4年連続ですが、いつ見ても惹き込まれるものがあります。
木下蔭狭間合戦 石川五右衛門(このしたかげはざまがっせん いしかわごえもん)

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壬生村の治右衛門は、他人の金を持ち逃げした息子友市のため苦労を重ね、盲目となり貧しく暮らしている。
借金返済のため、治右衛門が妹娘小冬を遊郭に売る約束をしたところへ、11年ぶりに息子が帰ってくる。友市は遊女屋に二百両を渡し妹を救う。息子が余りの大金を持っていることに不審を抱いた治右衛門が問いただすと友市は自分がお尋ね者の大盗賊石川五右衛門であることを明かす。
治右衛門は刀を取り出し、自分の命に代えてもと必死にいさめるが五右衛門は聞き入れず、揉み合ううちに誤って娘小冬を刺してしまう。治右衛門は嘆き悲しみながら、昔たまたま出会った身重の女が癪に苦しむのを介抱した際、ふとした出来心で女から金を奪ったうえ、見とがめられまいと殺してしまったこと、その傷口から生まれた子を、せめてもの罪滅ぼしに自分の子として大事に育てた、その子が五右衛門であることを告白する。
五右衛門は治右衛門より渡された実母の形見の系図書から、自分が九州・大内氏の落胤であることを知り、天子となる野望を抱く。必死に止める父を振り切り五右衛門は手下たちと共に勅使を装う公家の姿となって、将軍足利家へと向かう。
絵金蔵「蔵通信」より https://www.ekingura.com/upimage/13457048950.pdf
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