2010年07月08日

ムラヴィンスキー、チャイコフスキー/交響曲第5番

前回帰省時に自宅より持ってきたCD
rdcd10908.jpg
Russian Disc レーベル  RD CD 10 908
バークシャから個人輸入していた頃
安かったので捕獲したCD、活動的でした。

1982年11月18日レニングラードでのライブ録音
AADなので、少々ヒステリックな感じもしますが
曲に立ち向かう姿勢に久々に感動しました。

個人的には第2楽章の終盤、一気に畳み掛けるようでいて、
冷徹な響きの光の底、たっぷりとした歌が心に滲み、涙が出そうでした。

これはムラヴィンスキーでしか出し得ない音楽だとも再認識しました。

このところ個人的にチャイコフスキー離れが進んでいて、
特に後期交響曲は敬遠、第1〜3番を時々聴いていましたけれど、
先日Nさんよりグラモフォンの後期交響曲集を頂いたことより再聴してます。

このCDも、その関係で持ってきましたが、こちらの録音はイマイチながらも
それがまた余計に鋭く切り立った感じもさせて、感慨深く聴けた感じかな。

さて、話変わって・・・

このところの懸案事項だった決算待機、
昨夜、予定より早く19時に解除となって一連の対応が終わり、荷がおりました。

今夜は定期メンテナンスの通院をし、クスリをもらって、週末は帰省となります。

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2010年07月07日

サイモン・ラトル、マーラー/交響曲第9番

本郷図書館からの借り物CD
toce56039-40.jpg
じつは今週末に帰省予定です。
小石川図書館より借りていたレコード類
返却期限は今週末なので、延滞するのが嫌・・・

先の週末、本郷図書館に立ち寄って返却し、
ついでに本郷図書館のCD棚を漁っていて発見、
サイモン・ラトルのマーラー/交響曲第9番を見つけたので借りちゃいました。

以前にも書きましたが、サイモン・ラトルは最近気になっている指揮者です。
また、マーラーの交響曲第9番も、好きな曲でもありますので、興味津々・・・

2回聴きました。 しかし、ちょっと違和感ありますね。

すっきりとしていて、向かって右側に配置した第2ヴァイオリンの効果、
対比された旋律が絡む綾など、結構いや、かなり面白く聴けてはいたのですが、
その面白いが感動に結び付かないというか、そこまで、といった感じでした。
思い入れが深いのかな・・・

バーンスタインの演奏のように、生死感云々を求めているわけでは決してなく、
逆に、そのようなドロドロした演奏は好みではないわけで、
もっと好き、になっても良いはずですけどね。

なんだか自分の中にあるこの曲の流れを断ち切られるような感じもし、
でもやはり、美しくない、のかな・・

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2010年06月30日

サイモン・ラトル、ブルックナー/ロマンティック

このところのお気に入り指揮者がサイモン・ラトル
彼のブルックナーの交響曲第4番「ロマンティック」を図書館で見つけたので
迷わず借りてきましたが、これは期待通りの面白さですね。

toce55947.jpgもっともブルックナーの良い聴き手ではない
そう自認しているので、これは異色な演奏です。

一言で言うと、すっきりとしたブルックナー

フレーズの旋律を浮かび上がらせつつ粛々と進め
絶叫せず、押し付けがましさのない演奏で、
美しい演奏、ともいえるでしょうか。 基本、美しい演奏が好きなんですね。

しかしこのところクラシック音楽では興味ある指揮者や演奏家が少なく・・・
そこには、音源が増えるのを厭う気持ちもあって、
あまり興味を持たないようになってますけれど、ラトルはちょっと別格かな。

とにかく文京区の図書館さまさまです。

さて、いよいよ月末となりました。
6月度決算・1Q末の締め処理が順次始まりますが、
今日は忌引きで新大阪メンバーが1名減、気を引き締めていきましょう。

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2010年06月25日

プラハ交響曲

disc920201.jpgオルドジィフ・フルチェック指揮
ヴィルトージ・ジ・ディ・プラハ

スッキリとして推進力のある演奏です。

モーツァルトのプラハ交響曲
それまで好きじゃなかったのですけれど、
録音の良さもあいまって、様々な楽器が絡み合ってワクワクとさせられて、
この演奏によって開眼したことを懐かしく思い出します。

うっとおしい梅雨空、そして、旅行疲れの今週、
この演奏を聴いて出勤、なんとか今日1日を乗り切りれば独身の週末です。

そう、そして給料日でもありました。 ガンバロ。

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2010年06月03日

クリップス、モーツァルト/交響曲第38番「プラハ」

いわずものがなのクリップスによるモーツァルトの名演奏
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団の美しい響きも素敵ですね。

422_476-2.jpg序奏をさらっと颯爽と演って、快活な主部へ
響きを緻密に絡みあわせつつ自然体な流れ。

勘所を把握して余裕で進めるクリップスに
コンセルトヘボウの美音
典雅、そんな表現がよく似合う演奏ですね。

深夜勤務明けで倦怠感の残る身体を優しく包み、しかも活力をくれました。
今朝もこれを聴きながら出勤するとしましょう。
決算による待機は週末まで続きます。

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2010年06月01日

イシュトヴァン・ケルテス、シューベルト/交響曲全集

イシュトヴァン・ケルテス指揮ウィーンフィルによる
シューベルトの交響曲全集
430_773-2.jpg
濃厚な室内楽といった感じでしょうか
ダイナミズムと繊細さを兼ね備えた演奏ですね。

暖徐楽章ではウィーン・フィルの特長である
柔らかい管楽器と弦楽合奏が呼応、
また弾むリズムでぐんぐんと盛り上げてゆき、
要所でトランペットやウィンナ・ホルンをたっぷりと鳴らす。 いいですね。

個人的には、もっと爽やかに演るのが好きですけど、
1971年に録音された第1〜3、6番あたりが良いかな。

久々に聴きなおしておりますが、やはりシューベルトの交響曲、好きです。

さて、6月となりました。
昨日より5月決算のための待機体制を敷き、
今週はちょいとハードな一週間、そして今日は深夜勤務であります。

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2010年05月25日

シューマン/春の交響曲、オトマール・スゥトナー

週末、図書館に行かなかったので、愛用のメモリプレーヤに新音源は無し。
久しぶりにCDやDVDに落としていた音源より大幅に入れ替えてみました。

cocq85181.jpg昨日のヒットは
スィトナー指揮シュターツカペレ・ベルリン
シューマンの交響曲全集

なかでも、第1番「春の交響曲」が断然面白い。

1841年2月20日に完成、3月31日初演されたのち、
この年の末に改訂されて初版パート譜(総譜は1853年)が出版されていますが

スィトナーさんのこの交響曲第1番で使われた楽譜は、
ワシントン国会図書館にあった3月31日の初演時の自筆総譜によるものです。

冒頭のファンファーレがマーラー版と同じく3度低く、
第1楽章での主題の持ちまわり方やフレーズの終わらせ方、終結部の音型、
そして第4楽章冒頭の鳥のさえずりのように聴こえるフルート・ソロ
楽譜は読めないので正確には言えませんが、耳に新鮮な響きが広がります。

オケも健闘していて、深みのある録音もそれをよく捕らえていますね。
とにかく元気の出る演奏です。 今日もこれを聴いて出勤としましょう。

なおこのCD今でも現役で、1050円で売っているようです → ココ

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2010年05月19日

サイモン・ラトル、ベルリオーズ/幻想交響曲

真砂中央図書館からの貸出品

同じく借りたラトルのストラヴィンスキーは、先日の朝の散歩時や
今週の通勤時にも耳にしましたが、さすがに曲想からしんどい感じですが
この幻想交響曲は、ともにとても面白く聴けますね。

toce56125.jpg今までは気づかなかったフレーズが聴こえ
通常のテンポとは違ったアプローチかな

例えば第2楽章、
バルビローリほどではないにしても
タメを作って進めることに共感

そして第4楽章、抑え気味ながら緻密に響きを重ねて耳から鱗

第5楽章もパワーは感じるけれど、響きここでも重ね合わされて
勢いだけでない奥行きの深さに驚きました。

これはなかなか面白い演奏ですね。
サイモン・ラトル、最近ちょっと注目しています。

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2010年05月15日

真砂中央図書館 ハンス・ロット/交響曲ホ長調

お腹を満たしたので、今度は精神も満たさないといけません。

東大構内を赤門より出て左に折れ、交差点の手前を右に折れると菊坂通り
樋口一葉や宮沢賢治も住んでいたゆかりの菊坂下道に下りてから
炭団坂を登るという、これまたいつもの散歩コース

100515_02.jpg

この急な炭団坂を登ったところに文京区立真砂中央図書館があるのですね。
先週、小石川図書館で借りた黒い円盤のレコードとCDを返却して、
レコードは小石川図書館しか置いていないので、必然的にCDを物色し

100515_04.jpg

5点を借りてきました。

ハンス・ロット/交響曲ホ長調 セーゲルスタム指揮ノールショッピング響
ストラヴィンスキー/交響曲集 サイモン・ラトル指揮ベルリンフィル
ベルリオーズ/幻想交響曲 サイモン・ラトル指揮ベルリンフィル

ジャック・ルーシェ・トリオ/モーツァルト ピアノ協奏曲第20/23番
ジャック・ルーシェ・プレイズ・ベートーヴェン

プレイズ・ベートーヴェンは、ベートーヴェン 交響曲第7番第2楽章の
テーマと10の変奏でできているようです。 2003年録音。
なおモーツァルトは、2005年録音だそうです。 楽しみです。
biscd563.jpg
今は、ハンス・ロットの交響曲を聴いてますが
こちらも楽しいですね。

たっぷりとオーケストラが鳴って、
寄せては返すように盛り上がってゆきます。

ヴァイグレ盤もよかったですが、こちらのほうが聴き応えあるかもしれません。

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2010年05月11日

ヴァント、ブルックナー/交響曲第4番「ロマンティック」

今朝は「赤いランプ」で勢いよく部屋を飛び出しまして
小雨降るなか、傘も差さずに早足で田端駅に到着したときに終了。

電車の中でメモリプレーヤの中を探って、結局落着いたのがブルックナー
我ながら節操の無さに呆れますけれど、良いものは良いということですわ。

bvcc34002.jpgギュンター・ヴァント指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

これまで何度も聴いている演奏、曲ですが
聴けば聴くほど発見があるように思います。

ベルリン・フィルらしいパワーと巧さも当然ながら
美しい旋律が、ふわっと浮き上がって聴こえてくるようです。

ブルックナーの素晴らしい演奏に良く言われる「恍惚感」にひたり
ああっ〜 良い音楽だな、と素直に思いながら会社に到着していました。

やはりどこか疲れているのでしょうね。
アントン・ブルックナーの音楽、先の大戦のあと
敗戦で打ちひしがれたドイツの方々を癒して広まっていったとのこと。

それにしてもパワフルでもあって、活力も湧いてくる演奏です。
久々に、ヴァントの他のブルックナーの演奏も聴いてゆきましょう。

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