2016年12月25日

リヒテル&ムラヴィンスキー、チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番

京都より戻ってきました。
今日は早朝より年賀状作成にいそしんでおりました。

昨年頂いた年賀状や欠礼はがきと宛名一覧を突き合わせて今年の一覧を作成、
この時、昨年の年賀状をまた読んで、そうやったな、と記憶を掘り越すのもまた
楽しい時間でした。

今年の画像を選び、ほんの少し画像処理していつものWORD文書にはめ込んで印刷、
あて名も印刷してからが本番です。 すべてにコメントを入れて完成ですけれど、
この間ずっとステレオで音楽をかけてますが・・・

このレコードに思わず手が止まりました。
そして京都より帰ってきた、今もまた再聴しております。

PC255481
PC255481 posted by (C)fronte360

チャイコフスキー/ピアノ協奏曲第1番
ラフマニノフ/ピアノ協奏曲第2番 (*)
 スヴャトスラフ・リヒテル(p)
   エフゲニ・ムラヴィンスキー指揮、 クルト・ザンデルリンク指揮(*)
    レニングラード・フィルハーモニー管弦楽団

フォンタナのレコードの懐かしいジャケット、同年代には見覚えあるでしょう。
モノラル録音だったのでこれが出た時には買いませんでしたけれど、
2005年9月29日の出張時、お茶の水のディスクユニオンで3枚300円で捕獲。

懐かしくて買ってみたけれど、これまでほとんど聴いておりませんでした。
カラヤン/ウィーン響のDG盤も持ってますし、わざわざモノラル録音なんて…
そんな理由でしたけど、これのレコードが耳からウロコでありました。

とくにチャイコフスキーが凄い。
生命感溢れる演奏はカラヤン盤の比では無く、終楽章フィナーレ部分など豪胆!!
見事なテクニックで火花が出るような打音でバリバリと弾き切ってますし、
また暖徐楽章でポツポツと弾くニュアンスの見事さ、違う曲を聴くようです。

録音状態が悪い、という思い込みもありましたけど、普通に聴けますね。
もちろん最新の録音状態との比ではないですが、ガサガサではないですよ、
かえって野太い音がいい味になっているようにも思いました。
ムラヴィンスキーの鋭いほどの精神性の高さも緩和(?)されているかも・・・

ラフマニノフはその点録音の古さでザンデルリンク師が田舎臭くも感じて、
ちょっと損をしているような感じかも。

それにしてもこんな凄い演奏が忘れられていたんて、不覚でした。
本当に奥が深い世界ですね。


posted by fronte360 at 20:38| Comment(0) | TrackBack(0) | 16-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。

この記事へのトラックバック