2010年05月07日

オッコ・カム、グリーグ/交響曲 ハ短調

biscd200.jpgこれも自宅よりもってきたCD

オッコ・カム指揮エーテボリ交響楽団
グリーグの交響曲ハ短調

先日図書館より借りた
K.アンデルセン指揮ベルゲン交響楽団のは
世界初録音、1981年の蘇演によるコンビですが

こちらも同じく1981年による録音ですね。 スウェーデン初演でしょうか。

グリーグが20歳すぎに書いたこの交響曲、
若書きですが、個人的に面白いなぁ、なんて思っているのですが、
借りたレコードを聴く時間がとれないため、このCDを持ってきたわけ。

昨夜、いえ今朝3時50分に部屋に戻ってきました。
これからまた出勤、今日はこれを聴きながらとしますので・・ ではでは。

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2010年05月06日

リボル・ペシェク、フランツ・シュミット/交響曲第3番

本日よりお仕事、しかも深夜勤務の予定で終了予定は 27:00??

当然、明日も平常どおりの仕事なのでホテル泊という選択もありますが
会社で仮眠し 4:35 の始発で一度部屋に戻って出直すことを検討中。

33co-1668.jpgさて、そんな本日
この休みで自宅より持ち帰ったCD

リボル・ペシェク指揮スロバキア・フィル
フランツ・シュミット/交響曲第3番

なかなか見つからなくて、どこ行った・・・
と探していたCDをようやく見つけました。

この音楽、思索的で盛り上がりに乏しくて、
ちょっと掴みどころがないような音楽なのですが・・・
冒頭のゆらめくようなフルートの旋律、すっ〜と余分な力が抜けるようです。

今日はこれを聴いて出勤とし、頑張りましょう。

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2010年04月29日

ルドルフ・ケンペ、ブラームス/交響曲第1番

ルドルフ・ケンペ指揮ミュンヘン・フィルによるブラームスの交響曲第1番

44_2095-2.jpgこのところ、通勤時に愛用のメモリプレーヤで
ケンペのブラームス交響曲全集を聴いていますが
この交響曲第1番に魅かれてしまいました。

ブラームスの4曲ある交響曲の中で、
一番好きでない曲がこの第1番なのですけれど、
ケンペの演奏は自然体でおしつけがましさがなく
木管の歌といい、緻密な弦楽アンサンブルといい、
第4楽章での自然な高揚感もまた素晴らしくて、久々に感動しました。

惜しむらくは、1992年にPILZより出た輸入盤で少々音が痩せていることかな。
最近リマスター盤も出ているようで、ちょっと気になりますが
やはり黒い円盤のレコードでしょう。 音が良いのです。

GWの帰省で黒い円盤を持って来ようかな・・・

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2010年04月19日

ホーレンシュタイン、ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」

小石川図書館より借りてきたCDを通勤時に聴きました。

 ヤッシャ・ホーレンシュタイン指揮ウィーン・プロ・ムジカ管弦楽団
 ベートーヴェンの交響曲第9番ニ短調 op.125『合唱』

cocq84706.jpg ヴィルマ・リップ(ソプラノ)
 エリーザベト・ヘンゲン(アルト)
 ユリウス・パツァーク(テノール)
 オットー・ヴィーナー(バス)
 ウィーン楽友協会合唱団

 録音:1956年2月6,7,9日

モノラル録音ですが、ベートーヴェンの音楽にはステレオ効果がなくとも
充分に安心して聴くことができます。

終楽章、コーダのティムパニの乱れ打ちが豪快ですが、
全般的には、整然とした演奏で、帯に書いてあるような
「たたみ掛けるズムと激しい感情、爆発的に前進する音楽は圧倒的」
とは、先のコーダ部分を除いたなら、ちょっと誇大広告じゃないかしら。

でも、ホーレンシュタインは好きな指揮者ですからね、
こうやって録音が続々と出てくることは、まことに嬉しい限りです。

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2010年04月15日

モーツァルトのピアノ協奏曲を聴きながら

また冬に逆戻りみたいな天候
コートを着込んでの出勤としました。

昨年の今頃、十条に出勤していて、寒い日も沢山ありましたけど・・・
今年は、またそれにも増して、寒い日が多いみたいですねぇ。

0031932bc.jpgこのところ、出勤時の音楽はクラシックに戻り
アンネローゼ・シュミットさまの
モーツァルトのピアノ協奏曲集

第8番から聴き始め、
今日は19番にたどりつきました。

0031662bc.jpg曲集と言えども、今から10年以上前
リリースされるのを楽しみにして
バラで集めたもので、宝物ですね。

アンネローゼ・シュミットさま
1971年の初来日時、
大阪フィルの第99回定期演奏会に登場
3301322bc.jpg指揮は秋山和義さんで
モーツァルトのピアノ協奏曲第20番だったかな

クラシック音楽初心者の胸を打ちました。

以来、シュミットさまは特別な存在となり
今日に至っています。
031042bc.jpg
硬質なピアノの響き、真摯に曲に向う姿勢、
旧東ドイツに引き継がれた良い伝統でしょうね。
コマーシャルな響きと一線を画したように思うのは
バイアスかかりすぎかもしれませんけれど・・・

とにかく疲れた身体に、
シュミットさまによるモーツァルトの演奏は、
癒すというよりも、気持ちを引き締めるような感じです。

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2010年03月31日

ワレリー・ゲルギエフ、プロコフィエフ/交響曲全集

今日で3月も終わり、期末決算処理のための待機勤務に入ってます。

このところ、定時退社が身についているので、定時後の待機は気が重いけど、
さらにここ数日でお仕事環境が急転直下、そんなアホな・・・状況なんですが
そこはサラリーマン、甘んじて受けるしかない感じですね。
どこでも楽は仕事はないし、なんとかなる、でやりまっしょい。

uccp1118-21.jpgさて、このところの通勤時の音楽は
ワレリー・ゲルギエフ指揮ロンドン交響楽団
プロコフィエフの交響曲全集

正直まだ全部聴き切ってなくて・・・

第4番(オリジナル版)と第6番がまだですが
それ以外は聴きましたけど、
そもそもプロコフィエフの交響曲って第1、5、7番しか印象にないんです。

でも、これらの感覚から言わせてもらうならば、グラマラスな音楽ですけれど・・・
もうちょっとキレが欲しい感じがしましたね。 大人しい感じもします。

特に第5番、日頃聴いているNAXOSのクチャル指揮の方がエキサイティング!!
そんな感じがしました。

今週、土曜日は午前中の予定ながら期末対応で出勤予定です。
この全集も、もうちょっと聴き進めてみたい、と思っています。


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2010年03月25日

サイモン・ラトル、ベートーヴェン交響曲全集

ブログには記載漏れしてますが、3月7日に本駒込図書館より借りた
ラトルのベートーヴェン交響曲全集に完全にハマっています。
とにかく面白い、耳からウロコ状態が続いています。

EMI 7243 5 57445 2 4.jpgサイモン・ラトル指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

主兵のベルリンフィルではなく、
ウィーンフィルを使っていることに加え・・
最近では珍しくないかもしれませんが
新ベーレンライター版を用い、
古楽器のピリオド奏法も取り入れた意欲作。

最初、そんなことを知らず、今年まだベートーヴェンの交響曲を聴いてないな、
な〜んて思い、軽い気持ちで借りた全集だったのですが・・・
えっ!、あれぇ?、へぇ〜 てな感じで、
もしかして新ベーレンライター版、ウィーンフィルにピリオド奏法???
なんて思って調べたら、まさしくそのとおりだったようです。
新ベーレンライター版か、指揮者の解釈かなんて判るはずもなく、
まったくの当てずっぽうだったんですけどね。

今、2度目を聴き終える間際ですが、とにかく、何度聴いても面白いですね。

超快速で飛ばす第1番のフィナーレ、でも第9のアダージョはやたら遅いし、
耳馴染みのない音型もひっこりと現れることもあり、耳を奪われますけれど、
何より音楽に推進力があり、エキサイティングなのです。

ピロオド奏法を取り入れた新ベーレンライター版
な〜んていうと、かつて本名徹治さんが大阪シンフォニカーで演ったような
精緻な精密機械のような演奏を思い浮かべたりもしますが、
これが正反対、グラマラスな響きで畳み掛けてくるのもまた、魅力的ですね。

英雄交響曲の冒頭もさることながら、葬送行進曲がまたとても濃厚!
腰の据わった感があり、どの曲の、どの楽章であっても、聴きどころ満載・・
そんな感じですね。

今更かもしれませんけれど・・・
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2010年03月06日

ハンス・ロット、クルト・アッテルベリ、フランツ・シュミット

久しぶりにクラシック音楽の話題

朝の通勤時は、クラシック音楽をメモリプレーヤでいつも聴いてますが、
今週は、タイトルに挙げた3名が主、ご存知でしょうか。
共通点は、後期ロマン派とその延長ですかね?
bvce38080.jpg
ハンス・ロット/交響曲第1番

セバスティアン・ヴァイグレ指揮
ミュンヘン放送管弦楽団

ハンス・ロットはウィーン音楽院でブルックナーに学び、
マーラーの親友でしたが(一時同居していたこともあるらしい)、
認められることはなく、わずか25歳で精神を病んで夭折した作曲家です。

やや拡散気味に感じられる音楽は、迸り出る若さの表れ、でしょうか?
誇大妄想的とも書かれているとおり、確かにそんな感じもしていますけれど、
湧き上がってくる感情がぶつけられた大曲だと率直に感じました。
気に入りました。
kicc792.jpg
クルト・アッテルベリ/交響曲第6番

児玉宏指揮
大阪シンフォニカー交響楽団

アッテルベリ(アッテベルイ)は
スウェーデンの作曲家、チェロ奏者、音楽評論家、
でも、ストックホルムの特許局職員でした。

シューベルト没後100年を記念した国際作曲コンクールでの優勝曲で、
その賞金が1万ドルだったため、「ドル交響曲」とも呼ばれていますが、
明快な曲もさることながら、大阪シンフォニカーが頑張っていますね。

このオケがまだ月給を払えない団体だったころから飛躍しはじめた頃、
特別会員になっていて、定期演奏会、特別演奏会、アリアの夕べなど
年間10回以上聴いてました。 その感激のほうが強いかもしれません。
でも曲も聴きやすく、いい曲を紹介してくれました。
wpcs10639-40.jpg
フランツ・ シュミット/「7つの封印の書」

ニコラウス・アーノンクール指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

フランツ・シュミットは
ウィーン音楽院で学んだオーストリアの作曲家ですが、
ウィーン宮廷歌劇場のチェリストも1914年まで勤めていて
マーラーの指揮下でも演奏していたことになります。

アッテルベリの交響曲第6番はシューベルト没後100年作曲賞の優勝曲ですが、
フランツ・シュミットの交響曲第3番が、このときの第2位でした。
そしてこの「7つの封印の書」は、CD2枚組みの大作オラトリオで、
ヨハネの黙示録をテキストに、第2次大戦直前の不穏な時代背景と、
自身の健康悪化もあり、自らの集大成として作曲されたものとのこと。

いまだ1回しか聴けていませんが、バッハ的な宗教音楽でもあって、
真摯な演奏に合唱が織り成す響き、これ曳き込まれるように聴いていました。
1938年作曲、現代オラトリオの最高傑作、それが何となく分かるような演奏で、
もう少し聴き込んでみたいですね。

これらのCDは、いずれも小石川図書館から借りたものです。
お世話になっています。
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2010年02月19日

通勤時の音楽、ガーディナー/シューマン交響曲全集

最近よくジャズのことを記載していますけれど、
やはり一番じっくりと聴いているのはクラシック音楽と思ってます。
ただし、聴いているのは朝の通勤時、メモリプレーヤによる鑑賞ですけれど。
あと休日の散歩のときなども、じっくりと聴きながら歩いていたります。

そして、このところの大ヒットが、小石川図書館より借りてきた・・・

ジョン・エリオット・ガーディナー指揮
オルケストル・レヴォルショネール・エ・ロマンティークによる
シューマンの交響曲全集。

poca1148-50.jpg不覚にもこの演奏のことは
小石川図書館でこのCDに出会うまで
知りませんでした。
なんとなく面白そうなので借りただけ、
でも、聴いてみたら、なんと素晴しい!!
シューマンの熱い勢いがよく出ています。

で、調べてみると、多くの方が推挙されていました。
シューマンの交響曲は好物で、よく聴いていたつもりでしたけれど・・・
こては本当に不覚でした。

なおこのCDには、交響曲第4番が2種類収められています。
通常の1851年改定版に加え、1841年初版がまた素晴らしい演奏ですね。
躍動感があって、個人的には、1841年版が好きなのを再認識したしだいです。

惜しむらくは、第1番「春」が通常版であることでしょうか。
先ごろ亡くなったスィトナーさんが録音されている自筆初稿による演奏
これを期待したのですが・・・ これでなくて本当に残念です。

シューマンの交響曲は、オーケストレーションが稚拙で、演奏しにくい・・・
そんな批判が一般的ですけれど、生意気ながら、これはシューマンの意図を
きちんと理解せず、単に音にしているから、と思えなくありません。

簡単に言うと、情熱、という言葉に集約されるような気がしています。

シューマンの交響曲、情熱を感じる演奏ならば
ガーディナーのような古楽器でなくても、現代楽器による演奏であっても
それは光って聴こえてきます。

現代楽器の演奏では、バーンスタイン指揮ニューヨークフィルによる旧盤
(ウィーンフィルによる新盤は好きではありません)とか
クーベリック指揮ベルリンフィルのよる旧盤がまた素晴しいのです。
(バイエルン放送交響楽団による新盤もいいとは思いますけれどね)

しかし、ガーディナーの演奏はこれらも覆すほどインパクトある演奏ですね。
今週は、雪の降った18日はマタイ受難曲を聴いていましたけれど、
この日以外は、繰り返し、ガーディナーによるこの全集を聴きまくってました。

こんな素晴しいCDをタダで貸してくださる図書館さまさまです。
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2009年10月29日

クライネルト/ベルリンRSO、シューマン/ライン

このところ、忙しくないはずだけれど、ちょいと慌しくなってきてます。

ここの書き込みは減っていますけれど、決して忙しいわけではなくて
モチベーション曲線もあいかわらずの低空飛行なんですけどね・・・
帰宅すると、すぐにアルコール注入で廃人同様になってしまうのですね。

ま、それなりに割り切ってやるのがオトナというもんです。

さて、ここの書き込み、本来なら本家のクラシック音楽のゴミ箱・・・
だったんですが、最近サボってますね。

ほぼ毎日、愛用のメモリプレーヤではクラシック音楽を聴いているんですが
あまりピンと来るものがなくて・・・

三枝さんの交響曲「イカの哲学」
なんか音楽はハチャトリアンというか、大澤壽人さんには及ばないし
ナレーションがついているぶん、また安っぽく感じてしまったり・・・

小澤征良さんがナレーションした武満徹さんの「系図」
声が落着いていて良くないですね、この曲の意図する声、
成人するまえ女の子、ちょっと甲高い声質でかつ鋭さ、が感じられない・・

でもって、いつものを繰り返し聴いていますが
昨夜、この内容を入れ替え、またもやEGR(East German Revolusion)

これも今は無きPILZの遺物で、何度も聴いていましたが・・・

44 2068-2.jpgこのところの精神状態にシンクロ?
したのかな??

ロルフ・クライネルト(Rolf Kleinert)
クライナートとの表記もありますが
この旧東ドイツの指揮者による
シューマンの交響曲第3番「ライン」
この演奏に、大きく心を打たれ、電車の中で思わず震えが止まりませんでした。

第1楽章の終結部でのホルン?のファンファーレのなんと豪快なこと。
第2楽章での、とうとうとしたラインの流れ、
涙がちょちょ切れるような感じですよね、そしてここも終結部も見事。

内面からふつふつと沸き起こるような豊かな表情と、感動。
以前から聴いていて、いい演奏だとは思っていましたが、
久しぶりに聴いて、今の自分とどこかがシンクロしたんでしょうかね、
大きな感動を覚えました。

シューマンの音楽、交響曲以外ももっと聴いてみないとダメですね。
posted by fronte360 at 21:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 05〜10-CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする