2018年05月20日

レーグナー、シューベルト/交響曲第2番、第6番

久しぶりに音楽のお話し。
1990年代、旧東ドイツの放送音源をCD化していたPLIZ・EGR盤。
EGRとは、East German Revolution のこと。

PILZについては、幽霊演奏を売りさばくためにアルフレート・ショルツ設立、
そんな誤った記事もありますが、社長はPILZさんで、何かの事件で逮捕され、
倒産したレーベルですね。
気合いの入った録音の他に、ショルツなどの幽霊演奏をつかまされたものが
かなり入リ込んでしまっていたことは事実ですが、演奏に罪はありません。

話が横道にそれました。
いつも金欠な当方は廉価でCDが手に入ることを優先しつつも、質の高いもの、
これを求めていたので、このEGRは願ってもないシリーズでした。
ただし輸入盤コーナーでもあまり売っていないのが難点でもあり、
コレクター心をくすぐる存在でもあって、一時精力的に集めていました。
20枚ほどが手元に残っています。

当然聴いたことのない音楽も耳にするようになって、聴く音楽の幅も拡がる、
そんな中で、レーグナーのシューベルトの交響曲第2番、第6番と出会い、
これにすっかりはまってしまいました。

特に第2番のチャーミングなこと。こんな音楽がシューベルトにあったんだ…
大きな発見、喜びでした。

P5201156
P5201156 posted by (C)fronte360

シューベルト/序曲 D.470 D.556 D.648
シューベルト/交響曲第2番 D.125
シューベルト/交響曲第6番 D.589
  ハインツ・レーグナー指揮 ベルリン放送交響楽団

これを発端にシューベルトの交響曲は全集として集めるようになって、
ブロムシュテッド、ベーム、サヴァリッシュ、ヴァント、ムーティ etc.
あと古楽器ではノリントンや、図書館でカラヤンも借りてきましたけど、
一番のお気にりは、よく歌う演奏の最右翼じゃないかな、ムーティ。

でもそこに至る基本動機はこのレーグナー/ベルリン放送交響楽団。
わくわく感が止まらない第2番の第1楽章。 しっとりと歌う第2楽章。
第6番の終楽章の軽やかに歌わせるのはムーティと双璧でしょうか、
オケの特質(ウィーンフィル)でムーティは得している感じだな。

いわゆるドイツ的なかっぷくの良さを残しながら、あくまでも軽快に進め、
管楽器もチャーミングに歌って心地よいけど、軽やかさには流されず、
しなやかなんだけど、その中の強靭な芯を通し、表面には見せない。
ヴァントだとね、ここでゴリゴリと押しちゃうんですよね。
カラヤンやベームだと律儀に進めてしまうとか、聴き比べると面白い。

シューベルトの交響曲、未完成やグレート、第5番以外も面白い。
いや、これら以外のほうが面白い。



posted by fronte360 at 07:57| Comment(1) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月18日

セル、コダーイ/ハーリ・ヤーノシュ組曲

昨日も酒蔵みてある記のハイキングに行きましたが、14時に一度自宅に戻り、
またから図書館や買い物ほか色々と出歩いて30,000歩ほど歩きました。
足腰のだるさ・・・また坐骨神経痛にならねばいいのですが。

さて今朝も足腰をいたわりながら音楽鑑賞は、セル/クリーヴランドの続き。

P2180095
P2180095 posted by (C)fronte360

コダーイ/ハーリ・ヤーノシュ組曲 -*
プロコフィエフ/交響組曲「キージェ中尉」-**
  ジョージ・セル指揮  クリーヴランド管弦楽団
   トニー・コヴェス=シュタイナー(ツィンバロン)-*
   ディヴィッド・ゾーダー(コルネット・ソロ)-**
   ディヴィッド・ピールマン(コントラバス・ソロ)-**

セルのレコードというと、R.シュトラウスのティルとこれが浮かびます。
そしてツィンバロンが活躍する「ハーリ・ヤーノシュ」の「間奏曲」。
中学生の頃、ソニーの「音のカタログ」を聴いて、この「間奏曲」
ツィンバロンを伴った強靭な音楽が流れ出すと、空気までも一変した感じで、
す・すごい! と感嘆したものでした。

さて、ここに収録されている「ハーリ・ハーノシュ」「キージェ中尉」
セルの死の前年(1969年)の録音です。 円熟期と言って良いのでしょうね。
いずれの曲もアイロニカルな内容の作品ですが、そんな皮肉やユーモアを
演奏の中にとても品良く折り込んでいます。

そして何より鳴らすべきところではオケをダイナミックに響かせていて、
とても精緻なアンサンブルですが、暖かさをも感じさせる演奏ですね。
オケをこれだけ見事にドライヴしているのを聴くと気持ち良くなります。
セルって凄い指揮者だったのだな、と今更ながら気付かせられる演奏です。


posted by fronte360 at 07:20| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月11日

セル、モーツァルト/交響曲第40番、第39番

昨日は雨模様のなかハイキングに行ってきましたが、14時に一度自宅に戻り、
またから図書館や買い物ほか色々と出歩いて用事を済ませて20時半に帰宅。
なんと32,000歩ほど歩いました。 おかげで足腰のだるいことだるいこと・・・

どてっと座って足腰をいたわりながら今朝も音楽鑑賞。

P2110032
P2110032 posted by (C)fronte360

モーツァルト/交響曲第40番
モーツァルト/交響曲第39番
  ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団

今月はセル/クリーブランドで行きましょうか、と本当に久しぶりの音盤。
これがリリースされたのは中学生の時かな、FM放送で第40番を聴いて、
なんと冷たいモーツァルトやな、と思ったものでした。
セルは機械的で冷たい、そんなイメージのバイアスがかかっていました。

このレコードも後年、今は無き数寄屋橋ハンターで300円で捕獲したもので、
買ったころはまだそんなバイアスが残っていたように思いますが、
今こうして聴き返してみると、緻密なアンサンブルながらウィットにも富み、
これまで聴き逃していたフレーズの発見もあって、実に新鮮。

第40番の冒頭より凝縮されたアンサンブルが推進力を持って進んでゆき、
声高にならず時にふっと速度を落となど、とても格調高く演奏されています。
第2楽章も感情に溺れない美しさで引締めつつも怜悧にならないのですね。
そして第3楽章から終楽章の引き締まった演奏に従来より思っていたような
セルらしい精緻さで推進してゆくのがまた爽快でした。

第39番も先にも述べたように色々な発見があってモーツァルトのユーモア、
それを垣間見たような素敵な演奏でした。

posted by fronte360 at 08:17| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月10日

セル、R.シュトラウス/ティル・オイレンシュピーゲル

寄る年波か加齢なる変身か、またこのところの慌ただしさも加わって、
自宅でパソコンを開くのが休日の早朝のみ、というテイタラク・・・
それでもなんとかステレオの前に陣取っての音楽鑑賞。

P2109964
P2109964 posted by (C)fronte360

R.シュトラウス/交響詩「ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら」
R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
R.シュトラウス/交響詩「死と変容」
  ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団

先週の「家庭交響曲」つながりで、メータ/ロスフィルの音盤をかけましたが、
切れ味鋭いセル盤のあとでは曖昧さばかり耳について楽しめません。
そこで耳治しとばかり、セル/クリーブランドに戻ってきました。

初めて買ったR.シュトラウスのレコードなので高校生の頃だったでしょうね。
今は無き大阪の京橋、京阪モールのワルツ堂だったと記憶しています。
オデッセイの輸入盤。

A面にティルとドン・ファンの2曲を詰め込んでいるため録音レベルが低く
先週のコロムビア盤よりちょっと音質が落ちるのは仕方ないところですが、
それでもメリハリと効かせつつも一糸乱れない素晴らしいアンサンブル。
聴いているうちに次第に血沸き肉躍るような気分になってきます。

各パートの響きが凝縮されて、全体的に音像が小さく纏まっていますが、
その緻密さやオーケストレーションを味わうにはティルが面白いかな。
ドンファンはストレートに畳みかける部分でわくわくしますけど。

なんか元気沸く演奏でした。 今日も一日がんばりましょう。



posted by fronte360 at 07:54| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年02月04日

セル、R.シュトラウス/家庭交響曲

2月になったので、ヴィヴァルディの四季シリーズは中断(?)
パイヤール盤や早川正昭/東京ヴィヴァルディ合奏団のも聴いてましたが、
レコード棚を漁って、あっこんなのも持っていたんや、と思ったこれを
ターンテーブルに載せてみました。 これがまたなかなか面白い。

P2049963
P2049963 posted by (C)fronte360

R.シュトラウス/家庭交響曲
R.シュトラウス/交響詩「ドン・ファン」
  ジョージ・セル指揮 クリーヴランド管弦楽団

これも今は無き数寄屋橋ハンターで300円で捕獲したものでした。
CBSソニーではなく、日本コロムビアによる1964年発売の国内盤。
ペラ・ジャケですが、重量盤で音質も悪くありません。

STEREO"360 SOUND"の表記があり、音の分離が良くて各パートがよく聞き取れて、
セル薫陶によるクリーヴランドの面々の名人技が堪能できる仕組みです。
ほんま、巧いなぁ、と音楽そのものよりも技に耳が言ってしまうのが
かえって難点なのかもしれません。

家庭交響曲、自分の家庭内の模様をサウンドにした4部構成の標題音楽。
それぞれの家庭内の出来事を、その時の主人公たちを各楽器が表現していて、
解説を見ながら聴くと、なるほどねぇ、と納得しながら楽しく聴けるけれど、
そのぶん音楽の深みというものが浅く感じてしまいがちになる。
それをセル/クリーヴランドの技巧で納得させられてしまうという構図かな。

若くて血気盛んなころは、そんな超絶技巧にばかり耳がいってしまって、
R.シュトラウスらしい色気ってものが分からずに、オケの機能重視という、
誤ったR.シュトラウス観をスリ込まれてしまったのもこのコンビでした。
B面「ドン・ファン」は高校生の頃にオデッセイの輸入盤で持ってましたし。

ベートーヴェンが最高、交響曲重視、音楽に深みがないといけない音楽観、
そんなものが根底にあるからやろな、ということも透けて見えてきました。


posted by fronte360 at 07:04| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月28日

ラウテンバッハー、ヴィヴァルディ/合奏協奏曲「四季」

昨日は「酒蔵みてある記」のハイキングでご近所散歩のあと、
いったん自宅に戻って昼寝をし、若草山の山焼きを見に出かけていたので、
27,000歩ほど歩いてました。 風もなく寒くなかったのが幸いでした。

さて今朝も早朝覚醒で5時より起きて極寒のなか洗濯物を干し
(あっという間に凍ってしまってますけど)、一息ついてステレオの前、
年始より続けているヴィヴァルディの「四季」の続きを聴いています。

説得力あるカラヤン、刺激的なマリナー、威力あるオーマンディ、
ロマンティックなコレギウム・アウレウムのあとは、原点回帰。

P1289849
P1289849 posted by (C)fronte360

スザンネ・ラウテンバッハー(vn)
  イエルク・フェルバー指揮 ヴュッテンベルク室内管弦楽団

同年代の方には懐かしい平凡社「ファブリ世界名曲集」
その第1巻でもある「ヴィヴァルディT」に収録されている「四季」
これが自身の初「四季」、中学2年生だったでしょう。

何の音楽的素養のない家庭でしたが、ラジオで聴く洋楽ポップスより端を発し
音楽に興味を持つようになって、この頃はクラシック音楽にも興味が拡がり、
月1,000円の小遣いより680円をはたいて迷いに迷って購入した、
そんなことが昨日のことのようです。

真空管式のポータブル電蓄で繰り返し聴いていたので盤面に痛みがありますが
とてもしっかりとした録音、分離もよく低域も程よく鳴っています。
こんなにいい録音だとはちょっと意外でした。

肝心の演奏はやや律儀な感じもする独逸的なヴィヴァルディですけれど、
ラウテンバッハーのソロがやや小ぶりで清潔、嫌味のない響きが良い感じです。
オケとも協調しての一体感でまさしく合奏協奏曲。

冬の第2楽章、ややテンポを落として歌わせてみたり、
第3楽章冒頭の柔らかな響きで琴線をそっと撫でるようでもありますが、
過ぎない節度で心地よく聴けます。

posted by fronte360 at 07:35| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月27日

コレギウム・アウレウム、ヴィヴァルディ/合奏協奏曲「四季」

この冬最大の寒波到来、奈良・大阪は時々雪が舞うものの、ただ寒い日々です。

日中の最高気温も氷点下、一日中氷点下の日々が40日も続く帯広時代、
そんな日々を6年も過ごした当方にとっては寒さもまた懐かしさが蘇ります。
卒業(退院?)以来一度も訪れてませんが、同じ年に卒業(退院?)した先輩が
教授でいるうちに行ってみたいものです。

さてこの冬、年始より続けているヴィヴァルディの四季、
説得力あるカラヤン、刺激的なマリナー、威力あるオーマンディのあとは
やはりこれでしょう。

P1279765
P1279765 posted by (C)fronte360

フランツヨーゼフ・マイヤー(vn) コレギウム・アウレウム合奏団

1977年2月録音、古楽器ブームの立役者として若かりし頃に活躍していた
コレギウム・アウレウム合奏団ですが、この1977年頃より人気は凋落して、
今は忘れられた存在になってしまいました。

そんな要因もこの演奏を聴くと何となく判るような気がします。
とにかく古楽器演奏らしくない、んですよね。 実にロマンティックな四季。
遅めのテンポ設定で、フレーズの最後に力を込め、ときに装飾音で彩っていて、
今の常識からするととても古楽器演奏とは思えない演奏です。

来日した1975年、この公演でヴァイオリンに顎当てを使っているとか
弓が現代楽器のものだとか、ヴィブラートをかけているのがおかしいとか、
色々な批判を受けて急速に日本での人気に陰りが出たのを覚えています。

でもね、そんな器のことをはずして音楽そのものを耳にすると、
とても優雅な演奏だと思いますし、個性的な演奏でもある思います。
そして何より美しい音楽としているのがお気に入りですね。

時代考証をしっかりやった先鋭的で尖った古楽器演奏で、
時おりピィーとかキューとか鳴るような落ち着かない演奏よりは
はるかに楽しめる音楽となってます。

posted by fronte360 at 08:44| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月21日

オーマンディ、ヴィヴァルディ/合奏協奏曲「四季」

昨日は健脚向けハイキングに恐れをなし、図書館より買い物三昧の休日。
あちらこちらと3回も外出して歩き、20,000歩超となりました。

さて年始より続けている「四季」はシリーズ化しそうな勢いとなって、
説得力あるカラヤン、刺激的なマリナーの続きは、これにしました。

P1219762
P1219762 posted by (C)fronte360

ユージン・オーマンディ指揮 フィラデルフィア管弦楽団
  アンシェル・ブラシロウ(vn)

このレコードは御茶ノ水ディスクユニオンでの捕獲品(100円)、
「オーマンディ音の饗演1300シリーズ」の1枚(vol.47)です。

オーマンディとフィラデルフィア管弦楽団の洗練された精緻なアンサンブル。
独奏はコンサートマスターのアンシェル・ブラシロウ、独奏と伴奏が一体となり
清々しくまた優美、心地よい「四季」となっています。

マリピエロ編曲と書かれていて、編曲の特徴などは知る由もありませんけれど、
弦楽アンサンブルでの演奏なので違和感はありません。
それよりもフィラデルフィアサウンドのパワーに時々ハッとさせられます。

大きな編成ながらよく揃った合奏からバロック音楽らしいすっきりした味わい、
妙味も感じられますし、また冬の第1・3楽章での堂々とした終わり方など、
大編成の威力を発揮して全曲を締め括って唸らせます。

何度も書きますが、オーマンディのフィラデルフィアサウンドはムード音楽、
そんなイメージを長く持っていましたが、その実力を再認識させらます。

posted by fronte360 at 07:34| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月20日

ネヴィル・マリナー、ヴィヴァルディ/合奏協奏曲「四季」

昨日、一昨日と連続して新年会があって飲みまくりの週末を経ての休日。
体重がリミットの70Kgの限界まできてしまいました。
今日はハイキングもあるけれど、健脚向けの峠越えコース・・・
図書館に本も入ったし、逡巡しながら早朝よりステレオの前に陣取ってます。

意外と説得力のあるカラヤンの「四季」を聴いたので、刺激的な「四季」です。

P1209761
P1209761 posted by (C)fronte360

ネヴィル・マリナー指揮 アカデミー室内管弦楽団
  アラン・ラヴディ(vn)
  サイモン・プレストン(hpsi,org)

このレコードも今は無き数寄屋橋ハンターで捕獲したもの。
カラヤンは100円、このレコードは300円。 ともにダブル・ジャケット仕様。
解説が豪華なのが嬉しいですね。

吉田秀和の「アカデミーの<四季>をめぐって」、譜例付きで浅妻文樹の
「バロック音楽の装飾演奏について −このレコードを楽しく鑑賞するために−」
にて、いかにマリナーの「四季」が刺激的であるかが述べられてます。

音楽は春の第1楽章から音が跳ね回りフレーズの終わりにコブシが回る、
ちょっと度肝を抜かれるような装飾が施されてますが、ゲテモノ趣味に陥らず、
これもまたいいんじゃない、などと思わせるとことが演奏の妙でしょう。

冬の第1楽章、チェロが刻む響きが冬の寒さをしんしんと感じさせ、
第2楽章はチェンバロではなくパイプオルガンを使って暖炉の暖かさでしょう、
なかなか凝っています。 終楽章のコーダもオルガンの響きがかぶってます。

躍動感に満ちて全編とても楽しく聴いてしまいました。




posted by fronte360 at 07:19| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2018年01月14日

カラヤン、ヴィヴァルディ/合奏協奏曲「四季」

ニューイヤー・バロックの延長で何を聴こうか、と思っていましたが、
にこらすさんのブログで「冬」と名の付く音楽として「四季」を挙げられて、
昔の世代にとって懐かしい音源の中からローマ合奏団の記事がありました。
また、今朝見た山本晴望さんのブログではミュンヒンガー盤の記事があり、
両先輩には及びませんが当方は以下を聴くことしました。

P1149619
P1149619 posted by (C)fronte360

ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
  ミシェル・シュヴァルベ(vn)
    エーバーハルト・フィンケ(vc)
    ホルスト・ゲーベル(hpsi)

今は無き数寄屋橋ハンターにて100円で捕獲したレコード。
ダブル・ジャケットにカラヤンの上半身のピンナップまで付いています。
1972年当時、カラヤンは今では想像もつかないほどのスター指揮者でした。

その分、アンチ・カラヤン派も多くいて音楽雑誌を賑わせていましたが、
この四季も当時のバロックブームに便乗して金儲けのためにバロックまで演るか、
などとも言われていたものでした。

ジャケットの写真によると、第1ヴァイオリン6名、第2ヴァイオリン5名、
ヴィオラ4名、チェロ3名、コントラバス2名の編成で繊細でかつ率直な演奏。
音楽の造形がきちんと整理されて、音の繋がりもスムーズでまろやかですが、
後年レガートで固められたなどと揶揄される事はなく爽快な演奏でもありますね。

肝心の冬、両端楽章は美しくもまた厳格に引き締めた厳冬を現わしていて、
中間楽章のシュヴァルベの甘く柔らかな響きを巧く引き立てて聴かせ上手。
まさにカラヤンの真骨頂でしょうか。 コーダの力強さも物語のお終いの感。
聴きごたえある演奏でした。

posted by fronte360 at 07:53| Comment(0) | 18-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする