2021年06月13日

スィトナー/SDK、モーツァルト/交響曲第29番

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによる第4波、緊急事態宣言も再延長中!
おとなしくお家で良い音楽を♪

昨日は亡父の祥月命日のため朝の散歩はやめて、7時すぎより実家に向かっていました(午前3時に一度目覚めたので、そのときに散歩に行けないことはなかったけれど、睡眠優先です)。 今朝もちょっと睡眠を優先させたので、朝6時前の散歩スタート、8時前に自宅に戻ってくる直前より雨が降り始めたので、ちょうどうまい具合でした。 戻ってくる頃はパラパラっと降って、傘も不要な感じでしたけど、いまは結構しっかりと降ってますね。 梅雨ですものね。

ちょっと湿っぽくなった柔らかな空気を部屋に入れて聴くのは、オトマール・スィトナーさんがドレスデン国立歌劇場のシェフとなった1960年に録音された、スィトナー弱冠38歳のときのモーツァルト。

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モーツァルト/アイネ・クライネ・ナハトムジーク K.525
モーツァルト/セレナータ・ノットゥルナ K.239
モーツァルト/交響曲第29番 イ長調 K201 (*)

 オトマール・スィトナー指揮 シュターツカペレ・ドレスデン
   1960年11月9日、1960年6月6-9日(*) 録音

このところコレギウム・アウレウムやリンデ・コンソートなど穏健だけど古楽器による演奏を聴くことが多かったので、ひさしぶりのモダン楽器によるモーツァルトですが、こちらも美しい演奏ですね。 ちょっと遅めのテンポ、滋味あふれるドレスデンのオケの響きを堪能させて、心が和みます。

とくに交響曲第29番、このコンビによる最初の録音とのことですが、丁寧にじっくりと歌い上げているようですが、生命力もあって素晴らしいですね。 ちょっと間違えると噛んで含めるような教科書的な演奏になりかねないと思うのですけれど。 オケの特質と、若きスィトナーさんの才気がよく出た演奏ではないでしょうか。

スィトナーさん、クラシック音楽を聴き始めた中学生の頃より、NHK交響楽団を指揮しているTV映像をよく見ていたのですけれど、ちょっと頑固そうなドイツの先生といったイメージでしたよね。 こんなしなやかなモーツァルトを演奏されていたとは、後年になって驚いたものでした。

なおこれらは NAXOS MUSIC LIBRALY で聴くことができます。
セレナードは、こちら。 交響曲は、こちら です。

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2021年06月05日

デームス、コレギウム・アウレウム、モーツァルト/ピアノ協奏曲

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによる第4波、緊急事態宣言も再延長!
おとなしくお家で良い音楽を♪

今朝もまた雨上がりのちょっとひんやりとした空気をたっぷり吸った早朝散歩。
今日は朝5時スタート、しっかり2時間ちょっと歩き、自宅に戻ってからも自宅前の溝に生えた雑草の除去や、排水溝に溜まった土を取り除いたりしていました。 明日朝、ご近所自治会の清掃日なので、早めのメンテナンスです。 金魚の水槽の水交換もしたいけど、それは後回しにしましょ。
そんなこんなで今朝もまたトータル 13,000歩。 散歩に出かける前と後では 0.5Kg の減量となりました。

爽やかな朝、今日も美しい演奏がいいなと、コレギウム・アウレウム合奏団とデームス先生によるモーツァルトのピアノ協奏曲。

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モーツァルト/ピアノ協奏曲第26番 ニ長調 KV537 「戴冠式」
モーツァルト/ピアノ協奏曲第8番 ハ長調 KV246 「リュッツォウ」

 イェルク・デームス(ハンマーフリューゲル)
 コレギウム・アウレウム合奏団
   1970年6月24-26日  バイエルン州キルヒハイム、フッガー城糸杉の間

現代ピアノの前身ハンマーフリューゲルによる、抑えられた響きで聴きなれた曲がどことなく朴訥な味わいに感じられて心が和みます。 そして現代ピアノによる演奏よりも華やかさが抑えれたぶん、曲に奥行きも感じられるようです。 これはデームス先生によるところ大なのでしょうが。

とくに第26番ではフルートやオーボエなどまろやかな古楽器の響きが時折フューチャーされ、古楽器演奏を強く印象付けているよう。 高校生の頃など、これがモーツァルトの時代の響き、と単純に感動していましたが、今となってはちょっとやりすぎかな、と思えたりもしますけどね。 でも美しい演奏なので好きですけれど。

なおかつてデームス先生と仕事をしたことがある友人の話では、自分のことを自ら「デームス・センセイ」と言っていたとのことでした。
そのデームス先生も鬼籍に入られて早や2年、今年は3回忌ですか・・って仏教徒じゃないだろうから3回忌は関係ないでしょうけれど、月日の経つのは早いものですね。


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2021年05月23日

コレギウム・アウレウム、J.S.バッハ/管弦楽組曲

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによって第4波、3度目の緊急事態宣言!
おとなしくお家で良い音楽を♪

今朝もまた雨上がりのちょっとひんやりとした空気をたっぷり吸った早朝散歩より戻ってきました。 今日も朝6時前のスタート、しっかり2時間歩きました。 そして帰宅後はシャワーを浴びる前、金魚の水槽の水交換・フィルター清掃も行って、トータル13,000歩となってました。 散歩に出かける前と後では今日も 0.4Kg の減量でしたが、散歩前の体重は昨日と同じなので、やせた、という訳ではありませんな。 現状維持。

さて、梅雨の晴れ間のこんな爽やかな朝にはバロック音楽でしょう。 美しい演奏がいいですね、と、コレギウム・アウレウム合奏団によるJ.S.バッハの管弦楽組曲をターンテーブルに載せました。

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J.S.バッハ/管弦楽組曲全集
  コレギウム・アウレウム合奏団
  ハンス=マルティン・リンデ(fl、第2番)
   1969年、バイエルン州キルヒハイム、フッガー城糸杉の間 録音

バッロク音楽の古楽器演奏ブームを牽引したコレギウム・アウレウム合奏団も、今ではすっかり忘れ去られてしまいましたけれど、古楽演奏の技法や解釈など門外漢の当方にとっては、純粋に美しくかつ躍動的ながらもしっかりとした構成感を保った演奏が好きですね。 先鋭的な古楽演奏よりも何より落ち着いて音楽を楽しめます。

第2番でフラウト・トラヴェルソの独奏を担っているハンス=マルティン・リンデさん、奥ゆかしく控えめな演奏なのも好感が持てます。

彼が主催した団体リンデ・コンソートによる同じくJ.S.バッハの管弦楽組曲全集のレコードも持っていますが、より渋いフラウト・トラヴェルソの響きながら、演奏の人数を絞り込んだ編成でもうちょっと古楽演奏っぽく演ってますね。 1969年と1983年の時代差かもしれませんが、いずれにしても穏健な演奏です。

コレギウム・アウレウム合奏団、典雅でふくよかな響きが何より魅力的です。

posted by fronte360 at 09:42| Comment(0) | 21-LP/CD音楽(Clasical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月22日

ローラ・ボベスコ、珠玉のヴァイオリン小品集

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによって第4波、3度目の緊急事態宣言!
おとなしくお家で良い音楽を♪

梅雨入りして連日の雨模様でしたが、天気予報どり今朝は雨もあがって清々しい空気をすいながらの、いつものご近所に行って戻ってきました。 朝6時スタートで人通りもほとんどなく、マスクは持ってますが基本していません(店舗に入るときはしますけれど)。 これが7時スタートになると人通りも増えてくるので、マスク着用で清々しさも半減。 やはり早起きは気持ちがいいですね。 そして、今朝は 12,000歩ほど歩き、散歩に出かける前と後では 0.4Kg の減量となりました。

朝のレコード鑑賞、めずらしくヴァイオリンの小品集。 大規模管弦楽曲のレコードは多数ありますけれど、このような器楽曲のは手薄です。 ルーマニア出身の美人奏者として根強いファンを持っていたローラ・ボベスコさん。 しっとりと情感豊かに歌うヴァイオリンで疲れた日々を慰めましょう。

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P5223089 posted by (C)fronte360

ローラ・ボベスコ、珠玉のヴァイオリン小品集

Side.A
 ラフマニノフ/ヴォカリーズ
 コレリ/テンポ・ディ・ガヴォッタ
 ヴィニャフスキ/伝説曲 作品17
 パラディス/シチリア舞曲
 サラサーテ/サパテアード

Side.B
 ラフ/カヴァティーナ
 グルック/ガヴォット
 ヴュータン/夢想 作品22
 フォーレ/アンダンテ
 ラモス/ガト(アルゼンチン舞曲)

  ローラ・ボベスコ(vn)、 セルジュ・ベマン(pf)
    1977年録音

ローラ・ボベスコさん、2003年に鬼籍に入られたのですね、なんかついこの前のような気がしていましたが、時の経つのは早く、老いるのもまた致し方なし、ですね。

検索かけたら自分の文章がひっかかってきました(完全に忘れてました、ボケも進行しているようです)

posted by fronte360 at 09:03| Comment(0) | 21-LP/CD音楽(Clasical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月16日

ホリガー、ヴィルトゥーソ・オーボエ・コンチェルト

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによって第4波、3度目の緊急事態宣言!
おとなしくお家で良い音楽を♪

昨夜、転寝をしてケーキを食べ損なって目覚めた朝、天気予報は曇り時々雨だったかしら。 路面は濡れているけれど、雨は降っていなかったので、折畳傘を持って早朝散歩にスタート。 途中で雨は降り出したけれど、24時間営業の業務用スーパー(あの業スーではありません)で買い物を終えると雨はやみ、8時過ぎに自宅に戻ってきました。 今朝は 12,500歩ほどでした。 ちょっと風が肌寒い感じかな。 散歩に出かける前と後では 0.3Kg の減量。 汗のかき方の少な目だったようです。

朝のレコード鑑賞、いつもはバロック音楽ですが、趣向を変えてカンポーリとバルビローリによるブラームスの二重協奏曲や、マルケヴィッチやヒンライナーでモーツァルトの戴冠ミサなどを聴いてましたが、落ち着いた朝には、どうもしっくりきませんね。

18世紀後半から19世紀前半にかけてのイタリアのオペラ作曲家によるオーボエ・コンチェルトのレコードに落ち着きました。 単身赴任時代の2011年10月22日、レコファン渋谷BEAM店で捕獲してきたもの。 黄色のUSECD特価シール税込100円が貼ってありますが、10枚以上買うと半額(50円)になるセール品、残念ながらそんな太っ腹な渋谷BEAM店も閉店してしまいましたねぇ。

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P5163088 posted by (C)fronte360

ヴィルトゥーソ・オーボエ・コンチェルト

Side.A
 ベッリーニ/オーボエ協奏曲 変ホ長調
 サリエリ/フルートとオーボエのための協奏曲 ハ長調

Side.B
 チマローザ/オーボエ協奏曲 ハ長調
 ドニゼッティ/イングリッシュ・ホルンのための小協奏曲 ト長調

 ハインツ・ホリガー(ob,ehr)、オーレル・ニコレ(fl)
  ペーター・マーク指揮 バンベルグ交響楽団
    1965年1月11〜15日 ハンブルグ、ヴァンドスペック・スタジオ

ベッリーニのオーボエ協奏曲、単一楽章の6分ほどの小品ですが、軽やかに歌うオペラ・アリアのような気品ある作品ですね。 冒頭を飾るにふさわしい感じ。
サリエリの曲は華やかでフルートがこれまた柔らかな響きでいい感じ。 チマローザのオーボエ協奏曲はお馴染みですが、アーサー・ベンジャミンによってチェンバロ・ソナタから編曲されたものですね。 これがまたいい仕事してますわ。 ドニゼッティのもまたオペラ作曲家らしく歌心あふれる曲です。 近畿・東海も梅雨入りしたとのことですが、心が軽くなる曲たちです。

これらの演奏は NAXOS MUSIC LIBRARY でも聴くことができます。


posted by fronte360 at 12:08| Comment(0) | 21-LP/CD音楽(Clasical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月15日

パイヤール、ヴィヴァルディ/四季

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによって第4波、3度目の緊急事態宣言!
おとなしくお家で良い音楽を♪

今日は天気下り坂、曇りのち雨の予想だったと思うけれど、早朝より日差しもさして気温も20℃ほどあったでしょう、ワーキングシャツ1枚で早朝ご近所散歩。 朝9前に戻ってきたら 13,000歩ちょっとでした。

シャワーを浴び、体重計測をすると、出かける前と後では 0.5Kg の減量。 汗をかく季節になりました。 さて、今朝のレコード鑑賞は、フランソワ・パイヤール師匠より、ヴィヴァルディの四季をチョイス。 師匠らしい、気張ったところのない上品で典雅な「四季」ですね。

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P5153087 posted by (C)fronte360

ヴィヴァルディ/協奏曲集「四季」op.8
  ジャン=フランソワ・パイヤール指揮 パイヤール室内管弦楽団
  ジェラール・ジャリ(vn)
    1970年3月 パリ、ノートルダム・デュ・リバン教会 録音

1970年当時、イ・ムジチ(独奏アーヨ)による「四季」がベスト・セラーでしたね。 世は「四季」ブームといえる状況、ミュンヒンガー、マリナー、カラヤンも四季を録音し、イ・ムジチはミケルッチを新たな独奏者として新盤を録音したのは 1969年だったようです。

そんな状況のなか、日本コロムビアによる要請を受け仏エラートの協力を得て録音されたのがこのパイヤール盤である旨がジャケット解説にも記載されてますね。 そしてインレートカードとして、パイヤール師匠による楽曲解説が付録として付いてます。 もっとも時代考証を武器に丁々発止とした古楽器演奏が出る前なので、楽典的なことよりも曲想イメージによる解説になってます。

そういつの間にか、小難しい古楽器演奏に慣れてしまったようですが、改めてパイヤール師匠で「四季」を聴くと、落ち着きます。 イ・ムジチで刷り込まれてしまっているせいもあるでしょうが、イタリアの陽光輝く溌剌とした「四季」のような沸き立つような感情は抑えられていて、優雅に典雅に流れてゆく「四季」ですが、整理整頓された音楽の上をジェラール・ジャリによるヴァイオリンの美音が絡んで綺麗です。

さわやかな5月に似合う演奏ですね。

posted by fronte360 at 10:06| Comment(0) | 21-LP/CD音楽(Clasical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月05日

ラクロワ、J.S.バッハ/クラウンザン協奏曲

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによって第4波、3度目の緊急事態宣言!
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小雨模様、今は雨音が聞こえますけれど、雨粒がまだそんなに落ちてこず、そぼ濡れながらも傘をさすほどでもなかった朝6時過ぎより今日もご近所散歩に出かけました。 今朝も約2時間 12,000歩強を歩き、一昨日 33,123歩、昨日 20,411歩、足は疲れ気味ですけれど、歩けば天気は悪いものの気分は晴れます。

シャワーを浴び、さっぱりとしてからのレコード鑑賞。 昨日はクルト・レーデル師匠でしたので、今日はフランソワ・パイヤール師匠を色々と聴いています。 モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲も彼らしい華やかな演奏ですね。

さてパイヤール師匠を聴いていると、その伴奏者としてよく目(耳)にするのが、クラウザン奏者のロベール・ヴェイロン=ラクロワさん。 フランス語ではクラウザン、英語だとハープシコード、ドイツ語だとチェンバロですね。

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P5053086 posted by (C)fronte360

エラート1000シリーズ バロックの大作曲家たち5

Side A.
 J.S.バッハ/クラウザン協奏曲第5番 へ短調 BWV1056
 J.S.バッハ/2台のクラウザンのための協奏曲 ハ短調 BWV1060 *

Side B.
 J.S.バッハ/イタリア協奏曲 へ長調 BWV971
 J.S.バッハ/半音階的幻想曲とフーガ ニ短調 BWV903

 ロベール・ヴェイロン=ラクロワ(clavecin)
 アンヌ=マリー・ベッケンシュタイナー(clavecin)*
  ジャン=フランソワ・パイヤール指揮 パイヤール室内管弦楽団

峻厳な大バッハ、カール・リヒターの演奏に刷り込まれているせいか、そんなイメージを持ってしまいますので、ラクロワさんの演奏はしっかりとしていながらも線の細さを感じます。 逆にいうと繊細でかつ知的な演奏なのですね。 クラウザン協奏曲でのパイヤール師匠との息のあった演奏がいいですねぇ。

半音階的幻想曲とフーガは、熱っぽさ奔放さとは真逆。 刺激的なフレーズの浮きあげなど皆無、オーソドックスというのかなぁ、落ち着いて真摯に曲と向き合うような演奏ですね。

ジャケットの写真、小さくで分かりにくいかと思いますが、フェルメールのヴァージナルを弾いている婦人ですね。 ヴァージナルもクラウザンと同様な発音機構を持った楽器ですね。 箱型であることが多く、弦が鍵盤と並行(長辺)に張ってあったりします。
posted by fronte360 at 11:07| Comment(0) | 21-LP/CD音楽(Clasical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年05月04日

おもちゃの交響曲 レーデル/モーツァルト父子の音楽

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによって第4波、3度目の緊急事態宣言!
おとなしくお家で良い音楽を♪

大阪の感染者が高止まりなのは、これ以上検査もできないためだそうですね。 昨日も所要のため昼過ぎより大阪鶴橋より玉造まで歩きましたが、変わらず連れ立った若者が多いですねぇ。 じっとしていられないし、学校も休みなので友達にも会いたい気持ちも分からないではないけれど、困ったものです。

気を取り直し、5月4日「みどりの日」も爽やかな早朝。 今朝も朝6時過ぎよりご近所散歩に出かけて約2時間 12,000歩ほど歩きました。 昨日は 30,000歩ちょっと歩いたので、少々足も疲れ気味ですけれど、新緑を愛でながらの散歩は気持ちよいものです。

シャワーを浴び、さっぱりとしたので、何を聴こうかな・・・ バロック音楽を漁っていましたが、クルト・レーデル師匠のレコードより、こいつをピックアップ。 これも爽やかな朝によく似合う音楽です。

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P5043085 posted by (C)fronte360

おもちゃの交響曲 レーデル/モーツァルト父子の音楽

Side A.
 L.モーツァルト/おもちゃの交響曲
 W.A.モーツァルト/行進曲 ニ長調 kv.335a
 W.A.モーツァルト/5つのコントゥルダンス kv.609/kv.610

Side B.
 L.モーツァルト/そりすべり
 W.A.モーツァルト/3つのドイツ舞曲

  クルト・レーデル指揮 ミュンヘン・プロ・アルテ管弦楽団

クラシック音楽を聴き始めた1970年代初め頃、1,000円盤と呼ばれたクラシックの廉価盤でのバロック音楽の一翼を担っていたがクルト・レーデル師匠でしたね。
どんな曲も聴きやすくいざなってくれた師匠の手慣れた棒、ここでも安易に落ちることなく、しっかりと曲想を伝えてくれて、いいですねぇ。 安心して聴くことができます。

なおジャケット裏面の7割方、おもちゃの交響曲の作曲者についての考察となっています。 ヨーゼフ・ハイドン、ミヒャエル・ハイドン、レオポルド・モーツァルト、エドムント・アゲラー。

Wikipedia では、エドムント・アンゲラーを作曲者としていますが、このジャケット解説(大宮真琴)では、W.A.モーツァルトが1770年に旅先より書いた、早く家に帰って玩具楽器を吹いてベルヒテスガーデンの音楽をやりたい、という手紙を引き、ザルツブルグが玩具楽器の産地であるベルヒテスガーデンに近いなど、L.モーツァルト説となってます。

そんなことはともかく楽しい音楽、レーデル師匠の技が光ってます。

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2021年05月03日

パリ・バロック・アンサンブル/ヴィヴァルディ名曲選

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによって第4波、3度目の緊急事態宣言!
おとなしくお家で良い音楽を♪

高知より自宅の奈良に戻りましたが、戻ってみると5月1日より奈良市の図書館が臨時休刊となってました。 奈良は、緊急事態宣言やまん延防止対策の適用を申請してませんが、しようとしなくとも、感染者が多いことには変わりなく、この対策も致し方なし、ですね。 予約していた図書か来ているとの通知も4月27日に貰ってましたが、高知に行っていたので受け取れないのが残念ですけれど。

気を取り直し、爽やかな憲法記念日の早朝。 朝6時過ぎよりご近所散歩に出かけて約2時間 12,000歩ほど歩きました。 シャワーを浴びて、さっぱりとして、何を聴こうかな・・・ やはり朝は、バロック音楽でしょう。

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P5033083 posted by (C)fronte360

パリ・バロック・アンサンブル/ヴィヴァルディ名曲選

Side A.
 ヴィヴァルディ/協奏曲 ハ長調
  フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための
 ヴィヴァルディ/ソナタ第1番 変ロ長調
  ファゴットと通奏低音のための
 ヴィヴァルディ/協奏曲 ニ長調
  ヴァイオリン、フルートと通奏低音のための

Side B.
 ヴィヴァルディ/協奏曲 ニ短調
  フルート、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための
 ヴィヴァルディ/ソナタ
  オーボエと通奏低音のための
 ヴィヴァルディ/協奏曲 ト短調
  フルート、オーボエ、ヴァイオリン、ファゴットと通奏低音のための

 パリ・バロック・アンサンブル
  J.P.ランパル(fl)、P.ピエルロ(ob)、R.ジャンドル(vn)、
  P.オンニュ(fg)、R.V.ラクロワ(hpsi)

東京単身赴任時代、2009年12月23日に世田谷美術館に行った帰り、JRに乗り換える渋谷で寄り道をし、先日無くなったレコファン渋谷BEAM店の店頭ダンボール箱(通称「餌箱」)より救出したものです。

1975年、エラートの1300円盤「フィオーリ・ムジカーリ 音楽の花束/エラート1300」と書かれてますが、今の花の季節によく似合うレコードですね。

何より、パリ・バロック・アンサンブルの演奏、管楽器の国フランスの柔らかくそれでいて高貴さ気高さを匂わせる素敵な演奏の数々に心和みます。 中でもポール・オンニュのファゴット、A面2曲目など存分にオンニュの肌合いの柔らかな響きを楽しむことができて幸せです。

ヴィヴァルディ、というとご存知のとおりイタリアの作曲家で、溌剌とした快活さが心地よいときもあれば、ちょっと元気すぎかな、と感じて敬遠することも多々あるのですが、パリ・バロック・アンサンブルの演奏はそんな刺激的な要素は皆無です。

心地よくなったので、カートリッジをより繊細な響きが出るかな、とオーディオ・テクニカの AT150Ea/G に換装して聴きおなしてます。

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P5033084 posted by (C)fronte360


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2021年04月25日

アンネローゼ・シュミット、モーツァルト/ピアノ協奏曲第26・19番

新型コロナウィルス感染、変異ウィルスによって第4波、3度目の緊急事態宣言!
おとなしくお家で良い音楽を♪

昨日も実家詣のため鶴橋駅より玉造まで歩きましたが、土曜の午後4時というのに立ち飲みは超満員。 暖かくなったのでビニール・カーテンは外し、店外にもはみ出した客がまさに路上飲酒状態となってました。 もちろんマスクなどせず、ジョッキ片手に口角泡を飛ばさんばかりのおしゃべりは迷惑この上もなく、あんたらがコロナに罹かって救急車にも乗れなくなるのは勝手だけれど・・・ 足早に通りすぎました。

気分を切り替えて、モーツァルト。
聞き逃し配信で聴いているNHKラジオ「カルチャーラジオ 芸術その魅力」は、モーツァルト没後230年として横浜国立大学教授でヨーロッパ文化史研究家の小宮正安さんによる「モーツァルトと18世紀」。 時代を切り口として、聴き馴染んだモーツァルトの曲にまた別の一面に光をあてて、なるほどねなどと興味深く聴いています。

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P4253082 posted by (C)fronte360

モーツァルト/ピアノ協奏曲第26番「戴冠式」kv537
モーツァルト/ピアノ協奏曲第19番 kv459
 アンネローゼ・シュミット(p)
  クルト・マズア指揮 ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
    1972年2月27日/3月1日(kv537)、1973年8月27日/28日(kv459)

敬愛するアンネローゼ・シュミットさまによるモーツァルトとの出会いは、中学2年生だったでしょうか、大阪フィルの演奏会だったと記憶しています。 クラシック音楽を聴き始めて間もないころから、シュミットさまはお気に入りですね。

とはいうものの、何度か来日していることは週刊FMなどの音楽雑誌で目にはしていたものの、貧乏学生ゆえレコードなど買えるはずもありませんでした。 このレコードは、帯広ですごしていた学生時代、たまたま大阪に帰省していたとき、千日前にあったワルツ堂で捕獲した中古レコードだったはず。 1982年ころだったかしら。 それからでも40年ほどの年月が経ってしまいましたね。

後年、Berlin Classics でCD化されて、愛用のメモリプレーヤの定番メニューになってもしましたが、かわらず時々このレコードを出して聴いています。
硬質なシュミットさまのタッチによるモーツァルト、初期ベートーヴェンを想起させるちょっと生真面目モーツァルトですね。 レコードで聴くと低音の厚みも増して奥行きを感じるのは気のせいか。

伴奏のクルト・マズア、ここでは色をつけずに折り目正しい好サポートをしています。 そして何よりドレスデン・フィルのしっとりと落ち着いた音色、これがいいですね。 ピアノを引き立てているように感じます。 第19番の第2楽章など心に滲みます。

第19番は NAXOS MUSIC LIBRARY で、第26番も NAXOS MUSIC LIBRARY で聴くことができます。

posted by fronte360 at 11:02| Comment(2) | 21-LP/CD音楽(Clasical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする