2017年04月16日

アルバン・ベルクSQ、モーツァルト/弦楽四重奏曲「不協和音」

昨日の休日出勤のあと、造幣局の桜の通り抜けに行こうかと思ってましたが、
種々のヤボ用を片付けた11時、新大阪のオフィスを出ると小雨模様・・・
そのまま帰宅しましたが、途中の生駒では土砂降りの通り雨に驚きました。

さて今日も休日というのに早朝覚醒で4時起き・・・
入院した当初こそバカほど眠ってましたが、後半はほとんど寝てなかったな。
愛用のメモリプレーヤやスマホに録音した音楽を聴いて時間を過ごしてました。

最近のメモリプレーヤでのお気に入りはモーツァルト後期10大弦楽四重奏曲集。
単身赴任時代、本駒込図書館より借りたアマデウスSQによる演奏です。
中庸で温厚なアンサンブルですね。

手元にあるディスクは、アルバン・ベルクSQのもの。

IMGP0005
IMGP0005 posted by (C)fronte360

モーツァルト/弦楽四重奏第18番 イ長調
モーツァルト/弦楽四重奏第19番 ハ長調「不協和音」
  アルバン・ベルクSQ
    ギュンター・ピヒラー(1.vn)、 クラウス・メッツル(2.vn)
    ハット・バイエルレ(va)、 ヴァレンティン・エルベン(vc)

1977年録音、明快で即物的で精緻なアンサンブルながら、歌心のある演奏。
相反するこれらを見事に融合された演奏、アマデウスSQがぬるく感じます。

「不協和音」第1楽章冒頭22小節、作曲当時の和声法や対位法の常識を破って
あってはならない音の組み合わせを使っているのでこう呼ばれていますが、
現代音楽の「不協和音」に馴染んだ耳には不安定には聴こえても
そんなに奇異には感じないですよね。

でもこの序奏のあとの快活で愛らしい主部、さっきまでの序奏とのギャップ、
お日さまが燦燦と降り注ぐような音楽が駆けて、さっきまでの不安な序奏を
すっかりと忘れ去ってしまう。 面白い音楽ですね。
ハイドン・セット、師と仰ぐハイドンにはこの斬新さが判って貰える、
そんな意気込みがあったのでしょうね。

変化といえば終楽章も面白いですね。
転調しながらの歌いまわし、そして、効果的な休符。
聴くことの楽しさを満喫しました。 これも春らしい曲みたい。

単身赴任より戻ってすぐに行った造幣局の桜の通り抜け。
春の行事のように以来毎年伺ってますが、明日が最終日となります。
今日は良い天気のようなので、やっぱり伺ってみたいですね。


posted by fronte360 at 06:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 17-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック