2021年09月01日

(辛丑8月の雑感)葉月は去った

まさに感染爆発の様相となってしまった8月。 緊急事態宣言が21都道府県に、まん延防止等重点措置が12県に出て、いずれも9月12日までとなっていますが・・・どうなることやら(そんな宣言だけでおさまるはずないよね、っていうのが大方の思うところでしょうか)。 8月のお盆休み(夏季休暇)は大人しくしておいて、28日の夜行バスで高知入りを目論んでいましたけれど、高知県も「まん防」に。 そして全国的なこの状況下、移動することのリスクを考えると、今月はパスもやむなし。 バスは1ヶ月後に変更しました(その頃は行けるのだろうか)・・・

今年の夏季休暇は、7日(土)〜15日(日)の9連休。 早朝散歩で毎日朝9時までに12,000歩を歩く。 午前中は、読書などしながら歩き疲れてうつらうつら・・・時にご近所図書館に行って予約していた図書を借りたり返却したり。 図書館に行くと、その足で生協マーケットまで足を伸ばし、買い物をして家に戻る。 午後、ごろごろしながら読書などしながらうつらうつらと昼寝などもし、夕方前に大阪に出て実家に行く。 母親のデイサービスや食事の用意、その他雑用こなして自宅用の食糧なども調達して夜に帰宅。 これが夏季休暇の主な生活パターンでしたが、リタイヤ後の生活シミュレーションかもね。 思ったのは、もっときちんと読書なり勉強時間を取れたらよかったなぁ、ということかな。 リタイヤまであと少し、生活パターンを思案しましょう。

その読書、8月は高知の部屋より持ち帰った岩波新書「神々の明治維新」(安丸良夫)よりスタート、いわゆる神仏分離・廃仏毀釈どのように推し進められたのか、国家神道の胡散臭さのようなものも解った良い書籍でした。 奈良市の図書館より「完本 仏像のひみつ」(山本勉)もよくまとまっていた本でした。 たいがい知っていることでしたが、イラストを付けてこのようにきちんと纏められたのは画期的かもしれません。 続いて「映画館(こや)がはねて」(山田洋次)、いつも聞き逃し配信を録音して聞いているラジオ番組「トーキングウィズ松尾堂」、俳優の片桐はいりさんご推薦でした。 山田洋次のエッセイ集で「男はつらいよ」の寅さんやリリーさんのモデルとなった人々も出てきて山田洋次の人生観がよく見えたこちらもよい本でした。 さらに「キネマの神様・ディレクターズカット」(原田マハ)も前述の「松尾堂」に原田マハさんも出ておられたので。 これは映画のネタバレでしたね。 原本もいずれ読みましょう。

続く読書はこれまた高知の部屋より持ち帰った高知市立自由民権記念館友の会ブックレットNo.6(再発行版)「土佐の自由民権運動の特色」(松岡僖一)、「私立国会論」を掲げた高知県下の熱い自由民権運動について書かれています。 新聞記事の引用など興味深いながらも旧仮名遣いはちょっとしんどかったな。 奈良市の図書館で見つけた「博物館と文化財の危機」(岩城卓二:編集、高木博志:編集)は、2018年の「シンポジウム 博物館と文化財の危機 − その商品化、観光化を考える」よりそのシンポジウムの内容に加筆されたもの。 現在の博物館や学芸員の状況、そして儲からない人文科学は不要といわんばかりの政策について警鐘を鳴らしています。 これも良い(よく考えさせられた)本でした。 今月は、神社仏閣、仏像、映画、自由民権・・・ 博物館と文化財でまとまっていましたね。

ご近所美術館、会員になっている大和文華館の「旅の美術」、夏季休暇中に行こうと思っていましたが、コロナのこともあってぐずぐずしていたら、終わってしまいました。 松柏美術館のタダ券もありますが、夏季休暇中には連日の早朝散歩で館の前を通り過ぎていたものの、展覧会「下絵と素描に見る上村松園 ―珠玉の絵画を求めて―」にも足が向きませんでした。 松園さんの下絵って、制作過程を垣間見るようで興味あるのですけどね。 涼しくなったらコロナも収まって、大和文華館の「祈りと救いの仏教美術」ともども松柏美術館にも行けるかしら。

さて世間では東京オリンピック、そして今はパラリンピックをやっていますけれど、100度書いているとおりで興味なく、かつテレビもあまり見ない生活ですから、とおい世界の事のようです。 おまけに最近は、演奏会にも行かなくなりましたし、レコード盤さえもターンテーブルに載ることは少なく、というか既にターンテーブルに載っているイタリアSQによるハイドンの「ひばり」に時おり針をおろして、聴くともなくただ音楽を流している程度。 これとて「ひばり」でなくても良いわけで、音楽を聴く意欲もまたかなり減退気味です。

じゃぁ、興味沸くことって何だったかな・・・と、思いかえしてみると、とてもわくわくしたのは、ラジオの聞き逃し配信を録音して聞いている「カルチャーラジオ 芸術その魅力・能楽鑑賞入門」でした。 「世阿弥の革新〜幽霊を主人公に!」「能楽師とは〜一役に徹し一役を極める」「能舞台〜三間四方の舞台」「『翁』〜天下泰平、五穀豊穣の祈り」「番組〜『五番立て』というプログラム」、いずれも興味深い内容ながら知らないことが多く、しかもとても分かりやすく解説していただいて、とても勉強になりました。 ずいぶん久しく能を見ていないので、機会があれば見に行きたいけれど・・・これまたコロナでどうなりますやら。

来月もコロナに罹らず、このような駄文がまた書けますように。

posted by fronte360 at 01:00| Comment(0) | 21-全般(その他諸々) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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