2012年04月12日

バイロン・ジャニス、プロコフィエフ/ピアノ協奏曲第3番

昨日は朝から雨、予報の強い雨ではなく、しとしとと春雨
大阪では桜の花が散り始めてましたが、奈良ではまだ花が残ってますね。
暖かい雨で、春を感じますが、湿気の多い梅雨も連想して少々憂鬱でした。

さて、通勤時間の音楽はバイロン・ジャニスのシリーズ
プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番の煌くようなテクニックに
鬱鬱とした気分も少しは晴れた感じ。

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キリル・コンドラシン指揮モスクワフィルの伴奏も鋭く畳み掛けるようで、
パワー、キレ、と目まぐるしくて圧倒的な感じの第1楽章ですが
第2楽章ではロシアの響きというのかな、艶のようなものも感じられますね。

1962年の録音ながら、マーキュリーの優秀録音 LIVING PRESENCE 素晴らしい。

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2012年04月11日

バイロン・ジャニス、ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第3番

ここ半年、通勤時間は検定試験の勉強や読書が主となってましたが、
こちらに越してきてからは電車で座れることがほぼ皆無・・・
東京では必ず座れたのですけどね、いきおい音楽を聴く頻度が増えてます。

先日、愛用のメモリプレーヤの内容を一新
アメリカのピアニスト、バイロン・ジャニスの一連の録音をセットしました。

リストのピアノ協奏曲第1、2番のスケール感の大きな演奏、
チャイコフスキーのピアノ協奏曲の圧倒的なフィナーレに感動しましたが、
現在はラフマニノフのピアノ協奏曲第3番を聴いてます。

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この超難曲を颯爽と弾きこなしていて、これも素晴らしい演奏ですね。
アンタル・ドラティ指揮ロンドン交響楽団による伴奏もしっかりとしていて
何より録音の素晴らしさもまた魅力を引き出しているようです。

マーキュリーの優秀録音 LIVING PRESENCE ですものね。

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2012年04月07日

ポップス・シンフォニック・ファンタジー

ようやく、こちらの部屋でもレコードが聴ける時間が持てました。
色々とつまみ聴きをしてましたが、結局落ち着いたのは、コレ

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アーサー・フィードラー指揮ボストン・ポップス管弦楽団
「ポップス・シンフォニック・ファンタジー
 ブルー・タンゴ 〜楽しいルロイ・アンダーソン名曲集」

マーラーもいいけど、くつろぐのはアンダーソンですね。

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2012年03月11日

ジョスカン・デ・プレ ミサ「パンジェ・リングァ」

3・11 あっという間に1年が経ってしまいました。
改めてこの震災でお亡くなりになられた方々へのご冥福をお祈りいたします。

今朝も早朝覚醒して5時前より起きていますが・・・
テレビをずっと見ていると、なんだか心が重くなってきます。
ステレオ・アンプのボリュームを絞って、黒い円盤のレコード鑑賞です。

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ピエール・ド・ラリューのレクイエムに続いて、
ジョスカン・デ・プレのミサ「パンジェ・リングァ」を聴いています。

マルティン・ベールマン指揮シュパンダウアー・カントライ
器楽を除いた合唱のみ、ア・カペラによって演奏(合唱)されています。

思い起こせば、震災後の3/13にもこのレコードを聴いていました。
歌っているという行為そのものも消してしまい、純粋な声の調べが延々と続く、
そのような演奏(合唱)です・・・ と書いていましたね。 

ラリューのレクイエムは、敬虔で静かな祈りが続きますけれど、
デ・プレのレクイエムは、華美とは言わないまでも伸びやかさを感じます。

無念な思いを持って亡くなられた数多くの方々の魂も平穏になりますよう
お祈りいたします。

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2012年03月10日

アルバン・ベルクSQ モーツァルト/弦楽四重奏曲第18番

三寒四温、一雨ごとに春が近づく・・・季節なのですけれども、
今朝は雪が降って、昼過ぎまで冷たい雨で、まったくもって冬でした。

それでも昼前より散歩に出て、14,000歩ほど歩きました。 約10kmですね。
部屋に戻ってから、ボケっ〜とし、イカを肴に、お酒飲んでましたけれども・・・

TVも面白くないので、黒い円盤のレコード鑑賞です。

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P3100067 posted by (C)fronte360

アルバン・ベルク弦楽四重奏団による 1977年録音
モーツァルトのハイドン・セットですけれど、清新で溌剌としていて、
いかにもモーツァルトらしい音色ですけれど、でもちょっと生真面目かな・・・

でも、沈みがちな気分には、この程度のパンチのある演奏がいいですよ。

ギュンター・ピヒラー率いるアルバン・ベルク弦四重奏団
この頃が絶頂でしょうか。 凄い楽団でしたね。

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2012年03月03日

アバド ペルゴレージ/スターバト・マーテル

先週、本駒込図書館より借りてきたCD
2010年のペルゴレージ生誕300年併せて発売されたものです。

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レコードアカデミー賞も贈られたらしいですが、新譜には興味く、
図書館で見つけた時も、アバドか、と思いつつもペルゴレージなので
連れて帰ってきましたのですけども、これが実に素晴らしい演奏でした。
アバドへの見方もちょっと変わりました。

ペルゴレージ:
・スターバト・マーテル ヘ短調(ソプラノ,アルト,弦楽と通奏低音のための)
・ヴァイオリン協奏曲変ロ長調
・サルヴェ・レジナ ハ短調(ソプラノ,弦楽とオルガンのための)
 ラヘル・ハルニッシュ(ソプラノ)
 サラ・ミンガルド(メッゾ・ソプラノ)
 ユリア・クライター(ソプラノ)
 ジュリアーノ・カルミニョーラ(ヴァイオリン)
 モーツァルト管弦楽団
 クラウディオ・アバド(指揮)

26歳という若さで夭折したペルゴレージの最後の作品であり代表作
『スターバト・マーテル』については、廉価盤世代なので、
若きマゼールのロマンたっぷりの演奏が抜けてませんが、

このアバドのは清澄、澄み切った美しさのなかに諦観も感じられるもので、
古楽器・古楽奏法ながらも、押し付けがましさのようなものとは無縁。
癌と闘い、70歳台となったアバドの心境の現われかもしれませんね。
歌手も暖かな声質で寄り添うような歌唱に惹かれます。
これは素晴らしいですね。

以下で試聴できます、興味ある方はどうぞ
   ↓
http://www2.deutschegrammophon.com/eplayer/eplayer.htms?ID=abbado-pergolesi

文京区の図書館の充実振りは、助かってます!

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3月1日深夜の決算対応、エラーデータが紛れ込んでいて、徹夜しました。

チェック作業が終ったのが深夜3時半ですが、そこから計上データ作成、
さらにチェック作業、日報の提出までの一連の仕事が終ったのが午前5時前。
始発電車は動いていて、部屋まで往復しても間に合うことは分かってましたが、
余計に疲れる気がして、会社で朝まで過ごしました。

思い起こせば、昨年の3・11の震災以来の会社でのお泊り。
その間いろいろとありましたけど、1年、あっと言う間ですねぇ・・・

徹夜明けの昨日・営業2日目のシステム監視は問題なく、定時退社して、
本日・明日もお休みです。 英気を養いましょう。

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2012年02月26日

ザルツブルクのミラベル宮におけるモーツァルト音楽会

「空想の音楽会」と題されたシリーズもののレコード
1968年発売のペラジャケ仕様の国内盤レコードを聴いています。

人気があるのかCD化されて、現在もまだ Amazon で購入可能ですね。
CDでは第26巻ですが、レコードでは、シリーズ-9 となってます。

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1.ビーバー
  バス独唱,弦楽合奏と通奏低音のための「夜警のセレナード」
2.ムファット
  2つのヴァイオリン,チェロ,弦楽合奏と通奏低音のための協奏曲第11番
3.カルダーラ
  弦楽と通奏低音のためのトリオ・ソナタ ロ短調
4.M.A.モーツァルト
  ヴァイオリンと管弦楽のためのアダージョ ホ長調
5.L.モーツァルト
  弦楽と通奏低音のための交響曲ト長調
6.M.ハイドン
  交響曲ハ長調

ヤーコブ・シュテンプフリ(B)、
ゲオルク・フリードリッヒ・ヘンデル(vn)、ハンス・ビュンデ(vn)、
ベティ・ヒンデリックス(vc)、グンター・カーラウ(クラウザン)
カール・リステンパルト指揮ザール放送室内管弦楽団

モーツァルト父子が仕えたザルツブルク大司教、
そこの音楽家の作品集となりますが、いずれも美しい音楽たちですね。
演奏もまたリステンパルトらしい楷書タッチの名演奏だと思います。

昨夜は夕方よりうたた寝して22時に目覚めたので、案の定、睡眠に失敗して、
寝不足ではありますけども、そんな頭にも心地よく響きます。

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2012年02月25日

ファブリ世界名曲集59 イタリア・ルネサンス傑作集

年末、レコファン渋谷BEAM店より救出したファブリ世界名曲集より

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●ジョスカン・デ・プレ
  「ヘキサコードによるミサ ロム・アルメ」より、あわれみの賛歌
  シャンソン「千々の悲しみ」
   プラハ・マドリガーレ合唱団
   ミロスラフ・ヴェンホーダ指揮ウィーン古楽集団

●パレストリーナ
  「教皇マルチェルスのミサ」より、あわれみの賛歌
   フェルディナント・グロスマン指揮ウィーン・プロ・ムジカ合唱団

  モテトゥス「バビロンの川のほとりにて」
   グィード・カミルルッチ指揮レッコ・アカデミア合唱団

●アンドレア・ガブリエリ
  第12旋法によるリチェルカーレ
   レナート・ファイト(ポジティヴ・オルガン)
   エミリア・ファディーニ(チェンバロ)

●ジョヴァンニ・ガブリエリ
  モテトゥス「主よ賛歌を聞きたまえ」
   プラハ・マドリガーレ合唱団
   ミロスラフ・ヴェンホーダ指揮ウィーン古楽集団

●モンテヴェルディ
  マドリガーレ「わたしの魂は」
   イタリア五重唱団

 「童貞マリアの挽課」よりマリア賛歌「めでたし海の星」
   ルチアーナ・ティチネルリ・ファットーリ (S)
   チェッティーナ・カデロ (S)
   アドロアーノ・フェルラリオ (T)
   ジュゼッペ・フェルラリオ指揮
    ポリフォニカ・アンブロジアーナ合唱団・合奏団

  オペラ「アリアンナ」より、アリアンナの嘆き
   カルラ・シュリーン(S)
   ジェヌツィオ・ゲッティ(ヴィオラ・ダ・ガンバ)
   マルエルラ・ソレルリ(チェンバロ)

このレコードが出ていた1973年当時のことについて、
皆川達夫さんによる平明で丁寧な解説文に以下のように書かれています。

バロック即ヴィヴァルディ、ヴィヴァルディ即<四季>の傾向があるのもまた事実でありまして、初期・中期バロックの傑作、さらにそれ以前の中世やルネサンス期の音楽というと、ほとんど聞かれもしないし、知られてもいないのも確かなようです。
たとえば、この巻に収められたルネサンスの音楽について、わが国に音楽愛好家たちはどの程度の認識をもっているでしょうか。

たしかにその通りでしたね。
今もその傾向は、多少愛好家は増えたとしても、変わっていないかな・・・
ともかく、この時代にとってこの巻は指南書であったように思います。

さて当方、昼の3時過ぎよりお刺身で日本酒を頂いて夕方には沈没してまして、
10時過ぎにようやく復活し、コーヒー片手にこの音楽に身を任せています。
本書にも、身を任せて聴くように、と書かれていますね。

これは良いものを捕獲しました。

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2012年02月20日

エードリアン・ボールト、シューマン/交響曲第2番

シューマンは好物、今宵はこれを聴いてます。

じつは今日の昼前からの散歩でも、本駒込図書館より借りて録音した
湯浅卓雄指揮大阪センチュリーの第2番をメモリプレーヤで聴いてました。

しかし今宵は、エードリアン・ボールト指揮ロンドン・フィルによる全集より
交響曲第2番、快速でロマンを優先させた演奏、とにかく熱いですね。

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かつて、レコード芸術の廉価盤特集において、門馬直美さんが
当時テイチクより唯一出ていたシューマンの交響曲全集について、
「いかにもイギリス紳士であって、いわゆるドイツ的な腰の強さや
ロマン的な詩情に不足しがちだが、整った点で評価されてよい」
と言われて、購入するのを躊躇しましたけれども・・・

紳士らしからぬ、粗野ともとれる熱気が満ちていて、ユニークですよ。
好きだなぁ、こんなシューマン。

このレコード、英国パイレコードのもので (c)1975 となってます。
宝物ですね。

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2012年02月19日

ヨッフム、モーツァルト/リンツ・プラハ

休日出勤は、サーバ機へのセキュリティパッチの適用でした。
いつもの7台のうち5台はサーバ機移行直前で延期、残り2台への適用なので、
8時半には終わって、残務を片付けてから、10時前に帰宅してました。

昼から、四谷の上智大学に行かないといけないんですけれど、
それまで部屋でくつろいで、モーツァルトを聴いてます。

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オイゲン・ヨッフム指揮アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
モーツァルト/交響曲第36番「リンツ」、第38番「プラハ」
1975年、日本フォノグラムより出ていたグロリア200シリーズ、1,300円盤。
これも年末の渋谷のレコファンBEAM店で捕獲してきたものですね。

コンセルトヘボウ管を明るく典雅に響かせるヨッフムの至芸を堪能。

「リンツ」終楽章や「プラハ」の第1楽章の主題呈示での躍動するリズム、
最近流行のピリオド楽器とは違って、疾走感はあってもごくごく自然な流れ、
しかも木質感のある響きで心躍らされます。

明るい気持ちになったので、そろそろ出かける準備しますかね。
いえね、これからビジネスキャリア検定試験なんですよ。

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