2021年12月01日

(辛丑11月の雑感)霜月は去った

NHKラジオ(R1)で月1回程度放送されている十勝地方ローカル番組「十勝の話題と音楽」。 聞き逃し配信を利用して昨年夏頃より楽しみに聴いています。 11/4(木)の放送では、昭和56年(1981年)に畠山アナウンサーが初任地として帯広放送局に赴任され、その新人・畠山アナウンサーの取材模様の録音が放送されました。 そして、かつてNHKから取材を受けたことがある、出たことがある人はお便りを待っている、そんなアナウンスがありましたので、番組のメッセージ投稿フォームより、同じく昭和56年秋にNHK-TVの電波に乗った件を投稿しました。

当時担当していた卒論テーマが、戦前に製造された馬が引く畜力式噴霧器チャンピオンの復元で、復元したチャンピオンと、人が背負う背負式自動噴霧器、最新トラクラーのスプレーヤとを実際の圃場で並べて噴霧するところを映し、インタビューを受けた。 その時のVTRはあるでしょうか、復元したチャンピオンはどこに行ったのか。 そんな内容を投稿しました。

これを発端として帯広放送局の神門アナウンサーよりお手紙を頂戴し、帯広市川西の「とかち農機具歴史館」まで確認しに行ってくださいました。 そこで母校で教鞭をとられている先輩に久しぶりにメールをして調査をお願いしたり、また一緒に復元作業をしてTVにも出た同期にもメールするなど、ちょっとした騒ぎの末(といっても自分が蒔いた種というか自分だけが騒いでいただけですけれど)、先輩より卒論のコピーを送っていただいて、解決しました。 川西の「とかち農機具歴史館」に収蔵・展示されている「遠藤式畜力A型能率第一号」が、卒論で復元したチャンピオンでした。 この件、次回12/2の放送で採り上げてくださるそうですが、どんな内容になるでしょうか。

今回、手書きの卒業論文を読み返すなんて思いもよりませんでしたが、下手っぴな文字を眺めているだけで、あの当時に一気に引き戻されてしまいました。 懐かしくも気恥ずかしいものですけれど。 あと今回の件で問い合わせたことで、先輩は 2023年3月に退官されることも知り、退官されるまでには、また今回のチャンピオンにも会いに帯広へ行きたくなりました。 Google-map で見る限り、街並みや道路もすっかり変わってしまったようですけれど。

さて、会社生活もあと少しとなりました。 今月は現役のうちにすべきこととして、健康保険組合の補助が受けられる脳ドック・肺ドックを 6日(土)に受診しました。 結果、いずれも問題なし。 数年前にルールが変わって、補助が5年に1回となり、5年前は忙しくてパスしましたので、最初で最後のドックとなりました。 が、ともに問題なし。 昨年は、健康診断で要精密検査となって腹部のMRIも撮りましたし、来年早々には大腸内視鏡検査もやるつもり。 10月に従弟が前立腺がんで早世したことも、検査へと気持ちを押しています。

また医療保険の見直しにも着手しました。 社員割引が効くうちに契約できるなら、現在とほぼ同様な補償内容に加えて、高度先進医療もついてきて、保険料が半額程度になるのは大きい。 持病や手術歴、昨年の精密検査など、加齢とともにひっかかる点も色々とありまして、簡易告知にするか詳細告知にするか、担当者とメール交換によるアドバイスを受けつつ進めています。 どうなりますことやら。

あと会社の健康保険組合が参加している kencom のウォーキングイベント「みんなで歩活」。 これに合わせて組合員特別価格(40%OFF)で、腕時計型の活動量計 Fitbit versa2 を捕獲しました。 40%OFFでも、送料を含めると1.5万円近い価格となるので、何度も逡巡しまたけれど、会社員生活の記念として清水の舞台より飛び降りました。 これまでは 3〜5,000円ほどの安い中国製を都合3個使ってきましたが、さすが高いだけあって画面も綺麗だし画面の着せ替えなど色々とべるようです。 まだまだ使いこなせていませんけれど・・・

そして会社生活とは直接関係ありませんが、スマホもリプレースしました。
思い起こせば 2016年5月3日、子どものスマホ購入のために訪れた高知・帯屋町の auショップ。 そこで一目惚れしたスマホ(isai vivid LGV32)で、当方も遅ればせながらスマホ・デビューを果たしました。 以来5年半、個性的な機器を気に入ってましたし、自分で電池交換できる機器だったので、電池交換もしたので電池の持ちも大丈夫。 でも、さすがに android の版数が 6.0 は古く、インストールできないアプリもあります。 また動いているアプリでも使えない機能もあったりと、それに何より触ったつもりがないアプリが起動する現象はちょっと異常です。 動作不安定?

今年の初め頃、android が壊れたのか、auメールなど基本的なアプリのいくつかが突然起動しなくなりました。 仕方ないので、スマホの設定画面より購入時の状態に戻し(初期化)、何とかまた使えるようになっていたのですが・・・ このところ動作もやけに遅く感じ、だんだんとストレスになってきましたので、スマホ・リプレース計画に着手。 色々と調べましたが、新製品は 5G対応となっており、通話契約も 5G対応の契約となるのですね。 なんかムダでしょう。 だいたいゲームはしないし、スマホで動画も見ない、カメラが3つあっても使わないだろう・・・ 結局のところ 5G非対応ながらまた新しい2021年夏モデル、シンプルなスマホに落ち着きました。

新しいスマホは、初めて使ったオンラインショップで注文して 7日(日)に到着。 機種交換の手続きもオンラインだし、初期設定も途中でよく分からなくなって、間違って初期化したのかな、と青ざめたりもしましたが、なんとか完了。 その後、使いやすくするために設定を変更しましたが、どんな機能がどこに隠れているのか、手探り。 何度も同じところに戻ったりして、つくづく自分の覚えの悪さに辟易しながらも、ボケ防止と自分に言い聞かせて頑張りました。 なんとか馴染んできたようです。 今だ手探りですけれど・・・

11月の読書について、まずは西村公朝著「仏像の声」。 「仏像の再発見 鑑定への道」では、外見の形態から時代背景などを勘案して仏像の特徴や成立年代の解説をしていましたが、この「仏像の声」では、仏像の内面より宗教的な背景を加味してこのようなカタチになったことの説明をした本でした。 これもまた素晴らしい本でした。 続いて「わかる!元興寺」(元興寺公式ハンドブック第2版)。 蘇我馬子が飛鳥に建立した日本最古の本格的仏教寺院の法興寺(飛鳥寺)が、ルーツの元興寺についての解説本です。 元興寺文化財研究所の成立なども書かれていて、奈良に住んでいながら門前まで行きながらも、まだ訪れたことのない元興寺に行きたくなりました。

そして池田寿著「日本の文化財・守り、伝えていくための理念と実践」は、文化財保護法の改変による危機感を背景としたもので、以前読んだ「博物館と文化財の危機」と同じでしたが、対象物が主に書画だったので読み進むのがちょっとしんどくなってきたので中座(すみません、生きてる時間は有限なので)。 そして手元にあった磯田道史著「「司馬遼太郎」で学ぶ日本史」を再読、その後は河野友美著「「食べる健康」早わかり事典」(知的生きたかた文庫)も再読中です。 11月は新しい事象やアイテムが手に入ったりしたので読書は低調となりました。 読書時間が機器の設定などに奪われてしまった感じですね。

ご近所美術館について、今月も大和文華館に 21日(日)に行ってきました。 「雪村とその時代」。 鎌倉時代の画僧雪村、名前は知ってはいたもののこうしてじっくりと見たのは初めてかも。 同時代の作品も含め勉強になりました。

11月は上述のとおりで慌ただしい日々でしたが、27日(土)〜30日(火)と恒例の高知行。 今回の往路は夜行バスではなくコロナ禍で休止されていた昼過ぎの便が復活したのでこれを利用(最初は夜行バスを予約してましたが、満席になるほど混んでしまったので、周りに誰も座っていない空席だらけのこの便の方が安心です)。 景色も楽しめ、高知大学北口には20時過ぎの到着で、マーケットで値引きセールで半額パレードにも遭遇できました。

高知では、今回は市街地にも行こうかなと思ってましたが、冒頭に書いた「十勝の話題と音楽」の電話取材もあったし、いつもどおりご近所マーケットをぐるぐると回っておしまい。 昼過ぎに遅めの昼食兼夕食をとって昼寝をして、のんびりとしました。 年内の高知はこれが最後。 次は来年ですね。 それまでコロナの変異株オミクロン株が蔓延していませんように。 そしてこれからもコロナに罹らないよう注意して、またこのような駄文が書けますように。

posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | 21-雑感 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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