新品カセットテープを発掘、少々ホコリを被っていたので雑巾で拭きましたが、
テープのパッケージ裏面にこんなグラフが載っているのを多数見つけました。
P7143813 posted by (C)fronte360
ダイナミックレンジと周波数特定
要するにどれだけ良い音で録音できるのかを示したグラフ。
同社の他製品と比較したグラフが記載されいるパッケージもありました。
それだけこの製品が高音質であるかを競っていた、そんな時代の証のパッケージ。
もちろんそんな高音質を引き出すカセットデッキもまた多数存在していましたね。
P7143814 posted by (C)fronte360
以前「TRIO KP-7300 で聞きながら・・・ アナログレコード雑感」で
アナログレコードの復権に懐疑的で、一時的にレコードが売れたとしても、
古いプレーヤーを捨てずに持っている年寄がいくら懐かしさで買ったとしても、
レコードなど知らない若い世代が買わないと市場拡大には結びつかず、
単なるニッチの世界のままじゃないか、などと書きました。
カセットテープについても同じ、と言うか、もっと酷い状況にあるようです。
今でもカセットテープを売っている日立マクセルといえども韓国OEMらしく、
買ったことはありませんが、磁性体が薄い、というレビューもありました。
今やまともなカセットテープは売られていないようですし、
カセットデッキについては、調べてみましたが、ほぼ壊滅状態。
この点アナログプレーヤはUSB経由でパソコンにハイレゾ録音できる製品から
純粋オーディオ製品もまだ売られています。
今、若者が好んでカセットテープを買っていてちょっとしたブームらしいけど、
肝心のカセットテープを良い音で聴くすべがないのが致命的でしょう。
何でも今どきミュージシャンが出しているカセットテープの新曲を買うと、
ダウンロードコードが付いているらしく、音楽はダウンロードして聴くそうな。
確かに音楽は聴けるけど、何のためにカセットテープにしているのかな。
これなら完全に若者ファッションの一部としか言えないですね。
これでカセットテープ復活、ほんまかいな。
2016年07月15日
この記事へのコメント
コメントを書く
この記事へのトラックバック