10月になって急に季節が進んだみたい。 それでも寒暖差の大きな日が続いてますが、老母と過ごす実家にはコタツ(テーブル式ですが)も準備し、電気も入れていたりします。 10月になったばかりの頃はまだまだ暑かったのに・・・ 老母・老息ともに体調を崩さないようにしなければ。
老息の10月は、3日〜10日までの卒論(草稿)提出を初日に届くよう郵送したけれど、以降卒論ロス状態に陥っています。
卒論を書き・推敲していた時間、早く寝れば良いものを、手持無沙汰にボッ〜とパソコンに向かって過ごしていましたが、ようやく10日ほどたって、卒論テーマを定める前に読んでいた書籍・新書などを読み返し始めました。 卒論の核になった(難しい)論文を再読したり追加資料を集めることは、提出した論文の間違いを発見したり、新たな考えを思いついたとしてももう手遅れです。 提出した卒論(草稿)の査読結果は、11月下旬に戻ってくるそうです。 それまで「待ち」です。 査読された草稿内容で卒論提出OKとの評価を頂けたとしても、指導教官の添削内容を反映し、1月9日〜16日に最終稿を書き上げ、書類を添えて提出しないといけません。 独自に新たな内容を追加・変更するのは危険と判断しました。 とにかく出しちゃったもんね・・・
奈良大学での勉強を振り返ってみると、やはり歴史科目の勉強が面白かったですね。
東洋史概論は、苦手な中国史でかつテキストが難しく、何か書いているのかの見当も付け難かったけれど、図書館で借りた参考書をもとにレポートを纏めてテストを受け、なんとか「優」を頂けました。
西洋史概論も興味のなかったギリシア・ローマ史で、自由に論ぜよ、とのレポート課題に面喰いましたけれど、アテナイの直接民主政について、ちょうど統一地方選挙があったので日本の選挙制度の問題点も絡めてレポートを纏めたのは勉強になりました。
史料学概論、レポート課題で示されている主旨が解らず、まるで高い絶壁をよじ登るような心持。 提出前のレポートを書いては直すことの繰り返しをしているうちに、古文書(史料)に書かれている内容を精査して史料批判する学問であることにようやく気づきました。 そして試験はまさかの100点満点。
でも考古学概論は60点の「可」で、考古学とか古墳・遺跡ってあまり興味ないのが丸わかりですね・・・
あと文学論もダメダメでしたね。 NHKラジオ「古典講読」で「和泉式部日記」「蜻蛉日記」「紫式部日記」は録音するほど愛聴していましたけれど、気持ちとは裏腹に、平安文学論ではレポート再提出となってしまい、受けた試験も「可」。 江戸文学論に至っては、テキストが「日本永代蔵」が出したレポートは再提出、さらに書き直したレポートもまた却下、時間の無駄なので放逐しました。 文学は好きだと思っていたけれど、才能無いことも解りました。
小学生では無いのだし、残り時間も少ないのだから、苦手を克服することよりも、好きでかつ得意なことに時間を費やすことだなぁ、と実感したしだいです。
10月はご近所美術館から足が遠のきましたが、30日に「正倉院展」に行ってきました。
コロナ禍で、日時指定の展覧会となってしまいましたが、今年は昨年よりも人が多くて驚きました。 1回の入場者数も増やしているのでしょうかねぇ・・・ それまでもなのですが、あまり人出が多いのは苦手なのですよね。 中学生だった頃の正倉院展は、今の国宝館(旧館)しかなかったので、会場内は満員電車状態でしたけどねぇ・・・
新型コロナやインフルエンザなどなど、その他の感染症も流行っているようです。 注意しているつもりですけれど、何より免疫力を高めることが大切ですね。 皆さまも体調管理されるなどくれぐれもご注意ください。
2023年11月01日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック