小雨降るなか奈良国立博物館の正倉院展に行ってきました。
閉館1時間半前に入るオータムレイトを利用、
入館料1,000円が700円になって、記念品が付く特典付き、
今年は第6回(昭和27年)開催のポスターをあしらった入館記念しおりでした。

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今年は第65回とのこと、蓮華(れんげ)をかたどった香具の台の
「漆金薄絵盤(うるしきんぱくえのばん)」など66件の宝物を出陳されており、
「聖武天皇のご遺愛の品々」「天平の音楽と遊び」「法会の道具」
「献納に関する品々」「佩飾品(はいしょくひん)と刀子」
「年中行事(卯の日の儀式道具)」「正倉院の文書」「宝物の保存と整理」
「聖語蔵(しょうごぞう)の経典」
以上の9つのコーナーに分けて展示されていました。
いつもは簡単にスルーしてしまう文書や経典類もよく見ると、
写経所で行った写経の数によってお金を払う記録やら、
末尾に天平十二年五月一日と書かれている経典もあったりして、
また、南北朝の時代に廃れてしまった年中行事・卯の日の儀式道具なども
興味津々・・・
でも全般的には例年に比べてちょっと小ぶりな印象も持ちましたが、
それぞれにやはり興味深く、あっという間に時間が過ぎてしまい、
閉館時間となりました。
今回は雨だったので、うろうろする気になれず、
東大寺ミュージアムやら、春秋にしか公開していない興福寺北円堂など、
いずれかの機会にと、正倉院展のみの鑑賞とし、写真撮影もなしです。
なお会期は11月11日まで
東大寺ミュージアムや興福寺北円堂などの鑑賞も併せてお薦めします。