熊本地震でお亡くなりになられた方が41名にも達したそうです。
昨日未明の震度6強の地震が本震で、14日夜の震度7の地震は前震であった・・・
まったく予測のつかない事態の中で生かされている事に今更ながら気付きます。
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ピエール・ドゥ・ラ・リュー/レクイエム「死者のためのミサ曲」
ピエール・ドゥ・ラ・リュー/ミサ「苦しみは栄光もて回復せり」
パリ・ポリフォニーク・アンサンブル
ジョスリーヌ・シャモナン(S)
ジョセフ・サージェ(カウンターテナー)
アンドレ・ミュラン(T)
ジョルジュ・アブドゥーン(B)
アニー・シャラン、マリーユ・ノルドマン(中世ハープ)
ロジェ・ブルダン(fl,バスfl)
ユジェッテ・エールマン(アルトfl)
ミシェル・サンボワザン(バス・リコーダー)
エミール・メイユース(コール・アングレ)
アンドレ・セネダ(バスーン)
セルジュ・コロ(va)
マクス・フーシェ(tb)
指揮:シャルル・ラヴィエ
思い起こせば単身赴任中、勤務していた川崎ビルにて遭遇した東日本大震災。
この直後の2011年3月13日にもラ・リュー/レクイエムを聴いていました。
テレビをずっと見ていると心が痛くなってきましたので、音を消して、映像のみ。
音量を絞ったステレオでピエール・ド・ラリューのレクイエムを聴いていました。
あの時はマルティン・ベールマン指揮シュパンダウアー・カントライによるもので、
器楽を除いた合唱のみのア・カペラによる演奏でした。
今回はシャルル・ラヴィエ指揮パリ・ポリフォニーク・アンサンブルによるもので、
こちらは若干の器楽を加えての演奏となっています。
これは人間の声で歌えない低い音域の部分があるためで、前者では4度上げて歌い、
こちらでは器楽も交えた演奏としているそうです。
そもそも当時の楽譜に声楽と器楽の区別や原則も存在しない時代だったので、
どちらが正解とは言えず、ともに間違ってもいない、ということです。
シャルル・ラヴィエの演奏は器楽を用いることで敬虔で落ち着いた美しさが増し、
それにより死者への愛惜の念がにじみ出てくる名演になっていると思います。
亡くなられた方々へ改めて心よりご冥福をお祈りいたします。
2016年04月17日
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