2024年07月15日

マイ走馬灯・クラシック音楽20240715

マイ走馬灯。 みうらじゅんの影響ですね。
人生最後の見る景色である走馬灯、それは・・・ 人生暇つぶし・・・

今回も介護している母親がデイサービスに行っている間を利用し、
奈良の自宅から持ち帰ったCDを、大阪の実家に移設したミニコンポで聴いてます。

今回は、SONY CLASSICAL が、消費税3%を含んだ売価 1,000円(税抜 971円)で
出していた廉価盤シリーズから、3枚をチョイスしました。

20240715_193728.jpg

まずは、アンドリュー・デイヴィス指揮フィルファーモニア管弦楽団による
ドヴォルザークの交響曲第7・8番。 爽快でとても見晴らしの良い演奏ですね。

スラブの土着らしさや、ドヴォルザークが憧れたといわれるドイツらしい構成感重視、
これらとも一線を画し、またインターナショナル的で均質、感動の薄い音楽ではなく、
躍動的な音楽に仕上がっています。 

これは今から30年ちょっと前、インターネットが出てくる前のパソコン通信時代。
Nifty-Serve のパソコン通信の、クラシック音楽フォーラム(FCLA)で知り合った
ゆらむぼさん(ドヴォルジャーク好き)より教えてもらったのでした。
ついこの前と思っていても、もう四半世紀前のことですね。


つぎは、同じような夕焼けのジャケットですが、
A.デイヴィスさんは4月に白血病で亡くなられましたが(享年80歳),
同じく本年 2024年2月に亡くばれらた小沢征爾さん指揮による「幻想交響曲」。
これがまたまた、爽快な演奏なのですね。

2003年に書いた文章が以下にありました。
http://fronte360.html.xdomain.jp/bqcla/cd/srcr1505.htm

小沢さんは、1973年以降、ボストン交響楽団を長く率いられていましたけれど、
当方がクラシック音楽を聴き始めた1970年はサンフランシスコ交響楽団にいて、
その前はカナダのトロント交響楽団を率いていました。
日本人がアメリカのオケのオーケストラの音楽監督になるなんて・・・
本当に当時誇らしく思っていたものでした。


一番手前の緑色のジャケットのは、
オーマンディ指揮フィラデルフィア管、ベードーヴェンの「運命」「田園」
2大交響曲ですが、このCDは元会社同僚のNさんからの頂きもの。
でも、中古LPでは、頂く前ちょっと前に捕獲済でしたね。

オーマンディ/フィラデルフィアの「フィラデルフィア・サウンド」
今から50年ほど前、レコード会社のフレーズがよく使われて、流麗なサウンドを
ウリにしていましたね。 ムード音楽かよ、って誤解していました。

「運命」終楽章の切れ込みに、個人的に物足りなさを感じますが、
「田園」いいですよね、ともに聴かせ上手な演奏と思いますし、
何よりオケが巧いしコントールが行き渡っていますね。

2020年に書いた本ブログの文章がありました。
http://fronte360.seesaa.net/article/477225708.html

とにかく「クラシック音楽の本流は独墺系」、義務教育音楽に染まった世代、
このような呪縛が解けていったのも、上述のパソコン通信での交流の恩恵、
そのように思えます。 自分で感じて、良いものが、好き。

ただし、自分に良いと感じるのと、他の人が良いと感じるのは、別問題です。
だから、この音楽は良い、ではなく、この音楽は好き、
嫌い、というと角が立つので、好きになれない、よくわからない、なのですね。

とにかく狭い世界、自分と同調する意見だけを聴いていてはいけなく、
自分の意見を言うときがあっても、論破するのではなく、他の意見を聴く、
そんなことも教えられた、かなと思うパソコン通信時代が、今回のマイ走馬灯・・・


posted by fronte360 at 21:23| Comment(0) | TrackBack(0) | マイ走馬灯 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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