2015年12月27日

クルト・レーデル、J.S.バッハ/ロ短調ミサ

サンスイのアンプAU-D707Fのヒューズが飛んで故障し、
ビクターのアンプAX-F1も保護回路より抜け出せなくなったので
修理するより・・・と購入したパイオニアのCDコンポ X-EM12でCD鑑賞中。

クルト・レーデルによるバッハのロ短調ミサ。

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PC272250 posted by (C)fronte360

The Soloists, Chorus and Orchestra of the Brunswick-Hanover Bach Festival
  Kurt Redel, conductor

大阪市立中央図書館より借りたレオンハルト指揮ラ・プティット・バンドによる
バッハのロ短調ミサがこれまでのイメージを払拭するような親しみ易い演奏、
これに感化されて手持ち音源より探してきました。

カール・リヒターのは峻厳なイメージなので、クルト・レーデル師匠。
予想どおりこちらも親しみ易い演奏でした。
悪く言うと印象が薄かったけれど、現代楽器を使ったレーデル師匠らしい、
温かみを感じる演奏に納得したしだい。

CDコンポも、なかなかいい調子ですね。

冒頭ちょっとカサカサした音かな、と思ったのはCDの録音の問題かな、
しっかりとした低音や中音も爽やかで纏まり感の良い音だと思います。
スピーカーを床に直置きにしているのが芯のある音に結びついてると思うけど
15w+15w、これが1万円しないとは、驚きですね。


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2015年12月26日

クルト・マズア追悼、ベートーヴェン/交響曲第3番

今年の実質の仕事を終えました。 月曜日は出勤ですが終ったも同然・・・

今朝もステレオの前に陣取っていつもどおり宗教曲など聴いていましたが、
思い出してレコード棚を漁ってクルト・マズアさんのレコードを出しました。
今月は忙しくて20日の新聞に出たクルト・マズアさんの訃報には気付かず、
とあるサイトで知ったしだい。 今月19日に88歳で亡くなったそうです。

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PC262247 posted by (C)fronte360

ベートーヴェン/交響曲第3番「英雄」、コリオラン序曲
  クルト・マズア指揮 ライプティヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団

1972-74年にかけて録音されたもので、まだ40歳半ばだったマズアさんが
名門ゲヴァントハウス管の音楽監督に就任した頃のものでしょうね。

伝統に裏打ちされた重厚な中低弦に、やや軽やかに突き進む高音弦、
見事なバランスなのでしょうが、当時はどっちつかずの印象が強くて
正直あまりしっかりと聴いてませんでしたね。 コンビチュニーが良いな。
というのが正直な感想でした。

その後もマズアさん、音楽活動よりも政治的な面で目だっていたようで
メータの後任でNYPの音楽監督になっても(結局11年も務めたようですね)
あまり注目することもなくなってました。
メンデルスゾーンの交響曲のCDは時々聴きかえしていましたけれど、
どうもフルト・マズイというイメージが強くて・・・すみません。

ところでこのレコードには、1989年の来日公演を前にした朝日新聞の記事
「ゲバントハウス管の素顔 ライプチヒを訪ねて」(上・中・下)入っており、
これを懐かしく読みました。

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PC262248 posted by (C)fronte360

1989年11月9日 指揮者マズア ベートーベンを"熱視" 交響曲全曲日本で演奏
1989年11月10日 隠れた実力派 大指揮者に鍛えられて 女性奏者も16人活躍中
1989年11月13日 ベートーベン 予想上回る地元の人気 全交響曲を大阪で演奏

写真とも赤塚竜輔記者による訪問インタビュー記事で、当時を思い出し、
この頃は今では顧みられることのなくなったペータース版の楽譜を使っていたり、
<中>に載っているカール・ズスケさんの写真も懐かしかったですね。

これを読みながら聴いた英雄交響曲、意欲的な面も出ていて悪くないなぁと、
正直マズアさんの良さを解っていなかったのだなと反省したしだい。
ご冥福をお祈りいたします。



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2015年12月23日

シュッツ/クリスマス・ヒストーリエ

年末ラストスパート前の貴重な安息日
連日の疲れより毎夜コタツでうたた寝を繰り返してますが、
今朝は明け方5時から7時まで、布団で寝直したので復活しました。

久しぶりにステレオの前に陣取って、宗教曲を楽しんでいます。
イエス・キリストの喜びと恵みにみてる生誕の物語(ヒストリア)

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PC232246 posted by (C)fronte360

シュッツ/クリスマス・ヒストーリエ SWV435
  ハンス=ヨアヒム・ロッチュ(T、福音史家)
  ヘルタ・フレッベ(S、み使い)
  ハンス・オーラフ・フーデマン(B、ヘロデ)
    ヴィルヘルム・エーマン指揮 ヴェストファーレン聖歌隊・器楽奏者

シュッツの宗教曲、マタイ受難曲など受難曲はいっさい器楽合奏のない合唱曲で
ちょっととっつき難いのですが、このクリスマスのヒストーリエは器楽が付き
合唱の部分も親しみやすい感じになっています。

ヒストーリエ(Historia)は、ギリシア語で出来事ないしそれにもとづく史実
物語という意味だそうです。
これに対してラテン語のオラトリオ(Oratorium)は物語りという意味とのこと。

80歳に近い高齢で作曲したとは思えないほど瑞々しく感じるのは
器楽合奏がついているからでしょうね。 ジャケットにはメンバーも記載、
トランペット×2、トロンボーン×2、リコーダー×2、
ドゥルツィアーン・ファゴット、ヴァイオリン×2、アルト・ガンバ×2、
バス・ガンバ、ヴィオローネ、ポジティーフ・オルガン、チェンバロ

終曲(第19曲)は感謝の歌となって力強く壮麗に歌われてなかなかに感動的です。

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2015年12月07日

ロストポーヴィッチ、シューベルト/アルペジョーネ・ソナタ

土曜日に出勤したので、今日は臨時休業日としました。
予定では18日に休む予定だったけれど、色々と予定も詰まってきたので、
これを機会に繰り上げて本日休みです。 明日からまた怒涛の1週間ですしね。

家人は仕事に出てゆき、ようやく朝日が差し込んできたステレオ部屋に陣取り
聴くのは室内楽。 シューベルトのアルペジョーネ・ソナタ。

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PC072234 posted by (C)fronte360

シューベルト/アルペジョーネ・ソナタ
ブリッジ/チェロ・ソナタ
  ムスティスラフ・ロストポーヴィッチ(vc)、ベンジャミン・ブリテン(p)

「室内楽は老後の楽しみ」などと若いときには言い放ってましたけれど、
すっかり老後になってしまいましたね。 早く隠居したいものですが・・
なかなか上手くいかないのは世の常でしょう。

とにかくよく歌うロストロさんのチェロに身をゆだねて朝の時間をゆるり・・・
今日も生きているだけでシアワセと思える日をすごしたいものです。


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2015年12月06日

テルツ少年合唱団、J.S.バッハ/クリスマス・オラトリオ

昨日は出勤、仕事じゃないけど仕事・・・
8時ちょっと前に会社のビル前で親会社の人事部長にばったり遭遇、
施錠されているビル南側入口を回避して北口へとお連れするところから始まり、
定時内は研修受講者となり、18時前に会社玄関を施錠をして終わりました。
あと少しでお役御免なんで勘弁して欲しいところなんですけどね。

帰宅後、同居人は風邪をひいて臥せっているので買物して帰って夕食作って・・・
ま、普段と変わらない平日の家事生活を送り、ようやく今、休日となりました。
そして休日の朝は、ステレオの前に陣取って宗教曲鑑賞。

もう12月になってしまい、街はクリスマス一色・・?
我が町は高齢化が進んでいるからでしょうか11月末より注連縄やミニ鏡餅etc.
マーケットにはお正月用品のほうが幅をとってますけども、クリスマスの月、
バッハのクリスマス・オラトリオをかけています。

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PC062233 posted by (C)fronte360

J.S.クリスマス・オラトリオ BWV.248
 ハンス・ブッフヒール(S:御使、テルツ少年合唱団員)
 アンドレアス・シュタイン(A、テルツ少年合唱団員)
 テオ・アルトマイヤー(T:福音史家)
 バリー・マクダニエル(Br)
 フランツ・ドルファー(org)
 合唱:テルツ少年合唱団
 管弦楽:コレギウム・アウレウム合奏団
 指揮:ゲルハルト・シュミット=ガーデン

LPレコード3枚にわたる大作で、以下の構成となっています。

 第1部−降誕節第1祝日(12月25日)用カンタータ
 第2部−降誕節第2祝日(12月26日)用カンタータ
 第3部−降誕節第3祝日(12月27日)用カンタータ
 第4部−新年(キリストの割礼と命名記念日)用カンタータ
 第5部−新年後日曜日用カンタータ(ただし1月2日〜5日間の日曜日に限る)
 第6部−顕現節(1月6日)用カンタータ

見てのとおり本来一気に演奏されるものではないのですけれど、
ネットで年賀状のためのインク購入などやりながら聴きで、いまは第3部。
CDではリヒターのも持ってますが、壮麗な演奏が見事ですけれど、
テルツ少年合唱団とコレギウム・アウレウムによるローカル色豊かな演奏、
華美に響かず敬虔で清澄な演奏もまたいいものです。

師走、先生(師)も走るほど忙しい月、先生ではないけれど慌しくなってきて、
つかの間の休息を楽しみたいと思います。



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2015年11月28日

ボリス・グトニコフ、チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲

今朝の奈良は3.3℃まで冷え込んでいたようです。
もうすぐ12月ですものね、冬の様相が濃くなってきました。

久しぶりに冷え込む部屋でホットカーペットの電源を入れ
早朝よりステレオの陣取っていつもどおり宗教曲など聴いていましたけれど、
そうそう・・・予習用しなくちゃ・・・とレコードを探したものの
チャイコフスキーってあまり持ってなくて(基本的に好きではないので)
もしやと気付いて、ようやく見つけました。

世界大音楽全集第一回配本「チャイコフスキー」(河出書房)
どこかの中古屋さんで安く投げ売られていたのを捕獲したものですね。
メインは悲愴交響曲、ピアノ協奏曲第1番とヴァイオイリン協奏曲を収録。
LP2枚付いて、初回のみ 2,200円(定価 2,800円)の豪華ブックレットです。

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PB282231 posted by (C)fronte360

チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
 ボリス・グトニコフ(Vn)
  ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
  モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団

ロマンチックながらも芯のしっかりとした見事な演奏に驚きました。

ボリス・グトニコフを調べると 1962年のチャイコフスキーコンクールで
ピアノのアシュケナージとともに優勝した奏者とのこと。
以下、世界大音楽全集より抜粋・引用します。

ボリス・グトニコフ(1931年生)
レニングラード生まれ、レニングラード音楽院に入り、在学中の1953年にはブカレストの世界音楽祭コンクールで首位、音楽院を卒業してから1956年のプラハの国際コンクール、翌57年のロン・ティボー国際コンクールで連続優勝して、26歳で世界的にその名を知られた。
さらに1962年のチャイコフスキー・コンクールにも出場し、規定年齢いっぱいのかれは他を圧して堂々優勝した。その秋、わが国に来たので、すでに巨匠の風格を備えたすばらしい演奏を聞いた人も多いであろう。

オイストラフやコーガンに続く大物と紹介されていましたが、
いまや忘れ去られた人みたいですけど、この演奏の録音も 1962年頃のようで
コンクール直後とすれば、道理で活きが良く、ノリの良い両端楽章が見事ですし、
中間の第2楽章の連綿と甘美な演奏もまた素晴しいですね。 吃驚しました。

未CD化らしくネットで見当たりません。 これは残念ですね。

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2015年11月01日

パスキエ三重奏団、ラヴェル/P,Vn,Vcのための三重奏曲

今朝は 4.5℃まで冷え込んだ奈良は8時前でも 6.7℃らしい。
本日より11月となって晩秋、そろそろ冬仕度を考えないといけない感じ。

今朝は昨日作った甘酒を温めなおしたのを飲みながら室内楽を鑑賞。

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PB011979 posted by (C)fronte360

ラヴェル/ピアノ、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 イ短調
ルーセル/フルート、ヴァイオリン、チェロのための三重奏曲 ヘ長調
ルーセル/ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロのための三重奏曲 イ短調
  リュセット・デカーヴ(p)
  ジャン=ピエール・ランパル(fl)
  パスキエ三重奏団

2010年5月にレコファン渋谷BEAM店の100円餌箱より救出した1枚です。
盤面チェックしての捕獲ですが、予想外にスクラッチ・ノイズが多くて残念でした。
でも、こんなときにこそ新カートリッジ スタントン 500-II が有効ですね。

かつては「放送局用」などと呼ばれたカートリッジらしく
たっぷりと針圧を 4.5g かけ、溝のゴミを掻き分けて安定感よく進みますし、
国産カートリッジのように広帯域をカバーするタイプではなく
中低域重視なのでスクラッチ・ノイズもあまり気になりません。
気軽に音楽を楽しむにはうってつけ。

短調のラヴェルの三重奏曲は、叙情的で内面深く訴えかけるような感じですが、
フルートを加えたルーセルの長調の曲は優美で魅惑的ですね。
ランパルのフルートが煌びやかでありながら落ち着いた色合いもあっていいな。

いずれもモノラル録音ですが、チェロのピチカートに代表される腰の強い響き、
これもスタントン 500-II によるところ大でしょう。
DJ用、スクラッチ用として売られていましたが刺激的ではないですね。

さあて陽も射してきましたので、のろのろと活動を開始するとしましょうか。


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2015年10月31日

オルランド・ディ・ラッソー/「シビラの予言」「モレスカ集」

奈良は連日最低気温が一桁となっています。 先日は5℃まで下がりました。
今朝は曇っているので9℃ですが、いずれにしても寒くなりました。

9月中旬より咳込んでいたのもようやく癒えてきたようです。
先々週末など激しい咳き込みで嘔吐して、更に喉の粘膜も切れて吐血するなど
散々でしたが、これをピークに快方に向かっていて、あと一息みたい。

仕事や私事も色々と忙しく、というか慌しく、落ち着かない日々でしたが、
ようやく休日の朝にレコードが聴けるようになりました。

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PA311978 posted by (C)fronte360

オルランド・ディ・ラッソー/「シビラの予言」「モレスカ集」
 ハンス・ルートヴィヒ・ヒルシュ指揮
 ミュンヘン・ヴォーカル・ゾリステン、ミュンヘン・フルートコンソート

「シビラの予言」はミュンヘン・ヴォーカル・ゾリステンによるアカペラ、
「モレスカ集」に同ゾリステンのヴォーカルに器楽演奏が加わっています。

オルランド・ディ・ラッソーは、ラッススとも表記されることもある
後期ルネサンスのフランドル楽派の作曲家。
1532年に現在のベルギーに生まれ、ミュンヘンで活躍して没年は1594年。

この2曲は解説によると彼の最初期、10代終り頃に作曲された曲とのこと。
シビラとはユダヤ教の女性預言者の名前、この予言の一部がギリシア神話と混合、
ルネサンス時代の詩人たちの創作によるパラフレーズがテキスト。

このテキストもあっていずれの曲も活き活きとしたヴォーカルが際立って絡み、
独特の雰囲気がありますね。 どれ・どこをとっても同じに聴こえる・・・
曲や詩を理解していないので、そんな風でもあるのですが、決して眠くない。
清澄な朝にはうってつけのレコードでした。

ちなみにこのレコード、2012年夏、高知で捕獲したものです。
この頃のハードオフにはグレゴリオ聖歌を初めとして100枚位置いてあって
高知にいらした好事家・収集家の方の渾身のコレクションだったのでしょう。
毎回えりすぐって救出したものでした(大人買いするほどの財力も体力無し)。



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2015年10月17日

秋はブラームスの季節、ヴァント/ベルリン・ドイツ交響楽団

先週末は高知に行っていたので今日大阪市立中央図書館に返却予定のCD、
シューマン狙いで借りてきましたが、ブラームスの交響曲にのめり込んでいます。

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PA171973 posted by (C)fronte360

シューマン/交響曲第4番(1995年2月19日 ベルリン、コンツェルトハウス)
ブラームス/交響曲第1番(1996年4月9日 ベルリン、フィルハーモニー)
ブラームス/交響曲第4番(1994年11月20日 ベルリン、フィルハーモニー)
  ギュンター・ヴァント指揮ベルリン・ドイツ交響楽団

いずれも高い集中力と気迫、それがオケに乗り移ったライブ録音ならでは圧倒感、
正直ブラームスの交響曲は最近ずっと避けていましたが、秋という季節にも嵌り、
バルビローリやケンペなどなど、最近ご無沙汰しているブラームスの交響曲に
俄然興味が湧いてきました。

今は、ちょっと前に東成図書館で借りてきたシュタイン/バンベルク響の全集、
意外と大人しい演奏に驚いていたり、ちょっとしたマイ・ブーム状態です。

ヴァント/北ドイツ放送響によるブラームス交響曲全集(旧録音、スタジオ盤)を
持っていましたね。
あまり印象に無く、こんなにテンションの高い演奏だったかな・・・と再確認中。

ブラームスの交響曲は、秋という季節にも本当によく似合っているなぁ、
と、今更ながら思いつつ楽しんでいます。



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2015年09月27日

STANTON 500-II、シュッツ/ヨハネ受難曲、バッハ/農民カンタータ

高知で捕獲した新カートリッジ、スタントン 500-II 運転・確認中です。

昨夜も色々とレコード盤をとっかえひっかえしてましたが、
意外と合唱曲に向くような気がしましたので、今朝はシュッツのヨハネ受難曲。

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P9271794 posted by (C)fronte360

 シュッツ/ヨハネ受難曲 SWV481
  ヨハネス・ヘフリン(T)
  ヤーコプ・シュテンプフリ(B)
  ロルフ・ベソー(T)
  ヴィルヘルム・エーマン指揮ヴェストファーレン聖歌隊

広音域を繊細に鳴らすタイプではなく、中低域に腰の座ったサウンドが特徴的。
新しいこともあって中低域にはスピード感も感じられ、合唱の分離もくっきり。

続いてバッハの農民カンタータ

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P9271795 posted by (C)fronte360

 J.S.バッハ/農民カンタータ
  ローズマリー・ホフマン(S)
  グレゴリー・ラインハルト(B)
  リンデ・コンソート

ハープシコードは控えめになって、中低弦が際立つ腰の強い音楽となります。
独唱の残響、空気感が漂って聴こえてなかなか綺麗です。
古楽器特有の微妙な節回しもよく感じられますね。

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P9271797 posted by (C)fronte360

針圧を 4.5g かけ、安定感よく進んでいます。
針圧をたっぷりとかけて、今ではDJ用、スクラッチ用と呼ばれていますが、
かつては「放送局用」などと呼ばれたものです。

そして、スタントンのカートリッジは放送局用より民生化された歴史を持ちます。
STANTON 500シリーズ、知る限り1970年代後半から作られておりますので、
この STANTON 500-II もその歴史を踏襲しているものと想像します。

広帯域をカバーするのではなく中低域重視で安定感抜群。
ドンシャリな目だったサウンド造りではなく、かなり素直な音造りですよ。



posted by fronte360 at 11:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 15-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする