11月末になると冬の装いも進みました。 今月は、短い秋と初冬が行ったり来たりだったようで、ゆっくりと秋を味わうこともなくなってしまうのでしょうかねぇ。 もとより実家での介護生活、合間を縫って自宅との往復で、秋の散策などする余裕も少ないのですけれど。
それでも今月は外出機会が多くありました。
8日はご近所美術館の大和文華館「いぬねこ彩彩」。 平日午前、開館直後に入ったのに入場者が思いのほか多く(いつも片手程度なのですけどね、失礼)、若い女性の姿も多くあって驚きました。 わんちゃん・ねこちゃんパワー、すごいですね。
18日は、所用で春日奥山「月日亭」で会食するという機会がありました。 この秋一番、冷え込んだという日でしたけれど、ミッション達成。 この後、奈良ホテルに行ってお茶してきました。 コーヒーよりもビールの値段が安いんですね、びっくり。 ここでケーキセットを頂き、実家に戻ってまいりました。
22日は、会社OB会の総会で新大阪オフィス。 今どきテレビ会議システムを使っての3拠点会議ですよ。 それでも石川本社・横浜本社に映る懐かしい方々も見ることができました。 その後の懇親会、コロナ前とはメンバーが若返りましたが、変わらず19時半すぎに散会。 記念撮影しなかったけど・・・と今になって気になるのは、長年事務局サイドだったからですね
翌23日は「たかとり城まつり」。 昨年コロナ禍があけての開催も雨が降り、時代行列はなどイベントは中止だったそうですが、この日は良い天気。 近鉄あみま倶楽部ハイキングも設定され、マップ片手の人も多く、それとは別に高取城まで行かれる方も。 手造りまつりの雰囲気がいいですね、賑わってましたよ。 そして、いずれまた城まで登りたい、と思ったのでした。
29日、中之島美術館「長澤芦雪−奇想の旅、天才絵師の全貌−」に行ってきました。 奈良大学生なので学割、1,800円→1,100円 で入場ですが、入場前の自動発券機の長蛇の列で辟易。 並んでいるのは、着飾っている中高年の方々ばかり、そして機械の前で試行錯誤・・・なので列が進みません。 お時間に余裕のある方々なので、文句の声も上がりませんけどね。
そもそも機械が3台しかなく、しかも直前でお札が引っかかったのか停止になって2台。 誘導員がインカムでヘルプを頼んで出てきた女性、操作してデイスプレイをスマホで写真撮り、別室と行き来してから、ようやく機器の鍵を使って開けて、集金部分を引き出しました。 引っかかっていた(?)1万円札を取り出してましたけれど、なんだかなぁ・・・現場にプロはおらんのか・・・という印象。
自動化・IT化し、混雑緩和・省力化をもくろんでいるのでしょうが、ここは美術館。 非日常、効率化とは別次元の場所ですよね。 違うアプローチがあるのではないでしょうか。 人件費かけて入場料が上がったとしても、非日常を味わいたいと思う中高年は来るでしょう。 その収益の一部から、青少年や年金生活者、生活保護世帯の方は安価とか無料で観覧できることが、社会のゆとり、ではないかと思ったしだい。 芦雪は、面白かったけれど、こっちの印象が強かったなぁ・・・
さて、奈良大学の卒業論文が17日に戻ってきました。
総合添削指導欄に
「難解な先行研究をよく読み込まれ、またそれらに導かれながら法華堂不空羂索観音立像の造像背景と安置の経緯について自らの考えを整理して示すことが出来ています。図や表も内容の理解を助けるものです。文章表現や誤字等修正の上、完成させてください。」
こんな過分な評価もいただき、赤字分を修正するため卒論を読み返したりしながら、文言修正をちんたらと考えていましたけけれど・・・
副査の先生より、普段は無いという講評が事務局より別便で24日に郵送されてきました。
「一度、諸論の論点や議論の流れを、表や図にまとめると良いでしょう。
自分自身の論点が、史料の新しい解釈などによって示されていないというのが課題であります。」
そうなんですよね。
そもそも史料を読み解く技量がないので、諸論を読み込んで、着眼点は別としても、悪い言い方ですが寄せ集めて自分の着眼点について自分の論を立てて、それでもまぁ卒論だから(不足分などは今後の課題やもんね)と思って提出したので・・・ いきなり、喝っ! を頂いた気分です。
論文本文を大幅に変更すると致命的に成りかねません。 いままた諸論を読み返し、どうしたものか、と思案しているところです。 年明け早々の卒論提出まで、アルコールで萎縮した脳みそフル回転(といっても介護の合間の限られた時間)で、なんとか突破口を見つけたい。
2023年最後の月を迎えます。 介護生活と折り合いをつけながら、今年になって帯広にも行けましたし、大学生活も復活して単位を取り、卒論も書きました。 色々なことと折り合いをつけながら2023年を終えられるようにしたと思います。 そのためにも新型コロナやインフルエンザなどなど、その他の感染症も流行っているので、免疫力を高めて乗り切りたいと思います。
皆さまも体調にご留意されてよいお年が迎えられるよう、あとひと月、ともに頑張りましょう。
2023年12月01日
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