今年も「絵金まつり」に行ってきました。
4年連続ですが、いつ見ても惹き込まれるものがあります。
蘆屋道満大内鑑 保名内(あしやどうまんおおうちかがみ やすなうち)
葛の葉子別れ
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天文博士・加茂保憲の弟子、安倍保名は師が残した秘書『金烏玉兎集』を盗んだという無実の罪を着せられ、自害しようとする。その場にいた保憲の養女で保名の許婚・榊の前は保名をかばい、自ら喉に刃をつきたて果てる。目の前の許婚の死に狂乱した保名は榊の前と瓜二つの妹、葛の葉姫に出会い正気にかえるが、葛の葉に横恋慕する石川悪右衛門に襲われ、はなればなれとなる。
この時、保名が信太の森(現在の大阪府和泉市)で助けた白狐が葛の葉に化身して現れ、何も知らない保名と夫婦となり、安倍野の里で一子(のちの安倍晴明)をもうける。しかし、数年の後本当の葛の葉姫とその父信田庄司が訪れ、正体が知れた葛の葉狐は障子に「恋しくば、尋ね来てみよ…」と形見の歌を書き残し、幼子を置いて信太の森へ帰ってゆく。
この後、葛の葉狐を慕い泣く子と共に、保名と葛の葉姫が信太の森へと訪ねゆく、道行の場面となる。
絵金蔵「蔵通信」より https://www.ekingura.com/upimage/13457029260.pdf
2018年08月18日
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