奈良でも気温が31度になった11日、映画「風立ちぬ」を観に行ったこともあり、
13日、八尾での演奏会の後に玉造の実家に行ったついでに持ち帰りました。
堀辰雄の文庫本6冊
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「燃ゆる頬・聖家族」「風立ちぬ・美しい村」「かげろふの日記・曠野」
「菜穂子・楡の家」「大和路・信濃路」「堀辰雄 妻への手紙」
今では廃刊で入手できないものが半分あるようですね。
「幼年時代・晩夏」が欠けているのは、今となっては惜しい気がします。
なんで買わなかったのか・・・
同じような物語なんで、どれも同じやな、って思った記憶があります。
読書の秋、検定試験も終って電車での中の受験勉強から解放されたので、
また読み返してみたいと思って持ち帰りました。
これらは昭和50〜51年に刷られた本で、高校生の時に読んでいたものです。
本の定価は140〜160円となっています。 今の1/3位の価格ですね。
本の内容と価格は別物ですけれど。
ちょっと話は変わりますが、
映画「風立ちぬ」の堀越二郎のキャラは堀辰雄がモデルでしょうね。
いかにも文学青年みたいな黒縁の丸眼鏡、堀辰雄の特徴ですから・・・
なお堀越二郎が設計主任となって開発した「零式戦闘機」
吉村昭さんの著作を現在読んでいます。
この本はもう何度目かな〜、5回以上のような気がします。
北海道室蘭のユースホステルにあったこの本で、吉村昭さんを知りました。
もう35年でしょうか、吉村さんの文章はちっとも色褪せません。
読書の秋、進行中です。
2013年10月17日
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小生は、ちょうどこの時期、昭和48年から昭和50年のものを持っています。
もちろん、「幼年時代・晩夏」も持っています。120円でした。
久しぶりに手に持ってみると、何とも小さな文字が並んでいて、今の老眼が進んだ目には大変きついものだとわかりました。
この文庫は、内容もそれぞれいいのですが、解説をすべて丸岡明が書いていて、これがまた素晴らしい。
この解説で一層、これらの文庫の価値が上がったと思っています。
以上、感激の気持ちで、今、文庫を手に取っています。
「幼年時代・晩夏」までお持ちとは・・・これまた素晴しい。
今この時代にこのような物語が通じるのか、難しい時代になっていると思いますけれど、老眼メガネをかけて今一度読み返してみたく思っています。
先日亡くなった漫画家のやなせたかしさんが、この時代に必要なのは抒情だと言われていたとのこと、そんなことも感じながら今年の読書の秋を過ごしたいと思ってもいます。
事務所移転が来年GWに決まって、その事務局として課題に直面する日々となりましたので、余計にそう思うのかもしれませんね。