受けました。1934年にニューヨークのタウン・ホールでデビューを飾り、アメリカ各地のオーケストラに客演を果たしました。1937年にはホワイトハウスでルーズベルト大統領臨席によるリサイタルを成功させ、第二次世界大戦中のバレエ・リュス・ド・モンテカルロのアメリカ公演ではコンサートミストレスを務めました。1944年にはニューヨークのクラシック音楽ラジオ局で「Notes and Quotes」という番組のパーソナリティを務めたり、チャールズ・アイヴスのヴァイオリンソナタ第1番をピアニストのレオポルド・ミットマンと初録音したことで知られています。
https://wmg.jp/discography/23539/

そしてこの演奏、アメリカ人らしいというか、奇を衒わず正攻法で真正面から曲に立ち向かった演奏ですね。 この曲を知ることについては、良い意味で教科書的なのですが、それが少しも退屈ではなく、終楽章に至って、引き締まった中にも熱い感情も秘められたような演奏で、爽やかな感動すら感じてしまいます(中学生の頃に聴いたバイアスもあると思いますが、いい演奏だと思います)。

そしてB面、ベートーヴェンのロマンス。 こちらはとても可憐な演奏ですね。 ジョーン・フィールドの線の細さもあるでしょうが、音楽室の肖像画でしかめっ面のベートーヴェンが、こんなに素敵で優しい曲を作っていたのか、と驚きながらも何度も聴いていたことを思い出します。 こちらも真正面より曲に向かっている演奏で、端正な伴奏にも支えられて、虚飾を廃したいい演奏だと思います。 どちらも好きなのですが、艶やかさの感じられる第2番を推したいと思います。

なお、このジョーン・フィールドが使っていたヴァイオリンは、1698年製のストラディバリウスで、一時ヨーゼフ・ヨアヒムが所有していたものといわれているそうです。 以下によると、1958-1968年は、ジョーン・フィールドの名前がありますね。
https://tarisio.com/cozio-archive/property/?ID=40474

ジョーン・フィールドのメンデルゾーンとブルッフの協奏曲(こちらはCDでも持っていますが)、Naxos Music Library でも聴くことができます。
https://ml.naxos.jp/album/190295154387
posted by fronte360 at 23:31| Comment(0) | 22-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月17日

ホーレンシュタイン、ブラームス/交響曲第1番

温故知新。 古きを訪ねて新しきを知る、で、初めて全曲を聴いた曲のレコード、
少ないお小遣いより、選りによって買ったレコードを発掘して再聴する第2弾。

1977年頃だったでしょうか、どこかのワルツ堂の輸入レコード・コーナーより発掘したブラームスの交響曲第1番のレコード。 米国盤、QUINTESSENCE というレーベル。

当時、ブラームスの交響曲はカイルベルトで2番+4番の交響曲のレコードを持ってましたけれど、第1番の交響曲には興味がそそられることはなく(ベートーヴェンの10番目の交響曲なんて言われいたこともあってか)、買いそびれてました。 でもたぶん安かったのでしょうね、あまり期待せずに購入したように思います。 指揮者のホーレンシュタインについては、既にマーラーの4番の交響曲を買っていたので、どのような人かは知ってましたけれど。

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P2173120 posted by (C)fronte360

ブラームス/交響曲第1番 ハ短調 Op. 68
  ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮 ロンドン交響楽団
    録音:1962年1月29-30日、Walthamstow Town Hall, London, England

これは凄い演奏です。
堂々とした遅いテンポ、恰幅の良い始まりですが、集中力の高さで聴き手を惹き込みます。 要所でテンポを落として歌い込んだり、そしてここぞという時のティンパニの強打、咆哮する金管など、ドラマティックで熱い第1楽章が圧巻ですね。こんなに熱いブラームスの第1番ってちょっとないように思います。

第2楽章、第3楽章でも淡々としながらもまったく弛緩することなく厳しさを持って進め、終楽章へと繋いでまた熱い音楽が戻ってきます。 全体の構成もよく考えられた芸達者なホーレンシュタインらしい圧巻のブラームス。 久しぶりに聴きましたが、個人的にこの曲のベスト・ワンに推したても良いと思います。

なおこの演奏は、NAXOS MUSIC LIBRARY でも聴けます。
https://ml.naxos.jp/work/387341


posted by fronte360 at 10:31| Comment(2) | 22-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月15日

ブルーノ・ワルター、マーラー/巨人(NYP)

自由に時間を使えるようになったら音楽聴き放題・・・
なんて思っていた頃もありましたけれど、変わらず、アンプになかなか火が入りません。
ステレオのある部屋に暖房器具がありませんしね。

そのようなことながら、レコードをかける機会が減っていますけれど・・・
温故知新。 古きを訪ねて新しきを知る、で、初めて全曲を聴いた曲のレコード、
少ないお小遣いより、選りによって買ったレコードを発掘することを思い立ちました。

第一弾は、これです。

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P2153112 posted by (C)fronte360

マーラー/交響曲第1番ニ長調「巨人」
  ブルーノ・ワルター指揮 ニューヨーク・フィルハーモニック
    録音:1954年1月25日

「ワルター不滅の1000シリーズ」、CBSソニーの創業5周年記念として、1973年にソニー初の1,000円盤シリーズとして発売された企画もので、主にニューヨーク・フィルを振ったモノラル録音のシリーズでした。

当時はモノラル録音のレコードは敬遠していたのですが、当時マーラーに興味を持ち始めていたころで、何と言っても廉価盤で唯一の第5番の交響曲が1枚に収録されていたのも嬉しく、曲を知るために購入し、続いて第1番「巨人」も購入したように思います。

マーラーに興味を持ったきっかけもCBSソニーの「音のカタログ」で、「巨人」はバーンスタイン/NYPでしたね。「復活」はワルター/NYP、4番・9番はバーンスタイン/NYPでした。 ご参考までに以下でラインナップが確認できます。
音のカタログ・第1巻 http://fronte360.html.xdomain.jp/bqcla/lp/yacc8.htm
音のカタログ・第2巻 http://fronte360.html.xdomain.jp/bqcla/lp/yacc11.htm

肝心の演奏ですが、再聴して驚きましたが、演奏が若々しいのですね。 ワルターっていうと、それだけで老成したイメージを持つようになっていましたけれど、NYPのちょっと大雑把なアンサブルもあるせいか勢いが感じられて、第4楽章なども曲の良さをストレートに感じます。 モノラル録音という不利な条件も気にならない感じ。

当然のことながら細部など今の録音の精度には敵いませんけれど。 初心者であった自分には曲の本質を感じさせてもらえた演奏で、とても良い出会いであったと思いました。 この次に購入した「巨人」は、クーベリック/バイエルンだったかしら。 カセットテープに録音して飽きるほど聴いてましたねぇ。


posted by fronte360 at 23:52| Comment(2) | 22-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月09日

ハンス・リヒター=ハーザー、ブラームス/ピアノ協奏曲第2番

自由に時間を使えるようになったら音楽聴き放題・・・
なんて思っていた頃もありましたけれど、変わらず、アンプになかなか火が入りません。
ステレオのある部屋に暖房器具がありませんしね。

そんな悪い条件下ですが、時おりここ数年聴いてなかったであろう盤を探しては、
ターンテーブルに載せていたりします。

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P2083111 posted by (C)fronte360

ブラームス/ピアノ協奏曲第2番
  ハンス・リヒター=ハーザー(p)
   ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

2005年5月16日だから単身赴任前、しょっちゅう川崎出張していた時期、御茶ノ水ディスクユニオンにて 300円で捕獲したニュー・セラフィム・ベスト150シリーズの廉価盤です。 こんなところ(シリーズ)にカラヤンがいるなんて、と驚いたのを覚えています。

カラヤン存命中、この曲はゲザ・アンダと再録し、この録音はCD化されなかった・・・
ということは、カラヤンは気に入っていなかったかもしれませんね。 リヒター=ハーザーの強靭なピアノと流麗なサポートのカラヤン、この勝負の軍配は、リヒター=ハーザーでしょう。 ピアノ付き交響曲とも称されるこの曲を、ピアノ主導で演奏しきっているのですものね。

でもこの両者の対比が面白いとも言えるのですね。
この曲、ピアノ協奏曲と言われて聴いているけど、まず交響曲みたいに4楽章構成だし、肝心のピアノ・ソロの聴きどころがなくて、なんじゃい、って思って万年ビギナーの当方など敬遠しがちなんです。 そんな人、多くいると思うけどな。

とにかく、この曲を味わうにはとてもいい演奏だと思います。
この曲の魅力をみせてくれているようです。



posted by fronte360 at 08:00| Comment(2) | 22-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月08日

ベイヌム、ドビュッシー/交響詩「海」、夜想曲

自由に時間を使えるようになったら音楽聴き放題・・・
なんて思っていた頃もありましたけれど、変わらず、アンプになかなか火が入りません。
ステレオのある部屋に暖房器具がありませんしね。

そんな悪い条件下ですが、時おりここ数年聴いてなかったであろう盤を探しては、
ターンテーブルに載せていたりします。

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P2083110 posted by (C)fronte360

ドビュッシー/交響詩「海」
ドビュッシー/夜想曲
  エデュアルト・ベイヌム指揮 アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
                アムステルダム音楽院女声合唱団

日本フォノグラム・フォンタナレーベルのグロリア・シリーズ、定価 900円。
レコード番号 FG-46 ながら厚紙ジャケットの初期盤ですね。
中古で捕獲したことは間違いありませんが、いつどこで捕獲したかは覚えてないなぁ。

指揮者のベイヌム、メンゲルベルクのナチス協力による追放の受けてコンセルトヘボウ管の指揮者に昇格、華やかな印象はなくて、1959年に心臓麻痺で急逝して、いまや忘れられた指揮者かもしれませんけれど、実力者ですね。

ベイヌムのフランス音楽、均整のとれた演奏ですね。 繊細さや華麗さを纏っていてどこか掴みどころのなさもあって、個人的にフランス音楽は敬遠気味なのですけれど(でも掴みどころのないイギリス音楽は好きだったりするのですけれど)。 そんなドビュッシーの音楽をきちんと整理して、でも内に秘めたロマンは失わず、抜群の平衡感覚で目先の煌びやかさの奥底に流れている音楽の良さを届けて下さいますね。

久しぶりに聴きましたが、いい演奏ですね。

posted by fronte360 at 20:10| Comment(0) | 22-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月03日

ボリス・ハイキン、グラズーノフ/四季

 自由に時間を使えるようになったら音楽聴き放題・・・
なんて思っていた頃もありましたけれど、変わらず、アンプになかなか火が入りません。
ステレオのある部屋に暖房器具がありませんしね。

 そんな悪い条件下ですが、時おりここ数年聴いてなかったであろう盤を探しては、
ターンテーブルに載せていたりします。

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P1283106 posted by (C)fronte360

グラズーノフ/バレエ音楽「四季」
  ボリス・ハイキン指揮 モスクワ放送交響楽団

 キレの良いリズム、カラフルで洒脱な演奏ですね。
四季というと、春夏秋冬、ヴィヴァルディの四季もこの順番になってますけど、
グラズーノフの四季は、冬からはじまるのですね。 冬春夏秋 の順番。
ロシアらしいといえば、ロシアらしい順番でしょうか。
終曲の秋にむかって、明るさが増してゆくのですね。 ほとんど、というか、まったく
曲について覚えてませんでしたが、なかなか楽しい曲でもありました。

 あと話は違いますけど、これを聴いていた1月28日
いきなりアンプの保護回路が働いて電源ランプが点滅、音が出なくなりました。
アンプが壊れた・・・ 老後の楽しみが・・・(絶望)・・・

 とりあえずアンプをラックより引き出し、スピーカーケーブルを外し、
アンプの蓋を開け、中を確認・・・しても、不良個所など分かるはずもなし。
とりあえず埃まみれなんで、掃除機で内部清掃を実施。

 これでなんとか復活したみたい。 いやはや、幸先の悪い老後の楽しみでした。

posted by fronte360 at 08:27| Comment(0) | 22-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年01月15日

モーツァルト/フルート四重奏曲

早朝散歩より戻ってシャワーを浴びて、一息ついての音楽鑑賞。

暖房器具のない寒い部屋ですが、暖かい空気感を醸し出してくれそうなのをと
チョイスしたのは、モーツァルトのフルート四重奏曲集(全4曲)

ジャン=ピエール・ランパル(fl)
アイザック・スターン(vn)、アレクサンダー・シュナイダー(va)、レナード・ローズ(vc)

久しぶりのブログ投稿なので、過去記事を検索してみると・・・
なんとちょうど11年前の今日、単身赴任時代の2011年1月15日にも聴いてました。
旧成人の日1月15日に聴きたくなる曲なのかしら。

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P1153105 posted by (C)fronte360

帯広の学生時代、大学生協で25%offのセールが年に1・2度あったかしら、
その時に捕獲したもので、それ以来の愛聴盤でもあります。

煌びやかなギャラント風の闊達なランパルのフルートに、
スターン、シュナイダー、ローズのトリオ演奏、息の合ったセッション風で、
腕利きの人たちが集まって、肩の力を抜いて自分たちの演奏を楽しんでいる、
そのように感じる演奏です。

今では、煌びやかなランパルのフルートよりも渋い響きのニコレが好みですが
この曲に関しては、この演奏に完全に刷り込まれてしまったようです。

以上、11年前の記事より

posted by fronte360 at 11:20| Comment(2) | 22-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする