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カラヤンがウィーンフィルを鳴らし切るほどドライブした「惑星」をわくわくしながら楽しみましたが、カラヤンとウィーンフィルというと、1987年1月1日、最初にして最後に出演したウィーンフィルの「ニューイヤー・コンサート」。 この実況録音盤を取り出し、美しくもまた楽しい演奏をうっとりと楽しみました。
帝王とも呼ばれたカラヤン、1989年没。 1983年のザビーネ・マイヤー問題を機に主兵ベルリンフィルとの関係がぎくしゃくし始め、ウィーンフィルとの関係が深まってゆきました。 この頃からカラヤンの晩年が始まったように思います。 そんな中でのウィーフィルのニューイヤー・コンサートへの初登場は大きな話題でしたね。 アンチ・カラヤンを標榜していた当方も、大きな興味を持ってテレビ画面を見ていて、感銘を受けた記憶があります。
また収録曲がいいですね、ポピュラーな曲が並んでいます。 ごく最近のニューイヤー・コンサートは興味もありませんが、これ以降のニューイヤーでは隠れた名曲かもしれませんが、こんな題名の曲があるんや、といったものが散見されますよね。 カラヤンは、耳慣れた曲ながら、躍動感や生命力をともなって流れる音楽がとても自然。 ウィーンフィルの人達も演奏している楽しさを存分に味わっているのではないでしょうか。 それにキャスリーン・バトルを連れてきて歌わせた「春の声」、清楚で可憐なんでしょう。 カラヤン好みがこんなところにも表れているように思います。
そしてこれらの演奏もまた NAXOS MUSIC LIBRALY で聴くことができます。
このニューイヤーのレーザーディスクを持っていますが、1階に引っ越したステレオ装置とは切り離されて2階の物置同然の所に置いてあります。 こちらも復活させたいけどなぁ。
P6132995 posted by (C)fronte360
ヨハン・シュトラウス2世/喜歌劇「こうもり」序曲
ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ「天体の音楽」作品235
ヨハン・シュトラウス2世/アンネン・ポルカ 作品117
ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ「うわごと」作品212
ヨハン・シュトラウス2世/ポルカ「観光列車」作品281
ヨハン・シュトラウス2世&ヨーゼフ・シュトラウス/ピチカート・ポルカ
ヨハン・シュトラウス1世/アンネン・ポルカ 作品137
ヨハン・シュトラウス2世/ポルカ「雷鳴と電光」作品324
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「春の声」作品410 -*
ヨーゼフ・シュトラウス/ポルカ「憂いもなく」作品271
ヨハン・シュトラウス2世/ワルツ「美しく青きドナウ」作品314
ヨハン・シュトラウス1世/ラデツキー行進曲 作品228
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮 ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キャスリーン・バトル (S) -*
録音:1987年1月1日 ウィーン、ムジークフェラインザール
2020年06月14日
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