今年もあと10日を切って、何かしら落ち着きませんね。
ちょっとでも心を落ち着けるべく宗教曲を静かに聴くのも良いものですが、
このハンス・スワロフスキーによるクリスマス・オラトリオ
なかなかに精力的な演奏であります。
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J.S.バッハ/クリスマス・オラトリオ(抜粋)
ヒーザー・ハーパー(S)、 ルート・ヘッセ(A)、
トーマス・ペイジ(T)、 キート・エンゲン(B)、
ハンス・スワロフスキー指揮 ウィーン国立交響楽団、ウィーン室内合唱団
11月5日に高知で捕獲した16枚のコンサートホール・ソサエティ盤の中で
この演奏もまた期待を良い意味で裏切ってくれた演奏です。
スワロフスキーは、ウィーン国立音楽大学指揮科の教授としても名高く、
ズビン・メータやクラウディオ・アバド、マリス・ヤンソンス、
日本人では、尾高忠明や湯浅卓雄、矢崎彦太郎、大町陽一郎などの師匠として
名教師などと呼ばれますが、録音を聴くとけっこう退屈だったりもして、
名教師が名プレーヤーではない見本みたいに思ってましたが、
推進力のある冒頭の曲より、一気にA面を聴かせます。
ちなみにA面は第1部の抜粋、B面が第3部から第6部の抜粋となってます。
調べてみると全曲盤(3枚組)もあるようですね。
オブガリートのオーボエやヴァイリンの演奏や各ソロ歌手の歌唱も
どちらかというと謹厳実直な感じですが、敬虔さに結びついてるみたい。
クリスマス・オラトリオをすべて聴くと2時間半くらいかかりますが
(そもそも6日に分けて聴くものですが)、入門用として良い1枚でした。
2017年12月23日
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