2010年01月24日

ウェルディケ、J.S.バッハ/マタイ受難曲(抜粋)

夕方より色々とレコードをとっかえひっかえ聴いていますが、
今の気分にしっくりきたのは・・

srv128sd.jpgモーゲンス・ウェルディケ指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団による
J.S.バッハのマタイ受難曲(抜粋)

2005年に御茶ノ水ディスクユニオンにて
400円で捕獲した米国VANGUARDの輸入盤
VANGURD STEREOPHOINC DEMONSTRATION RECORD
ステレオ初期盤(1955年以降)でしょう。

モーゲンス・ウェルディケは、1897年デンマーク・コペンハーゲン生れ。
カール・ニールセンに学び、オルガン奏者としてスタートしたそうです。

この演奏もまた新古典というのでしょうか、意外とすっきりと纏めて、
スピード感も感じられて、気に入っていたりします。
ハイドンの名演奏家として往年のクラシックファンの方は覚えあるかしら。

この演奏は、国内盤キングより出ていた「バロック名曲1000」シリーズ、
なんとヘンデルのオラトリオ「救世主」とのカプリングされたB面より
お馴染みの演奏だったりします。

ソプラノはシュティヒ=ランダル、テノールはクメント、バスはベリー、
そしてオブリガートのヴァイオリンはウィリー・ボスコスフキー
オルガンはアントン・ハイラー、往年の名手が揃っていますね。

でも、個人的にはバッハの受難曲は、ヨハネ受難曲が好きだったりします。
今度、リヒターの抜粋版のLPを持ってきたくなりました。
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2010年01月23日

プロハスカ、バッハ/カンタータ「目覚めよと呼ぶ声あり」

昨夜、いけない・・・と思いつつ、部屋のコタツで野垂れ死んでました。
朝4時、なんとか蘇生し、熱いシャワーを浴びて復活です。

バナナの朝食のあと、熱いコーヒーもいただいて朝の音楽。

フェリックス・プロハスカ指揮gt1151.jpg
ウィーン国立歌劇場管弦楽団

J.S.バッハ/カンタータ第140番
「目覚めよと呼ぶ声あり」

1950年代の古い録音ですが
古色蒼然とした大時代的な演奏ではなく、
すっきりと纏められた新古典的なのでしょうか。
現代風のスマートさは感じませんが、丁寧に練り上げた感じを受けますね。

さて徐々に空も明るくなってきました。
来週に迫った検定試験の勉強もそろそろ再開しないと・・・
こちらも「目覚めよ」ですね。
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2010年01月22日

モーツァルト/ピアノ、クラリネット、ヴィオラのための三重奏曲

今日は昼から町田出張でそのまま帰宅しましたが
町田(しかも田舎の町田)から田端までは遠いですね、疲れました。
でも、これで一週間がようやく終わりました。

帰省、そして新大阪オフィス勤務で川崎オフィスを1日空けるとなると
それなりに仕事も溜まるし、移動疲れも重なって(昔は大丈夫でしたけど)
けっこうしんどくなるものです。 でも一週間が終わりましたよ。

いつもなら、気持ちを鼓舞するための音楽を聴いていますが・・
今宵はリラックス。
黒の角瓶(ウィスキー)、これを生のままで頂きつつ、音楽はクラシック。
しかも室内楽ですよね。
re1023re.jpg
エラート1000シリーズのレコード
渋谷BEAM店からの100円での救出品ですが
これが、また素晴らしい。

モーツァルトが
シュタットラーのために書いた三重奏曲。

通常はヴァイオリンのところがクラリネット、チェロのところがヴィオラです。

クラリネットがランスロ、ピアノはラクロワ、ヴィオラがルキアン
このレコードがリリースされた1971年当時いずれも名を成されていた方々です。

特に第1楽章が華やかさを持ちつつ穏やかで・・・
これは全曲にも言えますけれど、演奏も余裕を感じさせつつも踏込みが良くて
耳馴染みのない曲ながらも、何度も聴きたくなり、次第に惹き込まれています。

クラシック音楽は広く、そして深いものですね、
しかも、気軽に楽しめるものなんですけどね、先入観を払拭すれば・・ね。

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2010年01月15日

パウル・ファン・ケンペン、ベートーヴェン/交響曲第8番

今日は有給休暇
昨日のトラブル対応も、今朝電話したら担当者が出勤したとのこと
後処理は来週やらなきゃならんでしょうが、まずは一安心。

長女からの案件でそろそろ外出しないといけませんが
ステレオに火を入れて音楽鑑賞。

fcm37.jpgオランダの名指揮者
パウル・ファン・ケンペンによる
ベートーヴェン/交響曲第8番
オーケストラはベルリン・フィル

1953年録音によるモノラルながら
ケンペンらしく、スケールが大きくて
構成力のしっかりとした演奏です。

残響豊かで響きのバランスもよく、モノラルであることのデメリットは感じません。

パウル・ファン・ケンペン、1839年にオランダのズーテルヴァウデ生まれ
コンセルトヘボウのコンサートマスターより、33歳のとき、指揮者デビュー。
大戦中のナチスドイツへの協力で、戦後陽の目をみない時期がありましたが
フィリップスなどに残されている録音はいずれも素晴らしいものです。

現代の研究によってスマートでスタイリッシュなベートーヴェンも良いですが、
かつて正統的と呼ばれたこのような演奏もまた時代を超えて欲しいものです。

正直年寄りになったせいか、このようなのが落着いて聴いていられたりします。
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2009年12月18日

本日休業日、朝からモーツァルト、ショパン

朝から地震があったわけでもなく、風邪をひいているわけでもなく、
単に休みたいから・・・ という理由だけで、本日は有給休暇としました。
こんな日も必要なんです。

ということで朝からまたもやアンプに火を入れて
ヘブラーさんによるモーツァルトのピアノ・ソナタを聴いてましたが

fg99.jpg今は、アダム・ハラシェヴィッチさんの
ショパンのピアノ曲集を流しています。

1973年、フォンタナ・レコードによる
グロリア・パイロット・セブンの1,000円盤

写真で判るとおり黄色のシール(勲章)
レコファンで100円捕獲したものですね。

技巧を駆使して効果的に盛り上げるのではなく、
しっとりとして朴訥とした感じ、どこか田舎者みたいなショパンでしょうか。
落着いた朝の時間を演出してくれています。

ところで昨夜は、送別会も兼ねた忘年会
帰宅してから、酔い覚めということもあって、なかなか寝付かれず、
珍しく午前2時をまわってからの就寝となりました。

でもね。ちゃんと(?)5時前に目覚めてしまって、また寝ようと試みるも・・・
地震の揺れで、完全に目覚めてしまいましたよ。

今年もあと2週間
体調調整のための休暇としたはずなんですが、なかなか難しいですわ。
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2009年12月17日

グリュミオー、モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第1番

本日、昨日に続いて朝から都内に出張、だから朝の時間をのんびりと・・・
ステレオに火を入れて、黒い円盤のレコードを回していたりします。

sfl7594.jpgいまかけているのは、
ベルギーの名ヴァイオリニスト
アルテュール・グリュミオーによる
モーツァルトの協奏曲第1番

グリュミオーらしい華麗でかつ清潔、
軽やかと艶やかさを併せ持ったモーツァルト

余裕のある朝の時間にこの曲はぴったりとあっています。
いい一日になるでしょうか。 なればいいな。

ところで、さすがに師走、先生(師)も走るほど、忙しい時節です。

当方も、師ではなけれど、しだいに余裕がなくなってきた感じです。
また今年は、今週と来週に忘年会が4つ予定されておりまして、
月曜日に既に1つ終えましたが、今宵は2つ目もあります。

もっとも、忘年会ではなくても、連日の自宅呑みをやってますのです。
さすがに、このところシワ寄せが来ているみたい・・・体調は万全じゃないです。
昨夜は軽く収め(それでもまだ呑んでましたが)、早々に床につきました。
でも、終始浅い眠りで、度々起されてしまいましたけど。

しかし、昨日は部屋を出たのが9時ですし、本日は8時半に出る予定。
いったん川崎に出社してから、満員電車で都内に戻りたくありませんしね。
都内在住者の特権ですわ。 のんびりとさせてもらってます。
おまけに明日は有給休暇を頂いております。

こんなことをしているから仕事に余裕がないんでしょうが・・・
どうせ残業禁止命令も出ていますし、うまくやってゆくしかないです。 では〜
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2009年12月05日

バウムガルトナー、バッハ/ブランデンブルク協奏曲第1・4・6番

お昼前に散歩に出たけれど、小雨が降り始めたので急いで帰宅
部屋で昼食をいただきながらアルコールも頂いて、13時から廃人状態・・・
「坂の上の雲」の再放送を見てました。

その後、アイロン掛けもしましたし、30分ほどですが、うたた寝もして・・・
これで復活したのかな〜 またもやなかなか眠れずにおります。
昼からの飲酒で、たっぷりと昼寝するつもりだったんですけどね。

ということで18時からまたアルコール注入中再開ですよ。 う〜む。

テレビは面白くないので、レコードをとっかえひっかえ聴いてます。
竹内まりやさん、中森明菜さん、でも今は・・・

mgw5185.jpgルドルフ・バウムガルトナー指揮
ルツェルン音楽祭弦楽合奏団


J.S.バッハのブランデンブルク協奏曲
第1・4・6番


有名な1978年録音ではなく
1959〜60年録音されたものですね。

第1番では、シュナイダーハン(vn)、ヘルムート・ヴィンシャーマン(ob)
第4番では、ハンス=マルティン・リンデ(bf)、バウムガルトナー(vn)
第6番では、ウルリッヒ・コッホ(va)、クロード・シュタルク(vc)
など、時代を代表する名手を揃えた演奏です。

やや遅めのテンポで、旋律を浮かび上がらせての演奏は新盤と同様ですが
楽器の響きのくすみ具合というか、落着いた表情にほっとしながらも、
充分にエモーショナルなバッハの世界が描かれていますよ。

いかんなぁ、また目が冴えてしもうた・・・
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2009年11月23日

30年ぶり?・・・、竹内まりや/LOVE SONGS

昨日捕獲した竹内まりやさんのサード・アルバム「LOVE SONGS
ヒットした「SEPTEMBER」「不思議なピーチパイ」を含むアルバムですね。

思い出したのですが・・・rvl8074.jpg
このアルバム、カセットでよく聴いてました。

学生時代、友人のまた友人というのから
アルバムを借りてカセットに録音してました。

代わりに貸したのは、
水越けいこさんだったかしら・・・

とにかく久しぶり、とても懐かしくてね、
当時のマイカー「サニー号(B210改)」で聴いていたことも思い出しましたよ。
ああ、懐かしい。

そしてこの部屋で聴いているこのステレオ装置
スピーカ(Technics SB-X1)、プレーヤ(TRIO KA-7300)、
それにカートリッジ(PICKERING AT-V15microIV)
帯広時代から大切に使い続けているものなんですね。

091123_20.jpg

当時のアンプは、トリオのKA-7Xだったか、SONYのTA-F5だったかしら・・・
でも、スピーカから流れる竹内まりやさんの「LOVE SONGS
変わらぬ歌声が懐かしく、思わずタイムスリップしてしまった気分。

しかし、我にかえって、指折り数えてみると・・・ 30年前、愕然とします。
気持ちはまだまだ学生の延長、竹内まりやさんもまだご活躍中ですけれども、
現実は、そんなに昔の出来事、だったんだですね。 あ〜
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休日の朝、そして、カール・シュターミッツ/四重奏曲選集

連休最終日の朝、何度も眠ろうと試みましたが・・・
完璧に目覚めてしまい、時計を見たら、やっぱり4時6分ですよ。

諦めきれず、布団の中でTVを見ながらゴロゴロしてましたけれど、
5時半に起床、こうなったら徹底的に朝を活用しましょう。

昨日買ったカボチャを切って圧力鍋に仕込みましたよ。
今晩のおかずの一品ですね。
朝に作っておくと、夕食準備が楽ですし、味も滲みています。
また何より、この時季の朝、煮物作りが部屋の暖房にもなるのです。

6時半、資格試験のための勉強も開始(まだ受験は躊躇ってますが)!
3分冊あるテキストのうち、第3部は資格取得済なんで免除、
第2部は、免除に至らないまでも格下の資格取得済なんで補習感覚です。
この第2部を連休中に進めてましたが、8時すぎに完了。
なんとかメドが立ったでしょうかね。

洗濯も開始して8時15分
最近お気に入りの倉科カナちゃんを見て元気をもらってから
ステレオに火を入れて、昨日の捕獲品の鑑賞開始。

re1501mu.jpgカール・シュターミッツ
四重奏曲選集

ランパルのフルート
ピエルロのオーボエ
ランスロのクラリネット
ジャリのヴァイオリン

いずれもフランスの奏者らしく、軽やかな明るい響き
半ばヤケクソ気味で始まった休日の朝を心地よく彩ってくれますね。
これはいいアルバムです。

さあて、足の踵がヒビ割れて痛いけど、散歩に出るとしましょうか。
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2009年11月19日

バイロン・ジャニス、リスト/ピアノ協奏曲第1番、第2番

今日は朝から町田オフィスに出勤
お昼前に辞去してお昼すぎより本拠地・川崎に戻りました。

そして今日も、定時になったのでとっとと退散
7時前に帰宅して、またもやステレオのアンプに火を入れてくつろいでます。

fg69.jpg今日はバイロン・ジャニスという
アメリカ人ピアニストによる
リストピアノ協奏曲集

これが実に素晴らしい演奏で
ジャニスの無双のテクニック、
オケの馬力も凄くて目がくらみそう。

レコードこそ1972年に発売された廉価盤
日本フォノグラムの第2期グロリア・シリーズの統一ジャケットですが
マーキュリーの優秀録音 LIVING PRESENCE によるものです。
CDで持ってますが、御茶ノ水ディスクユニオンの3枚300円のコーナ
そこに、このレコードもあったので持ち帰ったものです。

この演奏については、長いですが「ゆらこめ」を引用させてください。

リストの協奏曲がこれまた、凄いんですよ。
こんなにカッコいいリストっていうのは、
そうそうお耳にかかれるもんじゃないと、私は思います。
リストの音楽については、精神性が希薄、
といった批評をするひともいるようですが、
ジャニスの弾きっぷりというのは
「精神性なんて辛気くさい! 技巧だけでバリバリに決めてやる!」
と、ハナからもう割り切っているふうです。
ところが、結局そうやってきた頑固なまでの技巧信奉が、
緊迫した雰囲気を生んで、
これが反語的な意味での「精神性」を型づくっているようなところがある。
このアイロニカルな気分が、なんともたまらんのです。
ジャニスの味ですね。


ほんと、そうなんですよね。
ゆらむぼさん、自分よりも若く逝かれてもう3回忌ですか・・・
しかし、音楽は永遠ですね。

■日本フォノグラム FG-69
リスト/ピアノ協奏曲第1番 バイロン・ジャスニ(p)
コンドラシン指揮モスクワ・フィル
リスト/ピアノ協奏曲第2番 バイロン・ジャスニ(p)
ロジェストヴェンスキー指揮モスクワ放送交響楽団


posted by fronte360 at 20:24| Comment(2) | TrackBack(0) | 06〜10-LP/LD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする