新型コロナ第7波(オミクロン)は、お盆休みが明けてみると10万人あたりの感染者数の第1位が徳島県、第2位が高知県。 徳島・阿波踊りでは踊り子さん600名が感染したとか、高知のよさこいはどうだったのでしょうか。 この両県に比して東京都、お盆の帰省など人口流出の影響でしょうね、感染者数が少なくなってますよ。 なんだかとっても分かりやすい構図のように思うのですけれど・・・ 一度緩めた行動制限は引き締めることなく、海外からの旅行制限も緩和してゆくようで、ますますもって自己免疫力を高めて乗り切るしかないようです。
さて、そんな8月も末になると朝晩肌寒くも感じるようにもなりましたが、結局この夏は昼間こそエアコンを使っていましたけれど、夜寝るときには(たとえ室温30度であっても)エアコンの冷房は使わず、送風機能をタイマーセット2時間〜2.5時間で乗り切りました。 そして日中も、昼下がりの炎天下であっても、帽子+長袖シャツ+サングラスの防暑3点セットで連日1万歩以上歩いていました。 働いていた時は、一日中職場にいて、クーラーで身体がなまっていたようです。 もっとも、歳とって暑さを感じなくなった、のかもしれませんけれど・・・ とにかく、暑い夏が過ぎるのがちょっと淋しい感じもしているこの頃です。
さて、母親が入院しているリハビリ病院では、入院している同じフロアで感染者が1名出たとのこと。 コロナ感染防止のために面会は i-Pad を使ったリモート面会のみ、直接会うことが出来ないにもかかわらず、このリモート面会も中止。 お盆休み前より約3週間ほどリモート面会も出来なくなりました。 端末 i-Pad を持ちまわっているので、感染防止のためとのことでした。 このため洗濯物の受け渡しのみで、大阪に行く用事も少なくなりました。
そんなこともあって世間のお盆休み期間中、無為無策。 何やってたんだろう状態。 奈良大学でのお勉強もお盆休みよろしく進まずで、難関・史料学概論の試験準備こそぼちぼちと進めていましたけれど。
そのような奈良大学でのお勉強を振り返ると、再提出となった平安文学論のレポートが戻ってきました。 先生のコメントを読むと、本当にお情けでの合格でした。 それでも合格は合格、さっそく 8/27に試験を申込みました。 このための試験勉強のおさらいを1週間かけてぼちぼちとやってました(集中力が続きません)。
そして何度も書くけれど難関であった史料学概論、こちらは望外のレポート一発合格通知が届きました、よかったぁ。 さっそく 9/10の試験を申込みましたが、こちらはそろそろ本腰を入れて試験準備を進めないとなりません。 出題文で聞かれることは分かっているのに、史料より何をどう導いて書けばよいのかの見当もつかないなんて・・・とにかく解答になりそうな史料の抜き書きは作ったので、解答のための文章作成に取り掛かねばなりません。 悪戦苦闘が続きます。
そんなこんな、ここ2ヵ月はこの2科目の沼にハマっている感じ。 それではつまらないので新たな科目「シルクロード学」を選んでテキストを読み始めたものの、こちらもまた難関です。 シルクロードという魅力的な言葉の響きとは違って(逆に似合ってるのかも)、テキストの「西域文明史概論」は昭和6年初版、「西域文化史」は昭和22年初版、ともに旧字体・旧仮名遣いなのに加えて、何より文字が小さい。 これは年寄にはとっても痛い。
とにかく先達の教えにあった参考書を揃えました。 こっちを先に読もうかと思案中です。 何よりレポート作成では、参考文献を明示するように、と書かれており、参考書も読まないことにはレポート作成が出来そうにありませんしね・・・
スクーリングも始まりました。 といってもコロナ禍ゆえの「在宅特別スクーリング」。 資料が届き、動画のある科目は YouTUBE 動画と資料を見て課題レポートを出す形式です。 レポートを出すと、授業料納付用紙が送られてきて、2単位 16,000円払って単位認定となります。 本来スクーリングは3日構成、うち中日の1日は博物館や美術館、寺社仏閣などの奈良の地のりを生かした学外授業がこの通信教育の最大の(?)魅力であったはずで、単位認定そっちのけで毎年参加している方もいらしたとか、でもこちらもコロナには勝てませんね。
その在宅特別スクーリング、夏期前半は2科目を選択したものの、1科目「仏教考古学」のみ履修。 この科目のレポートはちょいちょいと書けますけれど、それでは勿体ないので図書館より参考書を借りてレポートを作成、提出しました。 スルーした1科目「文化財学演習T」は、資料・動画も見ましたけれど、冬期に担当される先生の講座で再受講したいと思います。 奈良大の文化財学のメインは古墳なので、個人的に興味のある仏教彫刻(いわゆる仏像)の先生の講座で履修することにしました。 せっかくの機会、単位だけ早めに取っておく必要もないですし。
夏期後半では5科目を選択しましたが、当初予定どおりの3科目を履修するか、それ以上履修するかを思案中。 「美術史特殊講義」「文化財学講読U」「文化財学演習U」は押さえておきますが、このうち一つを「考古学特殊講義」と入れ替えるか、追加して4科目とするか。 残る「神話伝承論」はテーマが古事記、興味はあるけれど今回ここまで手を広げるとなると、頭とお金(3科目 48,000円、4科目 64,000円)がついてゆかないかも… 貧しい年金生活者なもので、冬期にしようかな、と。
そんな在宅スクーリングでは面白くないので、「文化財学講読U」では「勝手に一人スクーリング」として、学外授業で行くはずだった天理参考館に29日行ってきました。 そのあと、山の辺の道を桜井まで歩き、バス車中より見る予定だった纏向遺跡・箸墓古墳を間近で見て、オマケに大神神社にも寄ってきました(バス車中より大鳥居は見たでしょうが)。 全行程8時間、約28,000歩、3年前までよく行っていた「あみま倶楽部」のハイキングよりも歩いたでしょう。 とにかくこれで「文化財学講読U」のレポート作成は、動画・資料を見てとなっていましたが、現地での感想をもとにして執筆としました。 本来これで行くはずだった奈良文化財研究所「藤原宮跡資料室」は、以前あみま倶楽部のときに行っていたので今回パスしましたが、また勝手に一人スクーリングとして歩くことにしましょう。
ということで8月の軌跡は、レポート提出はスクーリング科目「仏教考古学」1科目のみ。 試験も以下の1科目のみ。
8/27:平安文学論
なお7月に受けた科目修得試験の結果が戻ってきました。 優4つ、良2つ。 まずますでしょうか。 試験問題が分かっておりかつ暗記不要なのに 70点というのは準備不足としか言いようありませんけれど。
7/ 9:美術史概論(83点)、観光論(70点)
7/10:東洋史概論(85点)
7/30:書誌学(90点)、東洋史特殊講義(70点)
7/31:文化財学購読T(84点)
さて今月も音楽は低調で、ピアノ曲中心に流している程度ですが、テレビで「街角ピアノ」の番組に遭遇すると自然と見入ってしまいます。 そして練習したら1曲だけでも弾けるようになるかも、などと妄想しながらも、若い人であってもその方の生きざまや年輩の方ならその方の人生をも感じさせてくれるピアノに惹かれますね。 ピアノっていいいなぁ、と素直に思えるようになりました。
奈良国立博物館には、6日公開講座「中将姫と當麻曼荼羅」に行き、同展覧会と「わくわくびじゅつギャラリー はっけん!ほとけさまのかたち」も鑑賞。 前者では貞享本曼荼羅の修復されて美しくなった(色を塗り直していないのだとか)のに驚きましたが、後者の展覧会は子供向けとなってました丁寧に整理分類された展示と解説、何より物量の多さにも奈良博の実力を垣間見た感じがしました。 この日は、県立美術館にも行き「美術・解体新書」と題された所蔵品展でしたが、こちらも渾身の展示でした。 作品解説の追加として、使っている技術や素材、背景などをワンポイントとして書かれており、全体の展示構成ともども丁寧な仕事をされていたのが印象的でした。 この展覧会は良かったので 21日にも再訪しました。
あと奈良博では、27日夏季連続講座「仏像のかたち」第4回『天部』もいい講演会でした。 講師の奈良女子大准教授の佐藤有希子先生のお話しは、私情も踏まえたご自身と毘沙門天との関わりから始まって、本題である兜跋毘沙門天についての専門的なお話しまであっという間に終わりました。 この講座、第1回『如来』、第2回『菩薩』も申し込んでいましたが抽選に当たらずで、動画配信に応募して試聴する機会は得たものの、やはり動画は臨場感ありませんね。 結局のところちゃんと見ぬまま期間が過ぎてしまいました。
ご近所美術館も今月は、大和文華館に14日「東アジアの動物 -やきものと漆-」、19日「一笑一鬢 -日本美術に描かれた顔-」、松柏美術館は28日「熱帯の旅 -極彩色の楽園を求めて- 上村松篁展」へと足を運びました。 そうそう大和文華館は、奈良大スクーリングの「美術史特殊講義」で訪れる予定なのでした。
そんなこんなで8月も終わってしまいました。 実家リフォームは納期未定だったIHコンロが31日に入ったけれど、200Vへの電源工事が未定のまま9月に突入。 ですが9月には母親も退院させて実家に戻し、また実家通いが始まるので忙しくなるでしょうね。 とにかく9月もコロナ感染せずに乗り切りたいと思います。
よい月になりますように。
2022年09月01日
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