今年も「絵金まつり」に行ってきました。
4年連続ですが、いつ見ても惹き込まれるものがあります。
八百屋お七 歌祭文(やおやおしち うたざいもん)
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火事で焼け出された八百屋の娘・お七は吉祥寺に身を寄せる。そこで武家を勘当され寺小姓になっている吉三郎に出会い、密かに恋仲になる。やがて家が再建され、お七は吉三郎と別れ家に戻る。
その後お七は吉祥寺を訪れ、吉三郎に誓文を差し出し誓いを乞うが、少年僧・弁長にその誓文を奪われる。
そこへ吉三郎の父・源次衛門の家臣十内が訪れ、吉三郎に出家を迫るが、吉三郎は出家せず武士に戻りたいと打ち明ける。
それを聞いていた萬屋武兵衛が現れ、弁長から入手した誓文を皆の前に出し、吉三郎が武士に戻りたいのは、お七と夫婦になりたいという不純な動機からだとなじる。住職はお七と吉三郎をかばうが逆に武兵衛に責め立てられ窮地に陥る。
吉三郎が自分のせいで住職が責められているのに何もしないでいるのを見て、十内は武士の心を忘れたかと叱責する。さらに実は父・源次衛門は吉三郎が出家すると決断すれば勘当を解くと言い残して亡くなったのだと告げる。
その後、両親に吉三郎との結婚を反対されたお七は、実家の借金の質に武兵衛と結婚させられることとなった。一方お七を諦められない吉三郎は、お七の家に忍び入るが、結婚すると聞き、出家を決意して立ち去る。
それを知ったお七は、吉三郎会いたさに、また火事になればまた逢うことができると思い込み、放火し処刑される。吉三郎はお七の罪を被ろうとするが聞き入れられず、切腹する。
絵金蔵「蔵通信」より https://www.ekingura.com/upimage/13457050140.pdf
2018年08月29日
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