アメダスによると、奈良地方気象台では 7:10現在 0.1℃ であります。
奈良は何度も言うように近畿のチベットみたく、夏は暑く、冬は寒い・・・
このステレオ・サードシステムのある部屋には暖房器具は足温器しかなく、
室温は5℃となっていますが、ONKYO Liverpoll R200 は22日の開腹手術以降、
実に快調に動作してくれていて、嬉しい限りです。
休日朝に恒例となってしまった感のある宗教曲の鑑賞もサードシステムにて、
先日の高知旅行で捕獲したレコードをかけています。

PB305687 posted by (C)fronte360
シャンパルティエ/真夜中のミサ
マルタ・アンジェリシ(S)、エディット・セリ(S)
アンドレ・ムーラン(カウンターT)、ジャン=ジャック・ルージュ(T)
ジョルジュ・アプドアン(B)、フランス音楽青少年合唱団
ルイ・マルティーニ指揮パイヤール室内管弦楽団
降誕祭前夜のミサ曲とも呼ばれるそうで、降誕祭前夜=クリスマス・イヴ、
クリスマスの歌・ノエルに基づいて曲が構成されています。
そのノエルも当時のフランスでは誰しも知っているポピュラーなものばかり、
しかも対位法的な処理をされずにそっくりそのまま利用するなどされて、
とても解りやすく聴きやすいのが特長ではないでしょうか。
たとえば第1曲目キリエの冒頭「キリエ・エレイソン(Kyrie eleson)」には
Joseph est bien marie(ヨセフはまことよきひとをめとい)
続く「クリステ・エレイソン(Christe eleson)」には
Or nous bites Marie(時にはマリアはわれらに語っていわく)で、最後に
Une jeune pucelle(若き乙女は)という3曲のノエルが使われているそうで、
この間にオルガンの間奏も入って、親しみやすく牧歌的でもありかつ神秘的。
3曲目のクレードを頂点としたシンメトリカルな構成をとっていて
形式感もしっかりとしていて、単なる流用品で寄せ集めた感はなくて、
ポリフォニックな面もあって聴き応えもあるミサ曲でした。
これはいい買物をしました。