通信教育は、「テキスト科目」と「スクーリング科目」の2つの授業方法があります。
「テキスト科目」については、テキストを読んでレポートを書いて提出するところまで書きましたので、レポートが合格したあとの、科目修得試験について書きたいと思います。
まず試験内容について
各科目毎に、あらかじめ10題の問題が出されています。
それらが記載された『設問集』は、入学時、また年度初めに年度用のものが配布されています。
実際の試験では、この中より1題のみが出題され、
その解答を50分間で答案用紙に書いて提出します。
試験会場は、
全国10都市(奈良大学、東京、横浜、さいたま、静岡、名古屋、岡山、広島、福岡)で、
予め定められた土曜・日曜・祝日の 10:00〜14:50 の間に各日最大4科目ぶんが実施されます。
また、スクーリング開校日の放課後 16:20〜18:10 の間に2科目分が実施されます。
同一科目を同じ日に複数の時限で受験申込すること、同一科目を同時に複数の試験日や複数の試験会場で受験申込することはできません。
となっていますが・・・
コロナ禍で「在宅特別科目修得試験」となりました。
当方は上記方法では1回も受験したことがありません。
2024年度も「在宅特別科目修得試験」なのか、大学の判断を待つことになりますが、「在宅特別科目修得試験」についても一応書いておきます。
在宅試験なので、自宅等での受験となります。
試験当日、試験時間になると、大学通信教育部HPにその時限の出題番号(1つ)が発表されます。
その番号をパソコンまたはスマートフォンで確認し、『設問集』より該当する設題番号の解答を、事前に配布された解答用紙に直接手書きで書込みます(ワープロ印刷したものを貼付するのは禁止、不合格になります)。
解答用紙は、事前に何日の何時限に何の科目を受験するのかを記載した受験申込書を提出用封筒(切手84円貼付)で郵送します。
すると、大学より受験許可書・答案用紙・答案用紙送付用封筒が郵送されるので、解答用紙はその科目の受験専用となっています。
書き上げた答案は、答案用紙送付用封筒に入れ(15円切手必要、100gまで)、その日のうちに最寄りの郵便ポストに投函します(土日営業している郵便局への持ち込み不要)。
この方式ですと、試験時間(50分間)以上の時間を使って解答できますし、テキストや参考資料の持込み可能(本来の試験では科目によりますが原則不可が大半)なので、以下の注意がされています。
答案を採点する各科目の担当教員は、こうした受験形態であることを勘案したうえで採点します。
テキストやサブサテキストの文言をそのまま書き写した答案の場合、受験生のテキストの理解度、学習の到達度がわかりませんので、不合格の評価となります。
個人的には、この「在宅特別科目修得試験」で助かりました。
入学後、大阪の実家にて介護をすることになり(入学したとき、こんな状況になるとは予想だにしてませんでした)、科目修得試験を受けるために奈良大学まで行くとなると、母親を前日から1泊のショートステイに預けないといけませんでした。
介護はともかく、遠隔地にお住まいの方にとっては全国10都市で実施とはいえ、交通費(時には宿泊費)もかかるでしょう。
この「在宅特別科目修得試験」の制度は残して欲しいと思っています。
2024年01月28日
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