2009年06月22日

ラヴィエ指揮のピエール・ドゥ・ラ・リュー「レクイエム」

先日の帰省時に持ってきたレコードです。
13pc207.jpg
ピエール・ドゥ・ラ・リューレクイエム

フィリップスの「宗教音楽1300シリーズ」で、
愛らしいジャケット・デザインは、
レギュラー盤時代と同じです。

今でも中古レコード屋さんでよく見かけますので
よく売れたのではないでしょうか。 

パリ・ポリフォニーク・アンサンブルの演奏は
ア・カペラと若干の器楽(中世ハープ、リコーダ、フルートほか)で演奏されて、
落ち着きの中にも華やかさがあって、
宗教音楽という枠組みを超え、ひたすらに音楽を聴きたくなる・・・
そんな瞬間があります。

これが名曲・名演奏といったものではないかしら・・・

さて、今日はブルー・マンデーでしたが
渋谷のネット企業に仕事で単独直行だったため、ゆるりと出勤でした。

このところ、緩い感じが続いていることもあり、ピリッとしませんね。
朝も、2度寝・3度寝でようやく起きる有様で・・・
けっして身体は疲れていないはずなのに、重くて、精力沸かず、でした。

とにかく、お客さま先での所要を済ませ、お昼前には川崎オフィスへ。

午後は見積書を作ったり(久しく作ってないのでリハビリ必要)
明日はまた別のお客さま先への訪問(これは親会社営業同行)も決定し、
川崎に居ることで、徐々にリハビリになってゆくのかしら・・・
今の十条のお客さま先も大切だけれども、そろそろ転換期かしら。

そういえば、所属している会社が分割吸収されるそうで・・・
7月より会社名が変わります。 これで6回目。
片手でターンしてしまいましたが、これもサラリーマンですから仕方ありませんわ。

そんなことはさておき、今宵は無心になって音楽を聴きましょう。
posted by fronte360 at 21:37| Comment(2) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月20日

アンドレ・カンプラ 詩篇129番「深き淵より」

アンドレ・カンプラ(1660〜1744)

パリ・ノートルダム大聖堂の楽長でもあった人で
ルイ15世の摂政オルレアン公フィリップの後盾を得て活躍した
いわゆるヴェルサイユ楽派で音楽家。
rel1517.jpg
すべてはジャケット解説の受売りなんですけれど、
受験の時には世界史をとったこともあり、
オルレアン公=オレンジ公・・
って習ったよな、そんな興味も持ちつつ
ジャケットの解説も読み込んでしまいます。

その彼が一番栄光に満たされていた1723年
旧約聖書の詩篇をテキストに書いた賛歌です。

終曲にはレクイエムが付いていて
これにより葬儀が始まるときの曲であるとのこと。

表題の「深き淵より」より、
なんだか暗く陰鬱な感じがしますけれど
意外と馴染みやすく、明るく力強いアリアもあって
最後は小規模の合唱によるフーガの流れが明るく
そして美しく包み込むようにして終わります。

このレコード
社会人になって3年目、ようやく大阪に戻ってきたころ
連日足しげく通った、堂島ワルツ堂にて捕獲した中古レコードです。

このレコードより宗教音楽のレコードを集めたものです・・・
といっても直ぐにアキましたけれど、ね、

今回の帰省では、
その頃に集めたものを中心に、12枚のレコードを持ってきました。
またクラシック以外のCDを6枚持ってきました。

自宅のサンスイのアンプ(AU-D707X DECADE)
肝心のPhono入力が調子悪いんです、修理に出さないと・・・

そんなことで今回の帰省では音楽はまったく聴かず(CDは聴けますけどね)
音盤の移動がこれからも加速しそうです。
posted by fronte360 at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月15日

「恋人たち」〜スクリーン・ロマンティック・テーマ

pl1024.jpg先日の帰省時に持って来たレコードです。
フォノグラムで1977年に発売された1,000円盤ですね。

映画音楽になったクラシック音楽の名曲の数々、
1楽章まるごと聴かせてくれるレコードです。

昔はオムニバス形式のアルバムなんて!?

な〜んて思ってましたけど、歳なんでしょうねぇ・・・
今は面白く聴けてしまいます。

このレコードについては、以下に記載があって↓
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lp/pl1024.htm

じつは、ホームページの新しいネタ探しのため、
すでに採り上げたレコードは持って来ないように・・・
な〜んて思ってましたけれど、聴きたい、と思うものは少なくてねぇ
聴きたいと思うレコードは既に採り上げていたりするものばかりですね。

さて今日の帰り道・・・
十条銀座の酒屋さんで、パンチのある日本酒を捕獲しました。

アルコール度数19〜20度の日本酒で、
通常は15度未満ですよね。 

新酒の味わいもあって、なかなか良かったですよ。
一升瓶で1,680円という価格も嬉しかったですしね。

この話はまた後日・・・ おやすみなさい。
posted by fronte360 at 21:28| Comment(4) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年06月14日

リンデ・コンソート、「農民カンタータ」「コーヒーカンタータ」

先週末は町内会の清掃活動に同僚のお父さまの葬儀参列でしたが・・・
今週末は奥さんが単身赴任旅費を使って上京してました。

土曜日、当方はいつもどおり、仕事だったので・・・
我が奥さん、上京してから上野の西洋美術館に行ってました。
第2・4土曜日の常設展示は無料だと言っておきましたしね〜

そして今日、駿河台の山の上ホテルへ。

先日、NHK教育-TVの日曜美術館でヴォーリズの建築を採り上げていて
この山の上ホテルにも興味を持ったようです。

御茶ノ水まで電車で行き、ディスク・ユニオンには寄らず(笑)
明治大学の脇の道をのぼって山の上ホテルへ。

1階ロビーにて、ヴォーリズ建築の中にとっぷりと浸って
ケーキとお茶・コーヒーを頂き、休憩してきました。

そういえば長女・長男を出産した聖バルナバ病院も
改装前だった当時はヴォーリズの建築だったようですし、
大阪では有名な百貨店、大丸心斎橋店もヴォーリズの建築ですよね。
関西人にはとても懐かしい空間かもしれません。

ここを辞し、御茶ノ水駅から聖橋に向うと、ニコライ堂に反応した奥さん。
東京復活大聖堂教会ニコライ堂にも足を延しました。

この前には来たことはありますが、ちょっと中も・・
という奥さんに連れられるようにして内部の見学・献灯(寄進しましたしね)
一人ではこうはいきませんよ。

さてここも辞し、聖橋を渡って、もうひとつの聖、湯島聖堂にも立ち寄り、
そして、湯島天神を経由して上野広小路へ。

目的地は、湯島で創業100年、甘味処の「はちみつ
小倉アイス発祥のお店ですね。

ここでも休憩、白玉おしること小倉あんみつを頂いてきました。
甘い・・・ お酒も好きだけど、甘いものも好きなんですよね〜

さて御徒町よりアメ横を通って上野
上野からだと京浜東北の快速で、田端は一駅なんですよね。
いつも快速があると便利なんですけども・・

とにかく帰宅して一息ついて奥さんは帰っていきました。
送っていく途中、大阪の我が実家の母親より電話があり、
今度の金曜日朝に我が実家に行かないといけないことになりましたよ。
慌しいですねぇ。

1c067.JPGとにかく今は部屋で一人になり
生協で購入したカマンベール・チーズ

北海道生乳100%使用
明治乳業帯広工場製だそうで
これをつまんでアルコールを注入しつつ

前回帰省時に持ち帰ったお気に入りのレコード
リンデ・コンソートによる J.S.バッハの世俗カンタータ
農民カンタータ」「コーヒーカンタータ
これらを聴いてリラックスしています。

LPレコードはほんと落着きますね。 暖かな音質で包み込まれるようです。
posted by fronte360 at 21:45| Comment(3) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月28日

杉谷昭子、メンデルスゾーン/厳格な変奏曲

現代日本を代表するピアニストの一人
vms1019.jpg杉谷昭子さんの1977年のデビュー盤です。

ブラームスピアノソタナ第3番と、
インテルメッツォ
メンデルスゾーン厳格な変奏曲
聴いています。

メンデルスゾーンというとロマン派で、
軽快なイタリア交響曲をすぐに思い浮かべますが
この曲は、古典派のピアノソナタの延長線上にある作品ですね。

ピアノ曲に薀蓄を語れるほどの知識はありませんが
いずれも部屋で一人、心を落着かせて聴くのに良いレコードです。

杉谷昭子さん、シューマンのピアノ協奏曲や
ベートーヴェンのピアノ協奏曲集のCDを持っていて、
いずれも芯のすきっと通ったいい演奏だと思います。

いずれ杉谷昭子さんの演奏を生で聴いてみたいものです。

vms1019b.jpgレコードジャケットの裏面
杉谷さんの若かりし頃のお写真
これも貼っておきましょう。

ちなみに和歌山県出身だそうです。

さて今日も昼前に川崎オフィスに出社
休日しか会社にいけませんしね。

明日はお客さま先で休日作業(肉体労働系)となりますので
今この時間をゆっくりとすごしています。
posted by fronte360 at 10:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月26日

ローラ・ボベスコ、珠玉のヴァイオリン小品集

ラフマニノフヴァカリーズ
kux3191pg.JPG
秘めた感情の高まりを歌い上げ
そして今にも泣きだしそうな
ボベスコさんのヴァイオリンの響きが素敵です。

この前の3連休、
しかし個人的には短かった週末でしたが、
自宅よりチョイスして持ってきた15枚のレコードに
ローラ・ボベスコさんの「珠玉のヴァイオリン小品集」を加えました。

このところお客さま先への常駐が続いていて
精神的に疲れて帰ってくるので、連夜飲酒しながらのうたた寝、
パソコンもつけっぱなしでの突然の意識不明状態が続いてます。

朝も気だるさが残ってて、なかなかステレオに火が入らなくて・・・
でも今朝は気分転換に久々にターンテーブルを廻しましたが、
やはりレコードで聴く音楽に癒されますね。

サラサーテサパティアード、軽快な甘い響きが心地良いなぁ。
これでA面終了、このままいい気持ちで出陣としますかね。
posted by fronte360 at 06:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月21日

生存証明 (滞在時間 22時間30分)

20日早朝、始発新幹線は満員、2番目の新幹線自由席で帰省してました。
この新幹線もまた通勤ラッシュ並みの混みようでしたよ。

京都から近鉄特急を利用して自宅に着いたのは9時半過ぎでしたが、
12時には自宅を出て、またもや近鉄で京都まで移動して(急行でしたが)
京都ではJR山陰本線に乗り換えて花園へ、ここで義母の四十九日の法事。
これが今回の帰省のメイン・ターゲットなのでした。

法事を終えたあとに食事、最寄駅前で買物などを済ませて19時に帰宅、
そして今朝は8時過ぎには自宅を飛び出しまして・・滞在時間22時間半・・
12時すぎには川崎オフィスに入っておりました。
川崎での歯医者の予約もあったし、事務処理にメール確認も必要ですしね。

ま、我々と同年代の大阪人には、「デンして戻ってきた
な〜んて言うと分かるかな〜 デン=タッチ(Touch)という意味ですよ。

なお明日は、午後より町田オフィスで社内の対策会議ですね。
19日も親会社による対策会議で、急きょ16時に川崎に召集されてました。
そのまま夜は当社役員と事業部長代理と3人で21時頃まで飲んでましたよ。
いやぁ〜 サラリーマンやってますね。

ということで、こんなドタバタ帰省をやってましたが・・・、
今回もまた、自宅よりアナログ・レコードを15枚ほど持って帰りましたよ。

クラシック音楽中心で、グラモフォンの1,300円盤が多いかな。
なお先日掲載したケンプによるベートーヴェンのピアノ・ソナタ集も、
1,300円盤グラモフォン・スペシャルの中古レコードで捕獲してましたね。
いやはや・・・
bbh1.400.jpg
さて今夜は、持ち帰った中の1枚より
イングリット・ヘブラーさんによる
モーツァルトピアノ協奏曲第20番

中学生時代、この曲・この演奏に出会い・・・
クラシック音楽をこんなに聴くようになった
記念の録音でもあります。

当時は、平凡社ファブリ名曲集でして(↓)
http://www.h3.dion.ne.jp/~yasuda/bqcla/lptable/lptable_02.htm

その後に、同録音のCDでも捕獲していましたけれど
これは米国で1965年に MAVOTAPE INC. というところから出たレコード、
全集ものらしいですが(super majestic)、
オケ名称が プロ・ムジカ・オーケストラ,Wien となってますね。
これは、ウィーン交響楽団ではないでしょうか。

なおカプリングは、
ワルター・クリーンさんによるモーツァルトピアノ・ソナタK.331
トルコ行進曲付き、というやつですね。

これもCDで持っていますけれど・・・
やっぱり、くるくる回る円盤で聴くのがいいですねぇ。 今もそうですよ。
posted by fronte360 at 21:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月14日

ウィルヘルム・ケンプ、ベートーヴェン/3大ピアノ・ソナタ

1967年度ADFディスク大賞受賞
smg2002.jpg最高のベートーヴェン奏者ケンプの最新録音

ベートーヴェンの3大ピアノ・ソナタ
《悲愴》《月光》《熱情》


レコードの帯には上記のとおり書かれてます。

これもまたレコファン渋谷BEAM店の100円救出品
自宅にも持っていたかもしれませんが・・・

ダブル・ジャケット仕様のデラックス・シリーズで
とても状態の良いレコードで、演奏もいわずものがなの名演。

格調高く、また暖かな人間味も見えてくるようで、
いわゆるドイツ風だけれども豪胆さ力強さとは違う深い味わいが魅力的。

とくに《悲愴第2楽章、香るような瞑想的な美しさが素晴らしいなぁ。

さて、先週は結局1日も会社には出勤できず、
お客さま先で個人の携帯電話を酷使しての不自由な環境での対応に終始・・・
しかも、先週の土日は長男がやってきたので疲れが溜まってます。

ようやくの休日となりましたけれど、これより休日出勤をして事務作業。
見積書も作らないといけないし、旅費精算もしたいし・・・

とにかく今は、休日出勤前のリラックス・タイム

東大寺大仏殿で売っているお線香「薫風」を焚き
くゆる紫煙をながめながら、ケンプのピアノを聴いておりました。

090314_01.jpg

残り少なく短くなったお線香
自分の人生の残り時間と重ね合わせてしまいますねぇ。
充実した時間をすごしましょう。
posted by fronte360 at 10:15| Comment(8) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月09日

バロック・ハープシコード名曲集

疲れてますね・・・なんだか気だるいな。

長男は昨夜23時過ぎに帰宅したと電話がありましたが
その時すっかり寝てましたけど、今朝もまだ疲れが抜けてません。

fcca280.jpg久々の一人の落着いた朝
バロック・ハープシコードによる音楽
これを集めたレコードを
ステレオのヴォリュームを絞って聴いてます。

A面のヘンデルの「調子のいい鍛冶屋
サラバンド」などよりも
B面のスカルラッティのソナタ「パストラーレ
バッハの「プレリュードとフーガ」などがいいな。

このレコードもレコファン渋谷BEAM店の100円レコード
ソニーファミリークラブのバロック音楽を集めたレコードの1枚ですね。
CBS-SONYレーベルだけでなく、エラートのものも含まれてて
多数ころがってましたが、試しに捕獲してみました。
100円ですから、冒険しても知れてますし。

演奏は、イゴール・キプニス
よく知りませんが、ベルリン生まれながら幼少時にアメリカに渡り
アメリカで学んだ人だそうです。 よく知りません。
18世紀のフランスの大型ハープシコードの復元モデルを使っているそうで
小曲の多いA面にはスピネットのような小型のを使って欲しかったなぁ。

さて、今週もまた波乱の一週間でしょう。

前向いて進むしかない・・・そんな感じなんですわ。 では

posted by fronte360 at 06:59| Comment(6) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年03月06日

ランパル、モーツァルト/フルート協奏曲

ms1131n.jpgジャン・ピエール・ランパル
言わずも知れたフルートの名手

度重なる来日公演をしていますが、
東京オリンピックの年である1964年
42歳での来日時に録音されたものです。

このレコードは、1972年に発売された
コロムビア・ダイアモンド・シリーズによる廉価盤、
いわゆる1,000円盤というやつです。 懐かしいレコード盤ですね。

これもレコファン渋谷BEAM店のゴミ同然の中より救出した100円盤です。

ランパルの小気味良い演奏に、
ウィリー・シュタイナー指揮読売日本交響楽団の伴奏、
やや四角四面ながらも、けっこううまくつけていると思います。
何より安心して聴けますものね。

さて、今週も終わりますが
お仕事は急転直下、先日の偉い人のメンツもかかっているらしく、
思わぬ方向で業務範囲拡大となりました。

早急に人員や機器を入れ、5月までかなり忙しくなる方向ですね。
今日は実務担当の課長さんとの事前打ち合わせ、
来週早々にはお客さん先の会議にも出るよう打診もありました。

こんなとき、高校に合格した長男が今夜遊びに来ると昨夜言ったものの、
いつどうやってくるかも決めておらず、
母親にもまだ具体的に何もしゃべっていないという無計画ぶり。
そもそもやって一人で来れるかのか、心配でもあります。
どうなることやら・・・ややこしいなぁ。

posted by fronte360 at 06:44| Comment(3) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする