2017年01月15日

フランス音楽のエスプリ、プーランク/フルート・ソナタ

大寒波到来、奈良もうっすら雪化粧
今朝は-2.6℃まで冷え込んだようで8時でも-1.5℃だそうです(アメダス)。

帯広時代には一日中氷点下となる真冬日が連続40日間続くのも経験してますが
やはり寒いものは寒いですね。

P1155922
P1155922 posted by (C)fronte360

プーランク/フルート・ソナタ
プーランク/ホルンとピアノのためのエレジー "デニス・ブレインの追憶に"
プーランク/クラリネット・ソナタ
プーランク/オーボエ・ソナタ
  ミシェル・デボスト(fl)
  アラン・シヴィル(hr)
  ミシェル・ポルタル(cl)
  モーリス・ブールグ(ob)
  ジャック・フェヴリエ(p)

フランス音楽のエスプリ・シリーズ、若い時には室内楽は老後の楽しみ・・・
そう言ってましたが、まさにドンピシャでまったりと楽しんでいます。
美しいメロディに不協和音が絡むのがエスプリってところでしょうか。

フルート・ソナタは第2楽章のカンティレーナがとても美しいですね。
アメリカのパトロンだったエリザベス・スプレーグ・クーリッジ夫人の追悼曲。
初演はジャン・ピエール・ランパルとプランク。

"デニス・ブレインの追憶に" と題されたのは名手ブレインの訃報に際し、
作曲されたもの。 ここでの奏者アラン・シヴィルはフィルハーモニア管で
ブレインとともに首席奏者でありました。

クラリネット・ソナタの初演はベニー・グッドマンとレナード・バーンスタイン、
いかにもグッドマンが生き生きとして吹くだろうな、と思わせる曲ですね。
盟友オネゲルへの追悼曲。

オーボエ・ソナタはメロディアスな曲、解説にはシューベルトにも比すべき才能
と書かれているのも納得。 プロコフィエフへの追悼曲とのこと。

ほんの少しの積雪ですが静かな朝、雪に反射した強い日差しが入ってきて
おだやかな冬景色(北国の方はそんな悠長なことではないでしょうが)
それに似合った曲でした。


posted by fronte360 at 09:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 17-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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