自由に時間を使えるようになったら音楽聴き放題・・・
なんて思っていた頃もありましたけれど、変わらず、アンプになかなか火が入りません。
ステレオのある部屋に暖房器具がありませんしね。
そんな悪い条件下ですが、時おりここ数年聴いてなかったであろう盤を探しては、
ターンテーブルに載せていたりします。
P2083111 posted by (C)fronte360
ブラームス/ピアノ協奏曲第2番
ハンス・リヒター=ハーザー(p)
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
2005年5月16日だから単身赴任前、しょっちゅう川崎出張していた時期、御茶ノ水ディスクユニオンにて 300円で捕獲したニュー・セラフィム・ベスト150シリーズの廉価盤です。 こんなところ(シリーズ)にカラヤンがいるなんて、と驚いたのを覚えています。
カラヤン存命中、この曲はゲザ・アンダと再録し、この録音はCD化されなかった・・・
ということは、カラヤンは気に入っていなかったかもしれませんね。 リヒター=ハーザーの強靭なピアノと流麗なサポートのカラヤン、この勝負の軍配は、リヒター=ハーザーでしょう。 ピアノ付き交響曲とも称されるこの曲を、ピアノ主導で演奏しきっているのですものね。
でもこの両者の対比が面白いとも言えるのですね。
この曲、ピアノ協奏曲と言われて聴いているけど、まず交響曲みたいに4楽章構成だし、肝心のピアノ・ソロの聴きどころがなくて、なんじゃい、って思って万年ビギナーの当方など敬遠しがちなんです。 そんな人、多くいると思うけどな。
とにかく、この曲を味わうにはとてもいい演奏だと思います。
この曲の魅力をみせてくれているようです。
リヒターハーザーのブラームスはなつかしいですね。たしか吉田秀和氏が絶賛していたような記憶があります。
退職の先輩なのですね、しかも単身赴任15年とは(友人にも何人かいましたので)・・・ 本当にご苦労さまでした。 子供が単身赴任中に、高校生になっているのですものね。
リヒター・ハーザーのブラームス、もっと早く知っていたら、この曲ももっと身近に感じていたことでしょう。 それほどに納得度の高い演奏(初心者には特に)だ思います。
今後ともよろしくお願いいたします。