2014年11月16日

秋篠寺

ご近所散歩の定番コース、秋篠川源流より歩いてゆく秋篠寺ですが、
11月8日、久しぶりに拝観しました。

いつもの散歩は早朝で拝観時間前ですが、当日は夕方16時到着
ずいぶんと陽射しも弱くなってきた時間帯、写真の粒子は粗くなってます。

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PB088765 posted by (C)fronte360

奈良市街は正倉院展など秋の観光シーズンで人で溢れていますけれど、
秋篠寺には大型の観光バスも入ってこれないこともあって拝観客は数名のみ。
とても落ち着いています。

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PB088767 posted by (C)fronte360

本堂は国宝で、鎌倉時代の建立。 当時の和様仏堂の代表作の1つです。
内部は土間で、ご本尊の薬師如来を中心に仏さまが一同に並んでいますが、
写真撮影禁止となっているので想像してください。

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PB088773 posted by (C)fronte360

秋篠寺といえば、伎芸天立、ですね。
頭部は奈良時代の脱活乾漆造(簡単に言うと張子の虎みたいなのですが)、
体部は木彫で鎌倉時代の作、火災にあって残った首を付けているのですけれど、
そうとは思えないほどの調和の取れたお姿に魅了されます。

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PB088776 posted by (C)fronte360

始めて秋篠寺に来たのは浪人していた19歳の頃だったでしょうか、
以来37・8年になると思いますが、境内もお堂の中も変わってないみたい。

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PB088768 posted by (C)fronte360

こちらは大元堂。 本堂西側にあり、秘仏の大元帥明王像が安置されています。
6本の手を持って、体に蛇が巻き付いた忿怒像とのこと。

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秋篠寺が真言密教寺院であった時代のもので、6月6日の結縁開扉時のみ公開。
いまだ見たことはありませんが、いつか見られるでしょうか・・・

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かつては法相宗と真言宗を兼学し、明治以降浄土宗に属した時期もありますが、
いまはどこの宗旨にも属していないそうです。


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2014年11月01日

正倉院展に行ってきました

本日より11月、今年もあと2ヶ月・・・
9月になると残暑もなく秋となって、紅葉を楽しむ間もなくもうすぐ冬という感じ。
この三連休は天気が良くないようですが、本日はまた休日出勤であります。

だから一昨日、10月30日に有給休暇を取得し「正倉院展」に行ってきました。
今年は第66回、天皇皇后両陛下傘寿記念とのことです。

最終日である11月12日(水)は傘寿記念で無料公開だそうですが、
予定もたたないので一昨日に行きました。
今回も閉館1時間半前のオータムレイト券、当日券1,100円が 800円となります。

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IMGP0006 posted by (C)fronte360

オータムレイトで入ると、写真右側のしおり
昭和28年開催の「第7回正倉院展」ポスター図案のしおりが付いてきます。
お得な券なので、単身赴任より戻ってきてから毎年利用してますね。

今年は、中に入るとき写真左側のスタンプカードを下さいました。
奈良国立博物館での企画展、その会場内に設置されるスタンプをカードに押し、
3個、4個、5個となると非売品特製グッズ進呈(1回限り)だそうです。

さて肝心の正倉院の展示物ですが、「鳥毛立女屏風」がメインとなりますが、
今年は刀剣など武具の展示が多かったように思います。

平日の夕方に行ったこともあって、人も少なめだったこともありますけれど、
展示内容は例年に比べてちょっと小ぶりだったかな・・・との印象です。
それでも展示物をよく見ると、その細かな細工への驚きの連続。

シルクロードの終着点、いろいろと感じ入ることが毎回ありますね。
始めて行った中学生の頃、珍しいものが残っているといった感じでしたけれども・・・

これからも縁がある限り鑑賞したいと思います。


posted by fronte360 at 05:26| Comment(0) | TrackBack(0) | 14-奈良散歩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年10月20日

大仏殿20141011

10月11日(土)、ちょいと用事があって奈良市街に出て大仏殿に入りました。
秋の行楽シーズン・三連休初日とあって、多くの観光客がいらっしゃいます。

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奈良といえば大仏・・・ですが、久しぶりのご対面。
いつ見てもデッカイお姿です。

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盧舎那仏ですが、これは宇宙の真理を体得された釈迦如来の別名、
世界を照らす仏・ひかり輝く仏の意味だそうです。
左手で宇宙の智慧を、右手に慈悲をあらわし、人々が思いやりの心でつながり、
絆を深めることを願っておられる・・・ とのことです。

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時計回りに大仏を回った背後にあるのが、これまた大きな四天王のお一人
広目天、筆を持っているのが特徴です。
「尋常でない眼、特殊な力を持った眼」さらに千里眼と拡大解釈され、
広目と訳された・・・と wiki には書かれています。

そしてこれが大仏の光背を後ろから撮ったもの。
ちょいとボケ気味ですみません。

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柱に銅の輪っかが巻かれていますが、江戸時代に再建された大仏殿。
柱となる材木を集めることができず、芯木を檜板で巻いて固めています。

そして柱の穴をくぐろうと大勢の人で賑わうのを見下ろすかのように
四天王のお一人・多聞天、またの名を毘沙門天がいらっしゃいます。

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武将風の姿で宝塔を手に乗せているのが特徴ですね。

ぐるっと一回りしてきて、また大仏を見上げます。

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個人的にはこの光背が好きなんです。

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大仏が放つ光(頭光・身光)の中で、
沢山の仏さま(化物)がさながらメリーゴラウンドのように回っている・・・
そう見えませんか、実に象徴的で心躍るものを感じます。

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ここの柱には御幣というのでしょうか、掛かってます。

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天下泰平聖朝安○佛法興隆 ・・・ ○が読めません。
安寧とかの意味なんでしょうが、字が違いますね。

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ではまた・・・


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2014年10月13日

ご近所散歩20141013

大型の台風が迫ってきていますね。
明け方には雨が降っていたものの、朝9時過ぎには晴れ間も見えたので、
急ぎご近所散歩に行ってきました。

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ご近所団地の入口、左側には石垣より生えているど根性サクラ、
右側の垂れ下がっているのは柿の木なんですね。

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いっぱい成っていますが、もうちょっとかしらね・・・

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そしていつもの秋篠川源流

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サクラも黄葉して葉が散り始めていますね。

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時折り強い風が吹いて、雲が流されてゆくのですけれど、
雲間より太陽の光も漏れてきて、ちょっと落ち着きない感じ・・・

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当方も雨が降らないか・・・と少々焦って歩いているからかもしれません。

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こちらの柿もたわわに実ってますね。
これは庭木ではなく育てているのでしょうけれど・・・

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すっかり稲刈りも終って秋の風情、ちょっと寂しいですね。

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 ●

さあて・・・
今日の昼からはご招待を受けている演奏会ですが、どうしたものか・・・
行くことは出来るけれど、帰れなくなるのが心配・・・ 思案中・・・



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2014年09月14日

ご近所散歩20140914_紅白2トーンのオシロイバナ

爽やかな良い天気の朝だったので、ご近所散歩に出発。
このことはまた後日投稿するかもしれませんが、今回こんな珍しい花を発見。
オシロイバナですが、ひとつの花の上が白、下が赤なんです。

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P9148186 posted by (C)fronte360

秋篠寺を出て少し歩いたところで、オシロイバナの群生を発見しました。
こんな感じで、ひとつの株と思われるところで赤と白の花が咲いていたのですね。

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P9148188 posted by (C)fronte360

白い花でも、真っ白なのと、赤味が差したものがあったのですね。
ひとつの株で赤と白が咲いているのも珍しいなぁ・・・なんて思って、
近づいて見たら、完全に2トーンカラーになっているのを発見したわけです。

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P9148187 posted by (C)fronte360

こんなこともあるのですね。 いやぁ、びっくりしました。



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2014年08月25日

高知散歩20140721_高知市街さんぽ・高知八幡宮

このお盆も高知に行ってましたけど、写真を撮りながら散歩する余裕なく、
与えられたミッションをこなすのに精いっぱい。 7月の出来事が続きます。

  ●

神明宮を出て、高知八幡宮に入りましょう。
高知城内・城下の鎮守神。
約700年前の南北朝時代、高知市周辺の領主で南朝の忠臣 大高坂松王丸 が
大高坂城(高知城)の守護神として京都石清水八幡宮から城内に勧請、
と伝えられています。 

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P7217791 posted by (C)fronte360

のち 山内一豊 が土佐入国、高知城築城に際し、西ノ口御門内杉に社殿を建立、
本丸から遷座して以降、270年間この地に鎮座されております。

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P7217793 posted by (C)fronte360

鳥居をくぐって境内にはると「はりまやばし」がありました。
階段をスロープにしたバリアフリー「はりまやばし」です。 いいですね。

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P7217797 posted by (C)fronte360

先客の方がとっても熱心にお祈りしておられました。
なかなか空かないので、周囲の写真など撮ってましたけど・・・

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P7217796 posted by (C)fronte360

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P7217798 posted by (C)fronte360

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P7217799 posted by (C)fronte360

ちょっとシビレを切らし、お参りはまた今度、先へと進むことにしました。
もう帰る時間ですものね。

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2014年07月11日

天理散歩2014年6月28日_石上神宮・神杉、鏡池

6月28日(土)、天理での演奏会に先立ってちょっと散歩してみました。
天理本通商店街を抜けて天理教本部より山の辺の道を進んで石上神宮を散策。
拝殿を出て、その横にある神杉。
これは西側神杉、幹囲り4.1メートル、樹齢は400年前後、高さ約35メートル。

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P6287451 posted by (C)fronte360

「万葉集」にも「石上布留の神杉…」と詠われる神杉が数多くあったそうです。

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ニワトリの向こう側に池があります。
鏡池、というのだそうです。

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P6287464 posted by (C)fronte360

江戸時代の絵図では往古より「石上池」と呼ばれていたようですが、
この池には奈良県の天然記念物「ワタカ」という魚が生息しているそうです。
よく見えませんが、小さい魚が「ワタカ」でしょうか。

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P6287462 posted by (C)fronte360

ワタカは我が国特産の鯉科の淡水産硬骨魚で、体は細長くてひらたく、
頭は小さく眼は大きく、体色は背部が緑青色である他は銀白色だそうです。

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P6287459 posted by (C)fronte360

休憩所の地図によると、この池にそって奥に進むと、
山の辺の道で、大神神社に通じるようですが、残念ながら時間切れ・・・

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P6287458 posted by (C)fronte360

境内を後に、そろそろ演奏会場に急ぎましょう。

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P6287466 posted by (C)fronte360

ニワトリさんもまたね。

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P6287467 posted by (C)fronte360

おしまい


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2014年07月10日

天理散歩2014年6月28日_石上神宮・摂社

6月28日(土)、天理での演奏会に先立ってちょっと散歩してみました。
天理本通商店街を抜けて天理教本部より山の辺の道を進んで石上神宮に到着。
拝殿を出て、楼門前の石段の上にある摂社・末社も見ましょう。

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P6287446 posted by (C)fronte360

石段の右側、シートが掛けられて工事中みたい・・・
国宝の摂社・出雲建雄神社拝殿がコレなのですけどね、残念。

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保延3年(1137)に建立され、その後13,14世紀に2回の改築されたそうですが、
元来は内山永久寺の鎮守の住吉社拝殿で、大正3年にここに移築されました。
内山永久寺は鳥羽天皇の永久年間(1113〜18年)に創建された大寺院でしたが、
神仏分離令により明治9年に廃絶。 鎮守の住吉社はそのまま残されたものの
荒廃が進んだのでここに移築したのだそうです。

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P6287436 posted by (C)fronte360

摂社・出雲建雄神社が左、右にあるのが末社・猿田彦神社。
この猿田彦神社には内山永久寺の鎮守の住吉社御祭神を合祀したそうです。
そして出雲建雄神は石上神宮の御祭神布都斯魂大神の子と考えられていて
江戸時代には若宮と呼ばれていたそうです。

ここは高台なので、石上神宮の楼門の屋根、拝殿の屋根、そして本殿の屋根
こんな感じで見えます。

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P6287432 posted by (C)fronte360

さてこの高台には天神社や七座社などがありましたが、そろそろ戻る時間。

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P6287434 posted by (C)fronte360

ちょっと名残惜しいですが、降りましょう。

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P6287448 posted by (C)fronte360


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2014年07月09日

天理散歩2014年6月28日_石上神宮・拝殿

6月28日(土)、天理での演奏会に先立ってちょっと散歩してみました。
天理本通商店街を抜けて天理教本部より山の辺の道を進んで石上神宮に到着。
楼門をくぐって拝殿前に進みます。

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P6287428 posted by (C)fronte360

この楼門は鎌倉時代末期、後醍醐天皇の文保2年(1318年)建立だそうで、
重要文化財に指定されています。

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P6287429 posted by (C)fronte360

明治初年までは鐘楼門として上層に鐘を吊るしていたそうですが、
「神仏分離令」により取り外され、売却されたとのこと。

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P6287443 posted by (C)fronte360

石上神宮は、日本最古の神社の一つで、物部氏の総氏神、
健康長寿・除災招福などの守護神として信仰されてきました。

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P6287442 posted by (C)fronte360

何と言ってもここで有名なのが七支刀(しちしとう)でしょう。
拝殿の奥、禁足地の地中深くに埋められていると伝えられていた布都御魂剣、
明治初頭に行われた発掘調査の結果、勾玉、剣、矛などと共に発見されました。

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P6287430 posted by (C)fronte360

それまでこの神社には拝殿のみで本殿はありませんでしたが、
この剣を祀るために、本殿が造られたのでした。


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2014年07月08日

天理散歩2014年6月28日_石上神宮・境内のニワトリ

6月28日(土)、天理での演奏会に先立ってちょっと散歩してみました。
天理本通商店街を抜けて天理教本部より山の辺の道を進んで石上神宮に到着。
いよいよ境内に入りましょう。

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P6287417 posted by (C)fronte360

と、向こうに茅の輪が置かれてますね。 2日ほど早いですが・・・
って、よ〜く見ると、コーンなどを設置してまだくぐれなくしてました。
6月の晦日の夏越の大祓のためですものね。

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P6287418 posted by (C)fronte360

写真でも解るように境内にはニワトリが放し飼いになっていて、
そこここに居ます。

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P6287420 posted by (C)fronte360

人に慣れているので、近づいても動じる様子もなく悠然と・・・
神の使いだから・・・

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P6287421 posted by (C)fronte360

もとを正すと、いまから40年程前に奉納されたものらしく、
以降時々奉納されたり自然繁殖してだいたい30羽ほどになっているそうです。

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P6287426 posted by (C)fronte360

長鳴鶏(ながなきどり)の一種の東天紅(とうてんこう:高知県産・天然記念物)
烏骨鶏(うこっけい:天然記念物)、採卵用種のレグホン・ミノルカなど

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P6287427 posted by (C)fronte360

境内に住むイタチ、タヌキ、テンなどの小動物による被害も受け、
羽数は増減するそうですが、大きく変ることがないようなので、
うまく調和しているみたいです。

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P6287454 posted by (C)fronte360

レグホンなどは高く飛べないのでケージに入って夜は休むようです。

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P6287456 posted by (C)fronte360

とにかく石上神宮の人気者
帰りがけには鳥居脇の万葉句碑の所にも居て、こんな感じでした。

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P6287469 posted by (C)fronte360


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