今朝は曇っているので9℃ですが、いずれにしても寒くなりました。
9月中旬より咳込んでいたのもようやく癒えてきたようです。
先々週末など激しい咳き込みで嘔吐して、更に喉の粘膜も切れて吐血するなど
散々でしたが、これをピークに快方に向かっていて、あと一息みたい。
仕事や私事も色々と忙しく、というか慌しく、落ち着かない日々でしたが、
ようやく休日の朝にレコードが聴けるようになりました。

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オルランド・ディ・ラッソー/「シビラの予言」「モレスカ集」
ハンス・ルートヴィヒ・ヒルシュ指揮
ミュンヘン・ヴォーカル・ゾリステン、ミュンヘン・フルートコンソート
「シビラの予言」はミュンヘン・ヴォーカル・ゾリステンによるアカペラ、
「モレスカ集」に同ゾリステンのヴォーカルに器楽演奏が加わっています。
オルランド・ディ・ラッソーは、ラッススとも表記されることもある
後期ルネサンスのフランドル楽派の作曲家。
1532年に現在のベルギーに生まれ、ミュンヘンで活躍して没年は1594年。
この2曲は解説によると彼の最初期、10代終り頃に作曲された曲とのこと。
シビラとはユダヤ教の女性預言者の名前、この予言の一部がギリシア神話と混合、
ルネサンス時代の詩人たちの創作によるパラフレーズがテキスト。
このテキストもあっていずれの曲も活き活きとしたヴォーカルが際立って絡み、
独特の雰囲気がありますね。 どれ・どこをとっても同じに聴こえる・・・
曲や詩を理解していないので、そんな風でもあるのですが、決して眠くない。
清澄な朝にはうってつけのレコードでした。
ちなみにこのレコード、2012年夏、高知で捕獲したものです。
この頃のハードオフにはグレゴリオ聖歌を初めとして100枚位置いてあって
高知にいらした好事家・収集家の方の渾身のコレクションだったのでしょう。
毎回えりすぐって救出したものでした(大人買いするほどの財力も体力無し)。