マイ走馬灯って、みうらじゅんの影響ですけれど・・
ほぼ2日に1回、介護している母親がデイサービスに行っている間を利用して、
実家の大阪より、奈良の自宅に戻っていますが、実家のミニコンポで聴くCD物色中、
こんなのもあったね・・・
持ち帰ったトーマス・ザンデルリンクさんによるブラームス交響曲全集。
フィルハーモニア管を振ったイタリアの Darpro というレーベルから出ていたもので、
1998年頃でしょうか、堂島ワルツ堂で投げ売られていたもの(1,180円のシール付き)。
1992〜2000年まで大阪シンフォニカー(現・大阪交響楽団)の音楽監督・常任指揮者で、
この頃、このオケの特別会員となって、年間10回ほどの主催公演をすべて聴いており、
中でもトーマス・ザンデルリンクさんによるブラームスの交響曲はすべて聴きましたが、
いずれも素晴らしかったなぁ。
特に第4番を聴いたシンフォニーホールからの帰路など、
いつもでも頭の中で音楽が鳴り響いていたことも思い出します。
会員になる前、高校同級のE君が大阪シンフォニカーのゼネラル・マネージャで、
その時、当方は大阪シンフォニカーってオケも知らなかったけれど、
彼が「ザンデルンクが今度振るんやで」と言ったのに驚きました。
すぐさま彼が「息子やけどな、ええねんで」って・・・
心斎橋だったかの裏通りの会話、このあとタコ焼き食べてビール飲んだことも思い出します。
ブラームス/交響曲第4番
トーマス・ザンデルリンク指揮フィルハーモニア管弦楽団
たっぷりとした音楽ながら、デジタル録音らしく細部にまで配慮を尽くした音楽が聴き取れます。 現代の巨匠といっても良いような感じ。
この演奏については、以下のサイトに詳しく書かれているので、そちらを参考にしてください。
https://suisse.exblog.jp/1428952/
ブラームス/交響曲第4番
クルト・ザンデルリンク指揮シュターツカペレ・ドレスデン
前回も書いたとおりパソコン通信時代、Nifty-Serve の FCLA で、ゆらむぼさんから教えてもらった名演奏。
何も足さない・引かないような演奏ですけれど、第1楽章の終結部、内面から滲み出る感情がしだいに迸るようです。 聴き手の高揚感を巧く刺激するテクニックに終始聞き惚れます。
ブラームス/交響曲第4番
ヨーゼフ・カイルベルト指揮ハンブルク国立管弦楽団
中学生の時、キングレコードの名曲1000シリーズで初めて聴いた演奏。 録音も古く質実剛健とした演奏ですが、サクサクと進めてゆく粗削りながらも燃焼度の高い演奏で、刷り込みもあるせいかお気に入りです。 アマオケの友人が、一発録りみたい、と言っていたのも思い出します。
最後に、参考までに各楽章の録音時間を記しておきます。
Tザンデルリンク 14:58/11:45/6:06/10:10
Kザンデルリンク 13:02/11:42/6:18/10:47
カイルベルト 12:23/10/11/6:12/ 8:51
2024年06月26日
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またまた好みのダブリです。
このトマス・ザンデルリンクのブラームスの禅宗は柔かな響きで統一されていて、たいへん好みの演奏です。
世間がなぜこの演奏に注目しないのか、不思議でなりませんでした。
又、カイルベルトは尊敬する何人かの指揮者のひとりでこの演奏も宝物です。
ところで、私が一番好きなブラームスの4番は、ショルティ指揮シカゴ響なのですが、なかなか理解されません。
一音一音、納得させながら聞いています。
ショルティというイメージとブラームスが合わないので、みなさん食べず嫌いになっているのでしょうか。
心地よい気分で聞くことができる大切な演奏です。
ブラームスの交響曲、トーマス・ザンデルリンクさんと大阪シンフォニカーとの演奏は、フィルハーモニア管弦楽団とのCDとは違い、もっとエモーショナルで、アマオケを聴いているような感じだったと記憶しています。
肩を上げて二の腕を固定して、両手の両肘から先だけをブラブラと上下に動かすみたいな(ピグモンみたいな)、絶対に流麗とは思えない指揮姿でしたけれど、それで集中力を高めていたのかもしれませんね。 よい経験をさせてもらいました。
ブラームスの交響曲第4番、ショルティ/シカゴ響がマイベストなのですね。 確かにショルティのブラームスって聴いた記憶がありませんので、NMLでチャレンジしてみたいと思います。
古い人間なので、アメリカのオケでブラームスっていう感覚は染みついてます。
でも、オーマンディ/フィラデルフィア管のブラ1のLPは素晴らしかったし、アブラヴァネル/ユタ響のブラームス全集はお気に入りCD。 毎度持ち帰ろうかと思いつつ、後回しになっていたりします。
アメリカのオケ、曖昧なく裏旋律もしっかりと鳴らしてくれる感じですものね。 その上での指揮者の味付けを期待したいと思います。