4日は第1営業日で12月度の締め作業というルールもあって、
運用管理の仕事をしていた単身赴任時代は、混みあう電車で3日に戻った翌日、
4日はいきなり正月気分も飛んで仕事三昧で深夜3時頃まで仕事していました。
が、新大阪オフィスに戻って今の仕事では年始はごく平穏な2日間をすごし、
今また正月休みの延長線のような休日を過ごしています。
そんな平和な気分をさらに優雅な気分にさせてくれるのがこれです。

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モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第4番 ニ長調
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲第5番 イ長調
ローラ・ボベスコ(vn)、 イザイ合奏団
2003年に惜しくも鬼籍に入られた女流ヴァイオリニスト、ローラ・ボベスコ。
ルーマニア生まれで、パリ音楽院で学び、戦後はベルギーを活動の拠点におき
活躍された・・・ 今は忘れらた存在でしょうか。
優美でウェットなヴァイオリンの音色と、優雅で気品あふれる演奏スタイルは、
第4番のコンチェルトに似合っているでしょうか。
美しいもの好きの宇野功芳さんの解説は文字の大半を第4番に当てての絶賛。
確かにみずみずしく可憐なモーツァルト。 聴きなれた第5番も素敵ですが、
多少軽やかに流れるのが好みが分かれるところかもしれませんね。
伴奏のイザイ合奏団との緊密なアンサンブルとの一体感もまた素晴らしく、
一音一音がよく歌っているのに嫌味がまったくなく清楚さをも感じさせるのは、
ローラ・ボベスコさんの真骨頂でしょう。