2022年07月07日

参考文献

昨日、暑いなかご近所図書館より借りてきました。11冊!!

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手前にある赤い小さな1冊、工藤重矩「平安朝の結婚制度と文学」(風間書房)がテキストとなる平安文学論。
過日出したレポートが戻ってましりまして、不合格でした。

設題意図に即してテキストを整理し検討している点はA評価を頂きましたけれど・・・
肝心の設題主旨であった、法制資料・物語資料の原典を必ず確認し、それを引用しながら筆者が何を根拠に定義しているかを明確に論述しなさい、との問いには応えていないとの講評でありました。

確かに、急いでレポートを出すために、赤いテキストを読み込み、関係する原典の個所は抽出することはしましたが、それらについて原典を確認することなく、ネットや説明本などで関連する個所を確認し、その内容をふくらませておりました。

深く反省し、あわててご近所図書館より原典となる関連資料を借りてきたのでした。
日本思想体系より「律令」、テキストで引用されている講談社学術文庫の「日本法制史」、そして「源氏物語」「蜻蛉日記」「和泉式部日記」「宇津保物語」などの物語資料としての古典文学書ですが、これでもまだちょっと足りないので、他地区図書館よりネットで取り寄せます。 この小さな赤い本につながる広い世界を知る思いです。

これまで返却いただいた他教科のレポートでも、纏めるのはうまいけれど、独創性には欠けるような評価をいただいておりました。
思い返すに、長年のサラリーマン生活において、関係者・ステークホルダーに対して端的に伝えることに特化したような情報発信をいつもしていた(品質管理の社内教育や健康経営を啓蒙するホームページ制作などなど)、そのようなことが抜けきっていないようです。

この1冊よりつながる世界よりいずる広い学問の世界を知るための勉強を怠っているとの愛の指摘である不合格と理解しました。
そしてこれが勉強の醍醐味であると改めて教えてくださったのだと感謝しつつ先に進みたいと思います。

が、後ろにも写り込んでる日本古代史料学(難関である史料学概論)のレポート作成もまた、主旨を端折ってテキストを纏め始めていたことに気付きました。 こちらも設題意図を読み直し、構成を改めないといけません。
それに今週末は、美術史概論、観光論、東洋史概論の科目修得試験が控えていて、こちらの事前準備も進めないと・・・と少々焦り気味。

それもこれも含めて勉強することが出来て有難いことではあるのですけどね。

posted by fronte360 at 03:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 奈良大学通信教育 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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