2017年12月17日

マルガリトフ/ブルガリア室内管、シンプル・シンフォニー

高知で11月5日に捕獲した16枚のコンサートホール・ソサエティ盤
ぼちぼちと聴き進めています。

その中でも一番驚いた、といっては失礼かもしれないけれど、
強く印象に残ったのはこのレコードで、今朝もまた聴いています。
最近のお気に入り。

PC179201
PC179201 posted by (C)fronte360

ブリテン/シンプル・シンフォニー
レスピーギ/リュートのための古代舞曲とアリア 組曲第3番
  アタナス・マルガリトフ指揮 ブルガリア室内管弦楽団

何より驚いたのが覇気ある弦楽アンサンブル。 響きが押し寄せてきます。
鬼気迫るといっても良いかもしれないシンプル・シンフォニー。
この曲、出会いより上品かつどこかスノッブな演奏のイメージが強かっただけに
この押しの強さは何だ、とカウンターパンチを食らったような気分です。

レスピーギは、しっとりとして落ち着いた響き、重なり合って豊穣な音楽。
推進力のあるアンサンブルが耳を離させません。 巧いなぁ。
この曲をわくわくしながら面白く聴いたことはないように思います。
まさに弦の国とも呼ばれるブルガリアらしさでしょうか。

録音がまた良いのがいいね。

ノイマンSX-74カッターヘッド使用、と書かれているのは名ばかりで、
少々くぐもった録音が多いコンサートホール・ソサエティ盤ですが、
この録音は分離がよくて、残響も深めにとった響き。
でもフォルテになると直接音が多くなるようで少々聴き疲れする感じなのは、
小さな教会などでの録音かなと想像します。

こんな発見があるからコンサートホール・ソサエティ盤は面白い。


posted by fronte360 at 09:43| Comment(0) | 17-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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