今朝の奈良は3.3℃まで冷え込んでいたようです。
もうすぐ12月ですものね、冬の様相が濃くなってきました。
久しぶりに冷え込む部屋でホットカーペットの電源を入れ
早朝よりステレオの陣取っていつもどおり宗教曲など聴いていましたけれど、
そうそう・・・予習用しなくちゃ・・・とレコードを探したものの
チャイコフスキーってあまり持ってなくて(基本的に好きではないので)
もしやと気付いて、ようやく見つけました。
世界大音楽全集第一回配本「チャイコフスキー」(河出書房)
どこかの中古屋さんで安く投げ売られていたのを捕獲したものですね。
メインは悲愴交響曲、ピアノ協奏曲第1番とヴァイオイリン協奏曲を収録。
LP2枚付いて、初回のみ 2,200円(定価 2,800円)の豪華ブックレットです。
PB282231 posted by (C)fronte360
チャイコフスキー/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 作品35
ボリス・グトニコフ(Vn)
ゲンナジー・ロジェストヴェンスキー指揮
モスクワ・フィルハーモニー管弦楽団
ロマンチックながらも芯のしっかりとした見事な演奏に驚きました。
ボリス・グトニコフを調べると 1962年のチャイコフスキーコンクールで
ピアノのアシュケナージとともに優勝した奏者とのこと。
以下、世界大音楽全集より抜粋・引用します。
ボリス・グトニコフ(1931年生)
レニングラード生まれ、レニングラード音楽院に入り、在学中の1953年にはブカレストの世界音楽祭コンクールで首位、音楽院を卒業してから1956年のプラハの国際コンクール、翌57年のロン・ティボー国際コンクールで連続優勝して、26歳で世界的にその名を知られた。
さらに1962年のチャイコフスキー・コンクールにも出場し、規定年齢いっぱいのかれは他を圧して堂々優勝した。その秋、わが国に来たので、すでに巨匠の風格を備えたすばらしい演奏を聞いた人も多いであろう。
オイストラフやコーガンに続く大物と紹介されていましたが、
いまや忘れ去られた人みたいですけど、この演奏の録音も 1962年頃のようで
コンクール直後とすれば、道理で活きが良く、ノリの良い両端楽章が見事ですし、
中間の第2楽章の連綿と甘美な演奏もまた素晴しいですね。 吃驚しました。
未CD化らしくネットで見当たりません。 これは残念ですね。
2015年11月28日
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