2016年07月09日

諸井三郎/交響曲第2番

アンサンブル・フリーの演奏会より日本の現代音楽マイブームは続いてますが、
京都フィロムジカの演奏会では諸井三郎のこどものための小交響曲を聴いたので、
手持ち音源を調べてみたら、諸井三郎の交響曲第2番が出てきました。

昭和47年度芸術祭参加
《日本の管弦楽作品 1914-1942》 戦前日本の管弦楽
タワーレコードが2008年に企画・販売したCDで、この Disc2 の3曲目に収録

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諸井三郎/交響曲第2番(1937-38)
  山岡重信指揮 読売日本交響楽団 (1972年7月 杉並公会堂)

諸井得意の三楽章構成の交響曲で、日本の抒情的な旋律など出てこず
対位法できっちりと仕組まれたような堅牢な欧州風の音楽。
第1楽章の冒頭など弦楽アンサンブルによる渦巻くようなテーマが繰り返され、
フーガでしょうか、管楽器も加わって新たなテーマが繰り返されて、
弦と管楽器の対比など自然と惹き込んでゆく説得力、音楽性の高さが印象的。

こんな風に書くと教条的な堅苦しさをイメージされるかもしれませんが、
第3楽章では2管編成で特殊楽器など用いないオーケストラを鳴らしつつも
西洋的な明るさとは異なる日本的な多湿な感じというか(ちょうど梅雨時ですね)
なんとなく共感できる響きで構成されています。

とにかくこの曲は、素晴らしい、と感じました。
最近のお気に入りです。


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2016年06月25日

黛敏郎/涅槃交響曲

日本の現代音楽マイブームは続いていて、最初に採り上げた「日本戦後音楽史
このCDに黛敏郎の「音楽の誕生(1964年)」という曲が含まれていて、
久しぶりに黛敏郎のことを思い出した。

「題名のない音楽会」の司会者として毎週TVに出ていましたし、
ゴールドブレンドのCMで違いが分かる人として一般にも有名な作曲家でした。

手元にある黛敏郎の音楽では、先のCDに収められた曲の他は、
代表作「涅槃交響曲」のCDがあるだけですが、これがまた難解で。。。
買ったはいいが、ほとんど1〜2回聴いて挫折してましたが、今回を機に再挑戦。

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P6253807 posted by (C)fronte360

岩城宏之指揮 東京都交響楽団、東京混声合唱団

第1楽章 カンパノロジーT
第2楽章 首楞厳神咒(しゅうれんねんじんしゅ)
第3楽章 カンパノロジー II
第4楽章 摩訶梵
第5楽章 カンパノロジー III
第6楽章 終曲(一心敬礼)

カンパノロジーとは、CD解説では「梵鐘を鋳造するにあたって合金の割合や
温度などの技術を研究する学問のことである。それにより響に差があり
その世界では各派それぞれ門外不出の秘法とされているという。」と書かれて、
それと音楽の結びつきが解らず・・・挫折してました。

梵鐘を打つ音を録音し、音響分析を行って倍音構成や位相の変化などを採譜、
鐘の音をオーケストラで再現しようとしているのですね。
要するに梵鐘を一度打ってもゴ〜ン・ウォン・ォン・・と響きが反響・減衰、
そのことのようです(黛の言うところの「カンパノロジー・エフェクト」)。

第1楽章、オーケストラが音をずらしながら反復しているのが梵鐘の響きで、
なるほど冒頭など荘厳な鐘の音に聞こえてきました。
第2楽章が仏教の声明、これがまた荘厳で素晴らしく、壮大かつ深淵な仏教世界。
鐘の音と仏教の声明が繰り返されるカンタータであったのだと気づかされました。
さすが代表作と言われるだけある作品なのがなんとなくですが解ったような
気がします。

黛敏郎追悼コンサート:涅槃交響曲



岩城宏之指揮 東京交響楽団、東京混声合唱団


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2016年06月19日

大栗 裕/ヴァイオリン協奏曲・大阪俗謡による幻想曲

日本の現代音楽マイブームは続いていて、お馴染みの大阪出身の作曲家で
浪速のバルトークとか浪速のハチャトゥリアンと呼ばれる大栗裕。

代表作の「大阪俗謡による幻想曲」、コン・チキチン・コンコン・チキチン…
天神祭りの地車囃子の鉦が聴こえるゴキゲンな曲なんですが、
ヴァイオリン協奏曲を聴いて、あっ、と驚きました。

NHK大河ドラマ「真田丸」冒頭で流れるテーマ曲に雰囲気似ていますね。
こちらは、服部隆之さんの作曲、お馴染みでしょう。



 三浦文彰(vn)、下野竜也 指揮 NHK交響楽団

大栗のは短い序奏のあとバルトーク風の力強いソロヴァイオリンが出てきます。
1963年の作曲、現代音楽とはいえとても解りやすい曲ですね。



 高木和弘(vn)、下野竜也 指揮 大阪フィルハーモニー交響楽団

バーバリスティックでエネルギーに溢れ、大阪らしい土俗性でしょうか。
けっしてメトロポリタン・東京では生まれないようにも思います。

ちなみに服部隆之さん、ご存知のとおり祖父は服部良一、父は服部克久。
根っこは大阪、どこか関係するのかな。

ところで、調べていると名門・大阪府立淀川工科高等学校による
「大阪俗謡による幻想曲」の動画があったのでこれも貼っておきましょう。
お楽しみください。




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2016年06月12日

石井眞木/交響詩「幻影と死」(2002)

休日の朝は、ステレオ部屋に陣取って宗教曲を聴いていたのだが、
ステレオ部屋が占拠されてレコードを聴くことも不自由な毎日、今週も現代音楽。

今回もアフィニス文化財団「アフィニス・サウンド・レポート」より
No.30 特集 〜 創立記念を迎える日本のオーケストラ 〜 から聴いています。

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P6123796 posted by (C)fronte360

石井眞木/交響詩「幻影と死」(2002)
  高関 健 指揮 群馬交響楽団(2004.5.15 第409回定期演奏会)

石井眞木(1936年5月28日 - 2003年4月8日)さんはとても懐かしい名前です。
当方がクラシック音楽を聴き始めた1971年、中学2年生の頃から知っていて、
当年の日本レコードアカデミー賞受賞作品となった小澤征爾/日本フィルによる
「武満 徹/カシオペア、石井眞木/遭遇II番」のレコードを買って知りました。

しかし、45年も前より名前は知っていても愛聴している作曲家ではなく
とっても難しい音楽を作曲する人・・・というイメージなのですね。
ちなみに「遭遇II番」は、雅楽とオーケストラのために作品です。

さて、交響詩「幻影と死」に話を戻すと、このCDを頂いた 2005年頃には
けっこう頻繁に聴いていましたが、カプリングされている武満徹の「系図」、
こちらが素晴らしい演奏で(沼尻竜典指揮日本オーケストラ連盟オケ)
いつの間にかこちらばかり聴いていた印象で、約10年ぶりの鑑賞でしょうか。

この曲は、平清盛の栄華と死を描いたバレエ「梵鐘の聲」曲を基にしていますが、
バレエの場面の音楽を接続した「バレエ組曲」ではなく、新たに手を加え、
創作された「交響詩」です。 詳細は → ココ(石井眞木さんの解説)

CD解説によると「回想」「酒宴」「孤独」「亡霊」「死と滅亡」
5つの部分より構成されているそうですが、とにかく打楽器の活躍が目立ち、
時に大音量で迫ってくる迫力に驚きます(打楽器奏者は5名だそうです)。

難解ながらも刺激的な音楽、旋律ではなく耳に馴染む音型が時おり顔を出し、
ついつい耳をそばだて、音量に圧倒、刺激音に奮い立ったり・・・
こうして聴き進むのは作曲家の技か演奏者の力量かはなたまた両者の融合か?

とにかく結構おもしろく日頃使わない脳ミソの部分が刺激されます。
今週は3回も聴いているので、けっこう好きなのかも・・・


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2016年06月05日

日本戦後音楽史 〜 鈴木博義/モノクロームとポリクローム(1954年)

休日の朝は、ステレオ部屋に陣取って宗教曲を聴いていたのだが、
諸般の事情があってステレオ部屋を占拠、レコードを聴くことも不自由な毎日。

愛用のメモリプレーヤでは日々音楽を聴いていますけれど、
先日のアンサンブル・フリーの影響で、日本の現代音楽もぼちぼち聴いてます。

といっても手持ち録音は少なく、JT(日本たばこ)のアフィニス文化財団による
「アフィニス・サウンド・レポート No.34 特集 〜 日本戦後音楽史 〜」
このところこれがちょっとお気に入り。

鈴木博義/モノクロームとポリクローム(1954年)
篠原 眞/ソリチュード(1961年)
黛 敏郎/音楽の誕生(1964年)
福島和夫/月魄(つきしろ)
       〜ピアノ、ハープ、52の弦楽器と打楽器のための(1965年)
夏田鐘甲/管弦楽のための音楽《伽藍》(1965年)

いずれも知らない曲ながらどことなく懐かしいゲンダイオンガク・・・
特殊楽器や特殊奏法などいわゆる難解な感じなのですが、
この難解さこそが最先端だった時代なのだったかな、と思ってみたり。

最初の鈴木博義さんの「モノクロームとポリクローム」では
クラヴィオリンという電子楽器が用いられ、腰がなく粘りつくような電子音、
ウルトラQなんかの怪奇番組などで子供のころに耳にしていたような懐かしさ。

ちなみにクラヴィオリンを調べてみると、こんな楽器だったのですね。
http://matome.naver.jp/odai/2136039438021338201

探していたら YouTube に鈴木博義さんの「モノクロームとポリクローム」
ありましたので以下に貼っておきます。 お楽しみください。



作曲:鈴木博義
指揮:高関健
演奏:東京都交響楽団
クラヴィオリン:小島策朗


 
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2016年04月17日

シャルル・ラヴィエ、ピエール・ドゥ・ラ・リュー/レクイエム

熊本地震でお亡くなりになられた方が41名にも達したそうです。
昨日未明の震度6強の地震が本震で、14日夜の震度7の地震は前震であった・・・
まったく予測のつかない事態の中で生かされている事に今更ながら気付きます。

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P4173407 posted by (C)fronte360

ピエール・ドゥ・ラ・リュー/レクイエム「死者のためのミサ曲」
ピエール・ドゥ・ラ・リュー/ミサ「苦しみは栄光もて回復せり」

 パリ・ポリフォニーク・アンサンブル
  ジョスリーヌ・シャモナン(S)
  ジョセフ・サージェ(カウンターテナー)
  アンドレ・ミュラン(T)
  ジョルジュ・アブドゥーン(B)
   アニー・シャラン、マリーユ・ノルドマン(中世ハープ)
   ロジェ・ブルダン(fl,バスfl)
   ユジェッテ・エールマン(アルトfl)
   ミシェル・サンボワザン(バス・リコーダー)
   エミール・メイユース(コール・アングレ)
   アンドレ・セネダ(バスーン)
   セルジュ・コロ(va)
   マクス・フーシェ(tb)
  指揮:シャルル・ラヴィエ

思い起こせば単身赴任中、勤務していた川崎ビルにて遭遇した東日本大震災。
この直後の2011年3月13日にもラ・リュー/レクイエムを聴いていました。
テレビをずっと見ていると心が痛くなってきましたので、音を消して、映像のみ。
音量を絞ったステレオでピエール・ド・ラリューのレクイエムを聴いていました。

あの時はマルティン・ベールマン指揮シュパンダウアー・カントライによるもので、
器楽を除いた合唱のみのア・カペラによる演奏でした。
今回はシャルル・ラヴィエ指揮パリ・ポリフォニーク・アンサンブルによるもので、
こちらは若干の器楽を加えての演奏となっています。
これは人間の声で歌えない低い音域の部分があるためで、前者では4度上げて歌い、
こちらでは器楽も交えた演奏としているそうです。
そもそも当時の楽譜に声楽と器楽の区別や原則も存在しない時代だったので、
どちらが正解とは言えず、ともに間違ってもいない、ということです。

シャルル・ラヴィエの演奏は器楽を用いることで敬虔で落ち着いた美しさが増し、
それにより死者への愛惜の念がにじみ出てくる名演になっていると思います。
亡くなられた方々へ改めて心よりご冥福をお祈りいたします。


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2016年04月10日

ガブリエリの魅力

仕事している最中は特に気にならないが、会社の行き帰りとか自宅に居るとき、
なんとなく倦怠感があって足も重い、昨夜はドーピングして早めに就寝したけれど・・・
ほぼ2時間おきにトイレに目覚め、しかも4時半には早朝覚醒にて起床。

先ほどまでシュッツのヨハネ受難曲を聴いていたが、外も明るくなってきたので、
金管楽器の鳴る音楽もいいかな、と取り出したのがこれ。

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P4103334 posted by (C)fronte360

ガブリエリの魅力

 第12旋法による8声部のカンツォーネ -**
 主をほめまつれ -**
 清く汚れなき童貞 -*
 第1旋法による8声部のカンツォーネ -**
 やさしきかな -**
 我が愛するイエズス -*

 ピアノとフォルテのためのソナタ -**
 主イエズス・キリスト -*
 ヌンク・ディミティス -*
 幸いなるかな、汝童貞マリア -**
 第4旋法による15声部のカンツォーネ -*
 主よ、聞きたまえ -*

  アントン・ハイラー(org)、フランツ・アイブナー(org)、
  ルネ・クレマンチーク(org)、ヘルベルト・タヘツィ(org)
  ハンス・キレスベルガー指揮 -**
   ガブリエリ・フェスティヴァル金管アンサンブルと合唱団
  エドモンド・アッピア指揮 -*
   ガブリエリ・フェスティヴァル管弦楽団と合唱団

このジャケット見てキングレコードの「バロック名曲1000シリーズ」と判るのは
同年代のクラシック音楽ファン。
中学生の頃は、ビバルディの四季を筆頭にバロック音楽ブームでしたので、
それにあやかって出されたシリーズ。 少々詰込み気味なのはキングの特徴で、
お金のない中学生にとってはちょっと嬉しい存在でもありました。

金管楽器が絢爛に鳴りわたるヴェネチア楽派は今でもちょっと敬遠気味ですが、
多声部の合唱が2つ以上絡み合うなど、合唱曲は壮麗な感じでいいですね。

さて今日は暑くなりそうです。
造幣局の通り抜けを始まったようなのでサクラの花の合唱も愛でてみたいなぁ。

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2016年03月06日

16世紀イギリス・イタリアのポリフォニー合唱名曲集・わがため息むなし

昨日5日は、二十四節気の「啓蟄」
土の中に眠っていた虫などが出てくる頃、それに相応しい陽気でしたね。
その陽気もあってか昨夜はステレオ部屋で転寝、毛布をかぶって朝を迎えました。

ちょっと気だるくもありますが、そのままステレオ部屋で音楽鑑賞。
ケルビーニのレクイエムなど聴いていましたが、3年前、2013年2月23日
高知で捕獲した合唱のレコードがなかなかいいですね。

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P3062909 posted by (C)fronte360

16世紀イギリス・イタリアのポリフォニー合唱名曲集・わがため息むなし

トーマス・タリス/汝にのみ希望を
ウィリアム・バード/陽気で楽しい五月
ジョン・ダウランド/急ぐのをやめて
トーマス・モーリー/火事だ!火事だ!
モンテヴェルディ/セスティーナ「愛する女の墓に流す恋人の涙」
モンテヴェルディ/マドリガル第12番「波はささやく」
ジェズアルト/わがため息むなし
ガストルディ/勝利の愛

 エリック・エリクソン指揮
   ストックホルム室内合唱団
   ストックホルム放送合唱団

A面がイギリス、B面がイタリアという構成になってますが、
まずA面1曲目の「汝にのみ希望を」がすごい、通奏低音のオルガンを伴って、
40声部、5声部の合唱グループが8つで歌い上げています。

これに比するではないでしょうが、B面1曲目「愛する女の墓に流す恋人の涙」
6部からなる長大なマドリガーレとなっています。

A面最後の「火事だ!火事だ!」は、心に火がついた誰か助けて・・・
そんな少々滑稽な踊り歌で、B面最後の「勝利の愛」も軽妙な歌ですね。
ともに Falala と陽気に笑うフレーズまで付いてます。

表題の「わがため息むなし」、わがため息がその原因である彼女の処に飛び、
彼女を苦しめ、願わくば慈悲深くなって、苦い涙を陽気な歌にしておくれ・・・
そんな内容のちょっと劇的な歌ですね。

作者のジェズアルトは貴族でアマチュアの作曲家、
浮気をした美人の妻とその相手を殺害するという悲劇的な経験の持ち主とのこと。

オーケストラ付きの大規模合唱曲、オルフのカルミナ・ブラーナとか、
そんなのが好きでしたが、合唱団のみによる曲もまた面白いものですね。

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2016年02月28日

ケルテス、モーツァルト/レクイエム

昨日、確定申告の準備のため病院や薬局の領収書をかき集めてみたら
自分のぶんだけで5万円超・・・ 通常のメンテナンスだけなのだけれど、
ちょっと驚きました。 子供の分を足すと見事10万円を超過。 申告せねば。

今朝はプリンタを用意して申告の準備をしながら音楽鑑賞

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P2282889 posted by (C)fronte360

モーツァルト/レクイエム ニ短調 K.626 (ジュスマイヤー版)
 エリー・アメリング(S)
 マリリン・ホーン(MS)
 ウーゴ・ベネルリ(T)
 トゥゴミール・フランク(B)
 ウィーン国立歌劇場合唱団
  イシュトヴァン・ケルテス指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

このケルテスのモツレクは遅いテンポながらも劇的な演奏ですね。

個人的にはカール・リヒターの演奏にバイアスされてしまっているので、
中庸と感じなくもありませんが。
セクエンツィアの「不思議なラッパの音」のトロンボーンでは
ウィーンフィルらしく朗々とした響きが印象的でした。

でも合唱団が気合入ってて飛ばし気味なのが気になりますね。
それほど精度高くないので叫んでいるみたいなのはこの合唱団の特徴かも。
あと独唱陣ではエリー・アメリンクがやはり清楚でダントツな感じ。
他の独唱陣とのバランスを考えるとどうかな・・・と疑問符も。

とにかく魂の安息日、休日の早朝よりステレオの前に陣取って音楽を聴く、
それもバッロクやバロック以前の宗教曲をぼけ〜と聴く事が主なのだけれど、
この演奏ではぼけ〜とできないですね。
確定申告の準備を手際よくやるためにはちょうど良かった、のでした。

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2016年02月27日

ヴァッセナール伯(伝ペルゴレージ)/コンチェルト・アルモニコ

この年齢になって3年後のヴィジョンを描いて・・・
な〜んていう研修を受けさせられて疲れきった金曜日を乗り切った週末。
確定申告やら、壊れた子供のノートPCの手当てなど慌しい週末でもあるけれど
まずはステレオの前に陣取って音楽鑑賞。

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P2272888 posted by (C)fronte360

ヴァッセナール伯(伝ペルゴレージ)/弦楽合奏曲集「コンチェルト・アルモニコ」
 第1番 ト長調
 第2番 ト長調
 第3番 イ長調
 第4番 ヘ短調
 第5番 変ホ長調
 第6番 変ロ長調
   ジョン・スナシャル指揮 アングリアン・アンサンブル

2006年2月、東京出張時にレコファン渋谷BEAM店で捕獲して連れ帰った・・・
本ブログで検索かけるとこのようにひっかかってきました。

解説ではこの作品がペルゴレージの真作ではなことには疑いの余地がないことを、
詳細に述べており、では真の作者は誰か、出版したリチオッティ説、ヘンデル説、
カセルのコンツェルトマスターを務めたヴァイオリニストのビルケンシュトック説、
などを出していますが、結局は迷宮入りと結論つけてますね。

このレコードが出たのは1972年以前(テイチクの1,000円盤ですね)、
1979年、この6曲の自筆譜がトヴィッケル城の公文書館で発見されたことで解決し、
現在ではユニコ・ヴィルヘルム・ファン・ヴァッセナール・オブダム伯爵
の作品と判明しています。

ファン・ヴァッセナール伯は、オランダの貴族でアマチュア作曲家だそうで、
貴族であったので自らの名を冠して出版することを望まなかったのか、
自らの作曲能力を疑っていたのかもしれません。

さて演奏は可もなく不可もなくといった感じで、淡々と演っている感じ。
演奏者についてのクレジットがなく、指揮者のジョン・スナシャルについては
ネットでPYEレコードのプロデューサーであった記事を見つけたくらいです。

ゆるゆると聴く休日の朝にはいいかもしれませんね。

posted by fronte360 at 07:57| Comment(0) | TrackBack(0) | 16-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする