深夜に降った雨に起こされて、前夜に干した洗濯物を慌てて取り入れたりと、
自宅でもゆっくりと休ませてくれませんが、ようやくの週末。
夜中に起こされたにもかかわらず、早朝覚醒で今朝も5時起きです。
ステレオ・メインシステムのある部屋に移って今朝もアカペラ宗教曲。
これは高知旅行にて捕獲した高知の方の渾身のコレクションです。
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ビクトリア/レスポンソリウム(応唱)集
スクオラ・ディ・キエザ合唱団
指揮:ジョン・ホーバン
16世紀スペインの作曲家トマス・ルイス・デ・ビクトリア。
ローマに出てパレストリーナに教えを受けたと想定されていて、
またパレストリーナの後任となって宗教学校の要職についたようですが、
ある時期より一切の職を辞して教会の一司祭となったのは、
世俗を断って宗教に生きるためであったようです。
世俗曲が1曲も残されておらず、宗教曲だけを作曲していますが、
そのいずれも敬虔な祈りの音楽で、このレスポンソリウムも同じ。
レスポンソリウムとは、respondeo「答える」という語源からも判るように、
教会のお務めなどで先唱者が聖書などを先に朗読したあと、
信徒がその内容に対して感謝と感動をこめてこれに応える意味を持っていて、
ルネサンス期にはこれがポリフォニーの合唱に転じていったようです。
このレコードでは復活祭の前3日間、聖木曜日から聖土曜日における聖務、
一夜に6曲歌い×3日間、全18曲が収録されています。
4声の合唱曲、途中2声または3声、また4声に戻る形式で繰り返されますが、
いずれも敬虔で、ほの暗く切々と歌われ、静かながらも劇的な祈りの音楽。
朝から一所懸命に鳴いているセミの合唱とともに聴いています。
2013年07月27日
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