先週、先々週の土曜日には休日出勤をしたので久しぶりの土曜休日
夕方より天気は下り坂とのことで、せっせと洗濯をしながら一息ついてます。
この時期、そろそろウグイスの鳴き声が聴こえてもいいのですが、
ご近所団地の建替え工事の音ばかり聴こえていますのです
春らしくヴィヴァルディの四季をチョイスしました。
P4196727 posted by (C)fronte360
ヴォヴァルディ/合奏協奏曲集「四季」 〜 和声と創意の試み op8,1-4 〜
フランツヨーゼフ・マイヤー(vn)
コレギウム・アウレウム合奏団
あまたある「四季」のレコードより、懐かしのコレギウム・アウレウム合奏団、
1977年2月録音、古楽器ブームの立役者として若かりし頃に心躍らされました。
しかしこの「四季」の演奏って当時ほとんど採り上げられることがなかった・・・
そんな印象があって、後年になってこのレコードを見つけたときに、
こんなレコードがあったんや、と驚いた記憶があります。
そしてその演奏ですが、春よりなかなか個性的なので驚かされます。
かなり遅いテンポ設定、ロマン派よろしくフレーズの最後に力を込めて、
かつ装飾音で彩られたソロ・ヴァイオリンが耳に残ります。
古楽器演奏ってスッキリとしたスピード感ある演奏、そんな風潮があって、
アーノンクールやボウグウッドがそんな感じだと思いますけれど、
そのイメージとは真逆・・・
「冬」のソロも装飾音たっぷりに歌っていて、
演歌というか、コロッケの歌まねのようなデフォルメみたく感じられます
(かなり大げさかもしれませんけれど)。
こんな装飾音のある演奏はマリナー/アカデミー室内管のでも聴くことができ、
娯楽音楽としての演奏としてはある意味正しいアプローチかもしれませんね。
色々な仕掛けがあって面白い演奏なのですけれど、
何よりこれらが美しい音楽の演奏となっているのがお気に入りの理由です。
2014年04月19日
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