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前回、ピリスを採り上げてから、モーツァルトの「トルコ行進曲付き」ソナタを愛聴するようになりました。 その比較試聴のために、アナログのレコードですが、クリストフ・エッシェンバッハのアルバムを聴いていたらこちらも、イイネ♪ と、今回はエッシェンバッハとなりました。
クリストフ・エッシェンバッハさん、孤児だったのですね。 以下、Wikipediaより
母マルガレーテ(旧姓ヤロス)は、出産と引き換えに亡くなった。ブレスラウ大学(現ヴロツワフ大学)の音楽学者だった父ヘルベルト・リングマンは、第二次世界大戦中にナチスの懲罰部隊に入れられ戦闘で命を落とした。孤児となったクリストフは、1946年、母の従姉妹であるヴァリドール・エッシェンバッハ(旧姓ヤロス)に引き取られる。
本人は次のように述べている。「悲惨な過去の生活のせいで口をきくこともできなくなっていたのである。ヴァリドール・エッシェンバッハはピアニストにして歌手、そして音楽教師で、夜遅くまでベートーヴェンやシューベルト、ショパン、ラフマニノフやバッハを弾いていた。私がまた口をきくことができるようになったのは、自分でも音楽を演奏したいか、と尋ねられて『はい』という言葉を発したときだった。
今では指揮者として名をはせているエッシェンバッハが、まだナイーブな青年だった頃に録音された、モーツァルトの「トルコ行進曲付き」ソナタ。 ピリスのも好きですが、エッシェンバッハのもまた、華燭とは別次元の純粋無垢な気持を呼び起こしてくれるような名演奏ではないでしょうか。
ピアノ教則本ペータース社のソナタ・アルバム、その教則本の順番にしたがってエッシェンバッハが録音したレコードも持ってますが、堅苦しい模範演奏にとどまらず、曲の持つ良いところをそっと届けてくれるようです(ピアノ弾けないもんで教則本に苦しめられた経験もありませんし)。 図書館で借りて録音したソナチネ・アルバムも時おり聴いていたりもします。
ピリスのもそうですが、若者が持つ特有の研ぎ澄まされた感性でしょうね、とても新鮮に感じられます。 そして自然な音楽の流れ、華燭ではなく、音楽が自然と呼吸しているようです。 これは、テクニック的にはとっても難しいようですね。 ペダルを出来るだけ使わず、指先だけのコントロールで制御しているようですね。
個性的な演奏ならグールドとかのレコードも持っていますけれど、CDではピリス、LPではエッシェンバッハのがいいな。 NAXOS MUSIC LIBRALY でも聴くことができます。 ピリスに旧盤はないみたいです。
P7183004 posted by (C)fronte360
モーツァルト/ピアノソナタ 第11番 イ長調 K.331(300i)「トルコ行進曲付」
モーツァルト/ロンド ニ長調 K.485
モーツァルト/ロンド イ短調 K.511
モーツァルト/ピアノソナタ 第10番 ハ長調 K.330(300h)
クリストフ・エッシェンバッハ(P)
録音:1967年5月22-24日 ベルリン、イエス・キリスト教会
2020年07月18日
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