今年も「絵金まつり」に行ってきました。
4年連続ですが、いつ見ても惹き込まれるものがあります。
蝶花形名歌島台 小坂部館(ちょうはながためいかのしまだい こさかべやかた)
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当代一の軍略家、小坂部音近の姉娘、葉末は加藤正清に、妹娘真弓は出雲宗貞に嫁いでいる。
父の長寿の祝いの席にやってきた二人は音近を互いに敵対する自分の夫の味方につけようと言い争い、ついにはつかみあいの喧嘩となる。
いっこうに収まらない二人の争いの板ばさみとなった音近は、父の使いとして現れたわずか10歳の笹市(姉葉末の子)と松太郎(妹真弓の子)二人の孫に真剣勝負をさせ、勝った方の味方につくと言う。
勝負の結果、妹の子松太郎は深手を負い、死んでしまう。音近は勝負を見届け、姉娘側の味方となると宣言する。ところがその直後音近は短刀を腹に突き立て、実は姉娘葉末は兄元胤の忘れ形見、恩義ある兄の子笹市に勝たせるため、笹市には名刀を、実の孫松太郎には細工をした鈍刀を与え、戦わせたのだと告白する。
絵金蔵「蔵通信」より https://www.ekingura.com/upimage/13457029880.pdf
2018年08月25日
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