通信教育は、「テキスト科目」と「スクーリング科目」の2つの授業方法があります。
「スクーリング科目」は、奈良大学通信教育部最大の魅力、といっても過言ではないと思います。
奈良大学で学ぶ学友たちと、金土日曜の3日間、大学での授業はもちろんですが、奈良の史跡巡りなどをするのが、関東圏からの受講者には人気がありますね。
裕福な年金生活者の方でしょうか、これを楽しみにされている方も多くいらっしゃって、今年度より復活した対面スクーリングに参加したとき、コロナ禍で実施されていたオンラインでの「在宅特別スクーリング」期間中は全く履修しなかった、という方の声もよく耳にしました。
また「スクーリング」では、前泊して奈良見物したり(前夜からバス移動で当日朝に奈良に着いたという方もいらっしゃいましたが)、終了後にもう1泊するのが楽しみ、という年配の方々もいらっしゃいました。
そのスクーリングですが、配布されている「スクーリングガイド」に、日程、担当教官とシラバスが提示されています。
日程はいくつか示され、また同じ科目でも異なる先生が担当されているものもあります。
例えば、専門必須科目である「文化財学演習T」では、2023年度の場合、豊島先生で3つの日程、土平先生、戸花先生で5つの講座日程が組まれていました。 同じ科目でも、自分が受講したい興味ある内容であるかを、シラバスを見て、都合の良い日程とも併せて考えます。
シラバスには、科目担当教官・テーマ・到達目標・事前/事後学習・フィードバック・評価方法/基準・授業概要・授業計画が記載されています。
なかでも授業計画には、1日目・2日目・3日目と、各日に何をするかの概要が書いてあります。 特に2日目に、フィールドワーク(平城宮跡踏査)とか、学外授業(博物館見学予定)とか、奈良公園を中心に文学作品の舞台・歌碑・句碑を巡りながら作品の背景や奈良の文学的風土を解説する、などと書かているものもあります。
スクーリング科目を受講するには、年度始に提出する「履修届」を出します。
この「履修届」に受講したい科目を書いていないと、年度途中で履修したくなっても受講することができません。 しかしこの提出時点では、正式申込ではありません。 平たく言うと、授業受けま〜す、って「手を挙げる」段階です。
実際に受講するには、事前に示されているスクーリング申込期間に「スクーリング申込書」を事務局に郵送します。 事務局より「スクーリング授業料納付用紙」が送付されてくるので、それで受講料を支払います(1単位 8,000円 ⇒ たいてい1科目2単位なので1科目 16,000円)。 これで申込完了。 あとは、事前課題がある場合はそれを用意し、当日を待つのみです。
逆に言うと、「履修届」に受講する旨を書いていても、実際に「スクーリング申込書」を出さなければ、受講できないし、その費用もまったく掛かりません。 とりあえず書いて出しておけば、日程の都合が悪くなって別の日程に変更したり、費用などの関係から受講を取りやめるのもとくに手続きなど必要ありません。
翌年、改めて履修することにも支障ないので「履修届」には書いておくことが重要です。
2024年02月03日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック