2016年10月30日

ゲザ・アンダ、モーツァルト/ピアノ協奏曲第1番/第27番

昨日は木枯らしが吹いて、今朝の奈良は6.3℃まで冷え込んだようです。
気が付けば10月もあと少しとなってしまいました。

11月にはイベント満載、休日出勤も3日は約束されていますし、
先週末の状況より明日出勤するとその対応策検討・実施で慌ただしくなりそう。
嵐の前の安息日を先日の高知で捕獲したレコードを聴いて過ごしています。

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PA305020 posted by (C)fronte360

モーツァルト/ピアノ協奏曲第1番 K.37、第27番 K.595
  ゲザ・アンダ(p、指揮) ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団

第1番の協奏曲は、少年モーツァルトが父レオポルドとのパリ演奏旅行に際し
入手した楽譜より編曲された曲です。 計画していたウィーンへの演奏旅行を
より効果的にするための意図があったようです。

第1楽章はヘルマン・フリードリッヒ・ラウバッハのクラヴィーア・ソナタ
第5番第1楽章アレグロ、第2楽章は不詳ながらヨハン・ショーベルトの作品、
第3楽章はレオンツィ・ホナウアーのクラヴィーア・ソナタ作品1-3の第1楽章、
であると解説に書かれていますね。

しっかりとした(時代の要求もあるからでしょう)後年のモーツァルトらしさ、
編曲によるため若書きのような感じはしないですね。
第2,3楽章のカデンツァはゲザ・アンダのもの、この演奏しか聴いてないので
違和感は当然ながらありません。

それに対して最後のピアノ協奏曲となった第27番、クラリネットやトランペット、
ティムパニまでも外した編成での白鳥の歌、透明感があり諦観も感じさせる音楽。
アンダは第2楽章でぐっとテンポをおとしてしみじみと歌いますね。
第1,3楽章のカデンツァはモーツァルトのものを使用。

硬質なタッチのアンダとややそっけない感じのするオケとの演奏ですが、
それぞれの作品の良さは十分に出ていると思います。



posted by fronte360 at 07:59| Comment(0) | TrackBack(0) | 16-LP/CD音楽(Classical) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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