工事の検査、備品類の設置立会いなど、新事務所は歩いて10分程ですけど、
行ったり来たりでけっこう疲れますし、オフィスに戻ってきても、
導入されて始めて足りないことに気付いた備品の追加発注など問合せ対応、
落ち着いて考えられず、何より自分の引越し荷物が整理できてませんしね。
いつもと同じく8時過ぎに会社に到着(始業30分前より)種々こなしたので、
昼過ぎには会社辞去し、買物などして14時には家に戻ってきました。
これから自分の時間、休みを堪能しましょ、とレコードをチョイスしますが、
難解なのは疲れ気味の身体が受け付けないので、簡単なのがいいな、とコレ

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メンデルスゾーン/交響曲第4番イ長調「イタリア」
メンデルスゾーン/「真夏の夜の夢」より
「序曲」「スケルツォ」「夜想曲」「結婚行進曲」
ピエール・デルヴォー指揮 ハンブルグ国立フィルハーモニー管弦楽団
1969年発売、コロムビア・ダイヤモンド1000シリーズです。
当時LPレコードが定価2000円の頃、定価1000円のいわゆる1000円盤として、
1973年のオイルショックまで沢山のシリーズが出ました(詳細は → ココ)。
これを懐かしく感じる方は当方と同年代ですね。
さてこのレコード、久しぶりに取り出してかけたものの、録音レベルが低い。
ヴォリームを上げたけど、なんとも脂っけのない演奏やな・・と思いましたが、
遅いテンポ設定として、淡々と歌わせるイタリア交響曲の演奏は、
ちょっと無いタイプで、これはなかなか面白いですね。
第2楽章ではクラリネットが浮き上がるように聴こえてきましたし、
終楽章も直球勝負、ストレートに力を入れ、これみよがしな感は微塵もなく、
サクっと進めて終った、そんな感じなのもまた好感が持てました。
ハンブルグ国立フィルハーモニー管弦楽団は、
ハンブルグ国立歌劇場管弦楽団の団員で結成された団体であるらしく、
ウィーン国立歌劇場管弦楽団とウィーンフィルと同じ関係性であるようですが
ウィーンフィルのように巧い団体かというと・・・ そうではありませんけど、
素朴なドイツの田舎オーケストラらしい感じがし、嫌いではありません。
その素朴な味わいは「真夏の夜の夢」の音楽でたっぷりと味わえましたね。
なかなか面白いレコードを再発見しました。