新型コロナで緊急事態宣言が出ていますので、せめてお家で良い音楽を♪
このところ有無を言わさないような納得度の高い演奏を中心に聴いてます。
ポール・パレーが Mercury LIVING PRESENCE に残した録音もその一群で、
集中的に聴いていますが、今回は、サン=サーンスの交響曲第3番です。
何よりもフランスの巨匠マルセル・デュプレのオルガンが重量感満点。
パレー/デトロイトもまた、これまでと同じく明るい音色ながら男性的で
引き締まった演奏として全曲を駆け抜けてゆく感じ。
ここでも細部まできちんと捉えられた録音、煌めくようなピアノの音などに
ハッとさせらたりもし、スポットライトを当てたようで判りやすく、
オルガンは重量級なのですが、オケは意外と軽量級みたいにも思えますね。
金管などやや平板にも聞こえて、決してデリケートな感じではありません。
Wikipediaでパレーを検索すると、録音のところで真っ先に出てきますが、
この演奏が稀代の名盤かというと、ちょっと違うかな、とも思えますけれど、
他のパレーの録音も同じように、曲の細部まで演奏されてしっかりと聞けて
ここではこんな風に鳴って、絡んでいるのね、なんてお勉強になります。
カプリングは、作曲家でもあったパレーの代表作と言えるミサ曲。
こちらは平穏なミサ曲で、先ほどまでの武骨な男性的なイメージはなし。
最後のトラックに「パレーによる録音後の演奏者への感謝の言葉」を収録。
P4252740 posted by (C)fronte360
サン=サーンス/交響曲第3番「オルガン付」
マルセル・デュプレ(org)
ポール・パレー/ミサ曲「ジャンヌ・ダルク没500年を記念して」
フランシス・イーンド(S)
フランシス・ビーブル(Ms)
デイヴィッド・ロイド(T)
イ=クウェイ・ツェ(B)
ラクハム交響合唱団
ポール・パレー指揮 デトロイト交響楽団
録音:1957年10月12日(オルガン付),1956年10月20日(ミサ曲)
コロナコロナで、巣籠り状態です。
さて、ここ数日アップされているポウル・パレーさん。
今までその名前は知っていても全然注目したこともなかったのですが、少し聞いてみると、確かに隅々まで納得させられる音楽の展開、きっちりとした音楽づくりがなされていますね。
今、シューマンのラインを聞いております。
これは面白い指揮者さんを紹介いただきました。
時間はたっぷりあるので、少し聞き込んでみようと思います。
ポール・パレーさん、注目されていなかったのですね。
かつての1000円盤LPでは、フォンタナから出ていましたけど、パッとしてませんでしたものね。
当方も Mercury LIVING PRESENCE のCDから、ハマって色々と集めました。 シューマンの交響曲全集も持ってます。
話題にあまりなりませんが、交響曲も良いですが、小品を手際良く聴かせるのもまた巧いところです。