昨夜の雨で気温が下がってクーラーの要らない2日目の夜、
しかも朝方には雨も降ったので、またもや早朝散歩には出ずじまい・・・
演奏会感想文の執筆やら、ちょっとした会社の仕事、家事などをこなしてから、
昼過ぎから、焼酎のロックを珍しくいただきながら(だって夏ですものね)
あれこれとレコード棚を漁ってレコード鑑賞してましたが、これが良かった。
P7154834 posted by (C)fronte360
R.シュトラウス/交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」
ヘルベルト・フォン・カラヤン指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
1973年、キングレコードから発売された「カラヤン・ベスト 1,000」
白いジャケットの中央にカラヤンの写真があしらわれたジャケットですが、
帯が無いと裏返えさないと何の曲のものなのかよく分からないのですね。
帝王カラヤンの1,000円盤ですが、当然のことながら古いデッカ録音。
グラモフォンやEMIから新盤が続々とリリースされていた時代にあっては、
古い録音の使い回しを安く提供、といった感じでした。
もっとも当時はアンチ・カラヤンで、これすらも見向きもしませんでしたが、
今この年齢になって聴くと、グラマラスな響きのウィーンフィルを駆使し、
興に乗ってドライブするような感じさえするデッカ録音は魅力的です。
低音金管楽器が生々しく唸ったり、ボスコフスキーの甘美なソロも素適。
洗練されすぎる感のあるベルリン・フィル盤も見事なのですけれど、
わくわく感のするウィーン・フィル盤は聴いていて楽しい。
録音は細部がやや不鮮明ですけれど、ボリューミーな響き、
これはCDではなかなか出せないと思いますね。
2013年07月15日
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